自然の狩人

自然の狩人

『真理子』(15)



手を包むように、繋がれた手から 男子いいや男の

体温と感触が真理子の心と身体に流れ込んで来ていた

希望のように 思い描いた。今確かな現実になつている

放したくない づーつと、このままの状態が続いて欲しいと

繋いだまま、の時が続いてくれますように、

下駄箱であつた、あの瞬間から 思いが生まれて

思い続けて 夢に現れたようなあの光景が現実として

再現された。

学校と家と両親と友達 それ以外空白の時間になると

思い浮かべた 憧れに近い好きな人

今繋がれた手の彼。 今、手を繋げるまでの努力は

この現実で報われていた。

昼休みの雑談の中で おしゃべりな子に、それとなく

気になる渡辺君の事を話したり

渡辺君の友達から 住所や通学方法を聞いたり

自転車で通学できない雨の日は 下校の電車の乗車を共にした。そう、姿を見るだけで心に弾みがついて

それだけでも、「うれしい」。。

真理子が降りる一つ手前の駅で降りることも

雨は嫌いだつた。でも、雨の日は朝からドキドキした

先に乗って、次の駅で乗り込んで来る姿を見れるから

姿を発見した雨降る日は 真理子の「ラッキーディ」

おしゃべりなクラスの子に話した効果は 数日後に効果

が出た その朗報は渡辺君の友達から伝えられた

そう、『好みのタイプの子、場所と時間を指定してくれたら

二人で逢っても、いいよ」と告げられたから

そして、小さなメモを渡された。 ビッチの(携帯)の番号が

書かれていた

真理子は 友達の前では平静を装った でも

それは 幼稚園で人気の子に『真理子ちやん、好き」と言つて」
ホツペにキスをされた 感激など比べ物にならない

喜びが全身を包んでいた。


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