自然の狩人

自然の狩人

カルマ、の涙



湖は涙 満面に水をたたえて 人が生き

  人が死に 沢山の惜別の涙

   生命の頂点に立ち 多くの

    小動物の命を絶ち、食す

 森羅万象を探求 求め 解明しようと

  知識を得 知恵も働かせた

   得るものは多く 失う物も多く

  好きを知り、愛を知り 喜びを手にして

   愛の終焉も感じつつ 尽きる事無く

    時が流れ 時を迎えて

     流した涙は 地に滲み

      地下を流れ 湖に

       生まれたよう

 誰からか支配を、受けたのであろうか

   システムの欠陥を嘆き

    父を恨み 母を恨むので

     あろうか

  漠然と 怒りが 溜まり

   溶岩のように 燃えくすぶる

   ストレスと「きれる」が

    充満して

 人類の流した、湖の涙を持つて

   燃えくすぶる魂を冷やそう

全てを手にする、頂点に立つ人間に

   罪と罰のように科せられた

  カルマ そう 悩み 苦しむ事

    流す涙は 湖のように

     多いのでしよう



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