学びの泉 ~五目スパゲティ定食~

学びの泉 ~五目スパゲティ定食~

第83号



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

☆トップクラスに入る勉強法! 第83号☆

 ~もう勉強のやり方がわからないとは言わせません!~
 ~4人の学習のプロが、結果を出せる勉強法を教えます~

発 行:考える学習をすすめる会  http://kangaeru.org

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


§このメルマガの趣旨

成績は「勉強時間」と「勉強のやり方(頭の使い方)」で決まりま
す。もし、大きく学力を高め、成績を向上したいなら、勉強のやり
方を、覚える学習から「考える学習」に変えなくてはなりません。

このメルマガをしっかり活用すれば、トップクラスの成績を手に入
れることができます。執筆者は全員が10年以上のベテラン塾長です。
熱意ある皆さんのために、このメルマガをお届けします。
______________________________


皆さんお元気ですか? 前号でマザー先生に花粉症の心配をしてい
ただいたKAZUです。

なぜか,今年は「発作」が出ません。くしゃみ・鼻水・鼻づまりの
「3点セット」に悩まされ続けてきたのに,何だか拍子抜けという
か寂しいというか…。

ちなみに,私は「ルルの点鼻薬」を「愛用」しています。

しょーもない話はこれくらいにして,本題に。

今回のテーマは

_______________________________

       定着度=記憶力×集中力+反復
______________________________


タイトルの「公式」は,私の指導経験から編み出した(?)ものだ。
ここでいう「定着度」とは,「知識や理論をノーミソの中にしっか
りと『定着』させる度合い」のこと。「丸暗記」とは全く異なるも
のであることを明記しておく。


★ 前段 ★

科目を問わず,「学習」とは「未知の事柄」に関する知識や理論の
消化・吸収の積み重ねである。これが順調にいけばいくほど「トッ
プクラス」に近づくし,逆にどこかに「穴」が生じると,最悪の場
合,そこから先がボロボロなんてこともあり得る。

いささか乱暴な言い方だが,学校でも塾でも(個人指導を除く),
全員がほぼ「同じ条件」で授業を受けている。にもかかわらず,理
解度・定着度には,厳然(げんぜん)たる「個人差」が生じる。ち
ょうど,100m走のタイムが一人一人違うように。

もちろん,様々な要因が考えられるが,今回は「定着度」という点
から考察してみよう。



★ 中段1 ★

拙著「上級英語ゼミ」に集約された理論は,その殆どが私の塾にお
ける授業の再現である。塾生に伝えてきた独自理論をテキスト化し
たものもあれば,テキスト執筆のために新しい理論を構築し,塾で
の授業にフィードバックさせたものもある。

例えば,現在完了において,have(has)を「持っている」とし,
過去分詞を「過去のある時点で起こった事実」とするのがKAZU流。
こうすることで意味・用法の区別を取り払い,無用の細分化と丸暗
記を排除する。

さすがに,このような考え方を生徒たちに自ら導かせることは不可
能に近い。塾での指導において,説明やテキストを通して,子ども
たちに「現在完了の極意」を伝授している。

ところがだ。

ア.1回こっきりの解説を聞いただけで,ほとんどをその場で消
  化・吸収してしまうコ

イ.日が経つにつれ,半分程度の理解度に後退しているコ

ウ.1週間たつときれいさっぱり忘れているコ

塾生1人1人,「定着度」に差がついてしまう。なぜなんだ?



★ 中段2 ★

ジツは,上の「ア」のケースは「達人」の部類に属する。個人的に,
人間のノーミソは1回見聞きしただけですべてを収納できるほど高
性能にできているとは思えない。私など「モノ覚えの悪さ」には自
信があるから,なおさらそう思うのかもしれない。

瞬間的であれ持続的であれ,「記憶力」には個人差が大きい。アを
「達人」と称したのはこのような理由からだ。

随分前の話だが,驚異的な記憶力の持ち主に遭遇(そうぐう)した
ことがある。塾生のY君。英語の授業で,他の生徒に既習事項を聞
いても答えられなかったとき,

「これって,Lesson ○の△ページ目をやったとき,KAZU先生が×
×だと説明したじゃん」

毎回,ボソッとこうつぶやくのだ。何という記憶力!! そのとき
の他の生徒のリアクションや私のバカ話まで再現してしまう。本人
さえ,覚えていないのに…。
Y君がトップ高に合格したのは言うまでもない。


ただし,記憶力には,必ず「集中力を掛けねば」ならぬ。どんなに
すぐれた記憶力の持ち主でも,説明や発言をうわの空で聞いていた
り,「読むこと」に集中していなかったりしたら,元も子もない。

記憶力は「生まれつき」のものかもしれぬ。だが,集中力は「個人
が意思を持って発揮する」力だ。

これも余談。ふだんは記憶力に自信のない私だが,生まれて初めて,
デートしたときのこと。その晩,全く眠ることができなかった。布
団の中で目を閉じると,会った直後からの「すべての会話と場面」
が,頭の中で勝手に「再現」されてしまったからだ。
お互いの「セリフ」が一言一句違わずにリピートされるのだからた
まらない。「いかん,寝なければ」と思っても,ノーミソが勝手に
「再現フィルム」をまわしてしまう。朝になっても終わらなかった。

今となっては懐かしい思い出だが,私は,彼女とのデートに,乾坤
一擲(けんこんいってき)の「集中力」を発揮していたのだろう。
無意識のうちに…。



★ 後段 ★

要するに,記憶力の不足は,その場における集中力で補えるという
ことだ。が,記憶力もイマイチ・集中力もイマイチという人はどー
すればいいか?


いいか,ここがポイントだぞ!!!!


イマイチのまま放っておくから,いつまでたっても「トップクラ
ス」に入れないんだ!!!

持って生まれた「素質」の差は,「反復」でカバーせよ!!

○ ノートに板書や説明のポイントをちゃんと書き写し,後で何回
  も読み直せ!!

○ 忘れてしまったら,素直に誰か知っている人に聞け!!

○ 数日後,意識的に思い出してみよ! それでもダメなら,また
  「反復」だ!!
  (ただし,「反復」が「機械的な作業」になってはイケナイ)


タイトルの公式をよく見てくれ。

「記憶力×集中力」と「反復」とは「和」の形で表されている。前
の項の値が小さくても,後の項を大きくすれば,「驚異的記憶力・
集中力人間」と互角以上の勝負ができるのだ!!!

ある意味において,「学力」の差は「後の項に注ぐエネルギーの
差」となって表れているとも言える。


努力もしないで「できない・わからない」と決め付ける前に…。


◎◎ 定着度=記憶力×集中力+反復 ◎◎ を肝に銘ずるべし!



       (執筆:柳原英数教室 石田和彦…長野市)

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: