学びの泉 ~五目スパゲティ定食~

学びの泉 ~五目スパゲティ定食~

第100号



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☆トップクラスに入る勉強法! 第100号☆

 ~もう勉強のやり方がわからないとは言わせません!~
 ~4人の学習のプロが、結果を出せる勉強法を教えます~

発 行:考える学習をすすめる会 http://kangaeru.org

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§このメルマガの趣旨

成績は「勉強時間」と「勉強のやり方(頭の使い方)」で決まりま
す。もし、大きく学力を高め、成績を向上したいなら、勉強のやり
方を、覚える学習から「考える学習」に変えなくてはなりません。

このメルマガをしっかり活用すれば、トップクラスの成績を手に入
れることができます。執筆者は全員が10年以上のベテラン塾長です。
熱意ある皆さんのために、このメルマガをお届けします。
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      あ~あっ、ついに来てしまいました。

             何が? 

   このメルマガでウロコ先生が担当する記事を書くことが
   これで最後になるっこと。

  先週号ではKAZU先生にすごいことを書かれちゃったし・・・


          何で〆ようか・・・?

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        やっぱ、おとなしく(?)いこう!

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      めちゃくちゃ勉強した時期 PART 2

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★ 高校時代 ★

〔高1の夏休み〕

高1の夏休みに、それこそ死ぬ思いで一日十何時間勉強したことが
あるということは、このメルマガのどこかで書いたよね。


それに近いくらい勉強したことが、じつは高校時代にもう一度ある
んだ。


〔高3になる春休み〕

高2から高3になる時の春休みさ。

このときもちょっとわけありだった。

高2まで、ウロコ先生は国語と理系科目は圧倒的に強かったが、文
系科目はかなり弱かった。

ところが何をトチ狂ったか、考え無しのアホな動機から、文転(志望
を理系から文系に変えること)してしまったんだ。


馬鹿でしょう? 

得意を棄てて苦手に移るんだよ。文系科目だけなら、学年平均か、
中には学年平均の半分くらいの科目もあった。

それに、その時の自分は、理系科目は勉強してて楽しいけど、文系
科目を勉強してても楽しくないんだよね。楽しさを棄てて、楽しく
ない方を大学の学部として選んだんだ。


春休み。1年の夏休みと同じくらい勉強したよ。でもこちらの方が
苦しかった。1年の夏休みは、数学も含め、どの科目もわからない
状態からで苦しかったけど、理系科目はわかりだしてからは楽しか
ったからね。

でも今度はわかりだしても楽しくないんだ。文系科目、いやだなと
思いつつの勉強だった。

楽しくないことを1日やはり十何時間・・・ つ・・ら・・い・・


で・・・・・やりとげたよ。

このときは結果が出せてほんとうにうれしかった。


ある科目を「苦手だ!」と言っている諸君、君たちはその苦手教科
を、たとえイヤイヤながらも連日十何時間やってからそう言ってい
るかい?


そこまでやっている人間が『得意・不得意』を口にするなら、それ
はウロコ先生も認めるよ。いや、聞いてあげるよ。

でもね、苦手だと言う人ほど、じつはその教科を真剣に勉強してな
いんだな(-_-)


あの時の苦しさは並大抵ではなかった。


入試までそれが一年続いた。楽しくない、ただ自分が行きたい大学
の学部に入るためだけの勉強が。

今から考えたら、こんな馬鹿はいない。

まさに“根性”だったね。


★ もっと勉強した時期 ★

今初めて明かすけどね。上の2つの時期よりももっと勉強した時期
がじつはあるんだよ。


ウロコ先生はもう塾歴30年だけど、この仕事、就きたくて就いた
んじゃない。

大学の或る学部に行ったのは、じつは就きたい職業があったからだ。

しかし、能力不足(努力不足かな)でそれには就けなかった。結局あ
きらめた。それが27歳の時。

そして選んだのが今の仕事。

高校を卒業してから10年近く経っている。中学・高校で勉強した
ことなんてほとんど忘れているさ。中学の勉強くらいなら、ちょっ
と予習すればなんとかなったけどね。

でも高校生を教えるとなるとそうはいかない。使っていなかったか
ら、かなり忘れている。できれば複数教科を教えられる方がいい。


それにね、「自分が解ける」ということと、「生徒に説明できる」
ということは500%違うことなんだ。

自分が解けなければ話にならない。でもその解き方で生徒が納得す
るかは完全に別物。解けて答えが出せても、相手がその考え方に納
得できなければこれも話にならん。

相手が納得できないのは、相手が悪いんじゃない。

プロとしてお金をいただいて教える以上、その子に合う別の解き方
を用意する必要がある。

それから、どこまで教えて、どこはヒントにとどめておくか、そう
いう配慮も相手に応じて必要だ。

複数の解き方、教え方の段取り、そういういろいろな事柄が用意で
きた段階で初めて「教える側の予習」は終わるんだ。


初めの頃、医学部志望の子を個人指導で受け持ったときなどは本当
につらかったよ。自分が高校生の現役であったときならたぶんスラ
スラ解いていたような問題でも、離れていたからまず解けない。

解けたとしても、それは自分が解けただけであって、それをそのま
ま再現したってその子にすんなりわかってもらえるとは限らないだ
ろう?


高校時代なら、解ければ終わりだ。それが「テストを受ける立場で
の勉強」だ。でも、それだけでは“教えるプロ”ではない。

参考書などにはたいてい1つの解き方しか載っていないで、時たま
【別解】として1つか2つの別の解き方が紹介されている程度だ。

ウロコ先生は1回の授業で、10問は説明しなきゃならん。つらか
ったね。1回のその子の授業のために、予習で3日連続ほぼ徹夜な
んてことがあった。

そのとき思ったのは、「高校時代の2回のハチャメチャ勉強なんて、
これに較べりゃなんて楽なことだったんだろう!」。

こんなことが数年間続いた。そしてほとんどのことは即座に対応で
きる今の自分になったんだ。

そんな経験が、今の会の勉強応援掲示板のレスを書くときに、もの
すごく役立っている。

ほとんどの場合、質問の文章を見ただけで、その子の実力と、何が
原因でわからないのかがほぼカンでわかる。そしてそれに従って、
たいてい即座にレスが書ける。

ただ『かな入力』なので、入力が遅くて苦労しているが(-_-)

時にはそのカンが外れるけど、たいていはピシャッと決まっている
はずだ。

プロを名乗る人でも、ここら辺をわかっていない人がいることは悲
しい。


★ 〆 ★

最後だからって、ちょっと長くなりすぎたね。


頑張っているみんな! 

勉強するなら、「自分がプロであるとして・・・」と仮定して勉強
してごらん。

解けて、わかって、終わりじゃないんだ。例えばそれを「友人に説
明しなけりゃならん立場にいる」と仮定するんだ。生半可にわかっ
ているときは、説明練習の途中で必ず「うっうっうっ・・・」と詰
まるよ。

心の中での説明が最後まで行けたら・・・初めて『一応理解できた』
と判断していい。君たちは教えるプロではない。だからこの段階で、
次の問題に移っていいだろう。

つまり『受験者としてのプロ意識』を持って欲しい。

考える学習というのは、努力しなくて勉強ができるという甘いもの
ではないんだ。

しかし、こうした努力を積み重ねた諸君には、「ラクに感じる、要
領のよい勉強」ということがどういうことなのか、やがて自然に肌
で感じられる時が訪れる。


  人間はね、今の自分にあぐらをかいていたら進歩がないの。
       (自分への言い聞かせを含めて)

     必要な時には、とことんやってみようね。



           (執筆:学陽舎 城内貴夫…長野市)

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