タイガースと競馬、ＷＷＥが好き

ﾃｲｴﾑｵﾍﾟﾗｵｰ

生涯成績２６戦１４勝・２着６回・３着３回・着外３回、５着以下なし
ＧⅠ勝：皐月賞、天皇賞　春２回・秋、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念

（私が思う）史上最強馬、生涯獲得賞金　世界一、天皇賞３連覇を含むＧⅠ７勝
は皇帝シンボリルドルフと並ぶ歴代１位。
2000年、ＧⅠ５連勝を含む８戦８勝、まさに世紀末覇王の名にふさわしかった。

私を競馬好きにさせたのはこの馬だった。
忘れもしない1999年の皐月賞、それまで競馬なんてほとんど見なかった私だが
土砂降りの雨の中、ゴール前、すごい脚で飛び込んで来たオペラオー。
後で何度もこのレースのビデオを見たが見れば見るほど絶望的な位置から
１頭次元の違う脚で飛んで来ていた。当時の人気はアドマイヤベガや
ナリタトップロードであり皐月賞を勝つまではまだ伏兵扱いだったと思う。
（私はその時まだ血統やジョッキーの人気など知らなかったので）ベガや
トップロードより人気ないのは何故かなとも思っていた。そして３強ムード
で向かえたダービーでは惜しくもアドマイヤベガの３着、菊は絶対と見ていたが
アドマイヤを意識しすぎて仕掛け遅れの２着、ゴール前の脚色は全然違っただけに
本当に悔しかった。必勝を期しての予定外のステイヤーＳもまさかの２着、
そして総決算の有馬記念に出走したのであるが結果は１年先輩の最強世代と
言われたグラスワンダー、スペシャルウィークと互角の勝負をして３着に
なった。この時、私は来年はこの馬の年になると確信した。
2000年は無敵の８連勝、最後の有馬記念は感動もの、競馬で泣いたことは
初めてだった。そして明けて５歳、もはや国内に敵なしとなったところに
海外遠征待望論が湧いてきた。私はオペラオーが出ない競馬はつまらないと
思う反面、今まで歴代の馬ができなかった凱旋門賞制覇をやってくれるのは
この馬しかいない、父オペラハウスを知る世界の競馬ファンにオペラハウス
の最高傑作の走りを見てもらいたいとも思っていた。残念ながら遠征は実現
しなく日本の競馬に専念したのだったがその年は天皇賞・春　１冠だけに
終わってしまった。宝塚・天皇賞　秋・ジャパンカップ、いずれも２着、
そして最後の有馬記念。なんとかルドルフの記録を抜いて欲しい
その思いだけだったが競馬の神様はルドルフ超えを許してくれなかった。
しかし2000年の京都記念から2001年有馬記念までの15戦、全てが１番人気
に支持されそれにふさわしい結果と走りを見せてくれたオペラオー。
有馬記念が終わったあとしばし呆然としていた記憶がある。
サンデーサイレンス産駒全盛の中、突如として現れた異端のヒーロー。
だからこんなにも好きになったのかもしれない。
2004年、いよいよ来年からオペラオーの仔がデビューする。
偉大な父を超えるのは本当に難しいがオペラオーの最大の長所であった
頑強さを受け継ぐ仔がたくさん出てきてもらいたい。無事是名馬そして
種牡馬テイエムオペラオーが成功することを心から願う。

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