スターダスト

第14話 アヌビス再び!!

『闇に飲み込まれた少年と闇を飲み込んだ少年。

光を手に入れた少年と光を失った少年。

闇の力を持ちし少年と光の力を持ちし少年。

世界は常に対極なものによって支えられている・・・』

朝日の光に照らされ、多くの兵士の亡骸があった。

セイン「訛君、オーフェン、ゲイル・カズヤ。三人とも修行が完了したようですね。」

カズヤ「あぁ。」

セイン「では、私たちはこれからマルコスを倒すためにXイレイザーズ全員と戦うことになるでしょう。それにはあなたたちの力が必要です。」

訛「・・・・」

オーフェン「セイン様、初めはどうすれば?」

セイン「そのことなのですが・・・。」

セインは後ろを向いた、そしてその先にはKがいた。

セイン「彼に提案があるそうです。」

Kが話し始めた。

K「君ら三人には協力してもらいたいことがあんねん。」

Kが今までにない真剣な顔をしていた。

K「ダゴンゆうXイレイザーズがおったんやけど、それが持ってた剣にイレイズの文字があったや。」

カズヤが言葉をさえぎり、「イレイズ?」と言った。

K「イレイズ、それは過去のXイレイザーズの武器を大幅にパワーアップさせた伝説を持つ、刺青や。」

カズヤ「なぜそんなものが、今のXイレイザーズの武器に?」

K「それを調べるために、今ここから一番近くにある館に一緒に来て欲しいんや。」

訛「わかった、一緒に・・・・」

オーフェン「待ってくれ。」

オーフェンが訛の言葉をさえぎった。

訛「オーフェン?」

オーフェン「あそこの館の主はアヌビスのはずだ!そう簡単に手を出すことなんて出来ないぞ!」

サイレント「心配ない。」

サイレントが話しに参加した。

サイレント「カズヤは次こそ、アヌビスに勝てる。そして俺も同行するのだから大丈夫だ。」

オーフェンは渋々なっとくした。

アヌビス館前に到着した。

????「やはりきたか、ノアと二人の戦士よ。」

カズヤ「お前は何者だ?」

????「私はシュライ。アヌビス様からの伝言がある。」

シュライ「『君たちがあれから成長していないのならば君たちはシュライにすら勝つことはできない。』との伝言だ。」

カズヤ「なぁ?今この場をアヌビスは見ているのか?」

シュライ「えぇ、もちろん。」

カズヤ「なら、口で言うより今ここでおれの力たったいまここで見せてやるぜ!」

カズヤはダウンアームを抜いた。

シュライ「私に勝つつもりか!面白い!受けて経とう!!」

シュライは短剣を抜いた。

シュライ「霧氷殺人術!旋蛇氷嵐!!」

シュライの短剣が1000本になった。

カズヤ「!剣が増えた・・・。」

シュライ「霧氷殺人術は空気中に存在する水分を冷やすことによって氷を生み出し、私の持っているこの剣『シュナイダー』でその氷の形を剣に変える技さ。」

カズヤ「説明はいいさ。お前のその能力はその剣を持っていなければならないのだろう?だったらお前のその戦闘術は一瞬で俺に潰されるさ。」

シュライ「やってみな!飛べ”旋蛇氷嵐!!」

カズヤはシュライの後ろに回っていた。

シュライ「(早い!!)」

カズヤに瞬時に築いたシュライはすぐにその場から離れたが、カズヤの刀がわずかに体を切り裂いた。

シュライ「ふ、お前のスピードより私のスピードが上回ったようだな。」

カズヤ「・・・この刀、ダウンアームの能力は切った対象の両腕を使用不可能にする能力があるノアの刀だ。」

シュライ「ふふ、だが残念ながらキミの攻撃は私にはかすっただけ。これでは切ったとはいえまい。」

カズヤは微笑んだ。

カズヤ「確かにな、だがもう少しすればお前にも効力が現れるはずだ。」

シュライ「ふふふ、しかし私にその効力が現れる前にお前が死ぬ・・・霧氷殺人術神技!『無限螺旋氷』!!」

カズヤの周りを無数の氷の剣が囲んだ。

シュライ「死ぬがいい!!」

シュライが短剣を掲げた。

カズヤ「まさか、こんなところで使うことになるとはな・・・・、よく見ておけ、アヌビス、お前を倒す剣(つるぎ)を!!」

カズヤは左の腰にある二本目の機械的な剣を取り出し、ダウンアームを右腰にしまった。

カズヤ「『ギア・ブレード』スタイル1!!」

カズヤの剣『ギア・ブレード』が形を変えていった。

カズヤ「ギアスタイル1『双牙冷氷』!!」

剣は刀に変化し、刃が途中から枝別れした二本の刃になっており、片方は普通の刃だが、もう片方は蒸気のように冷気を放っている氷の刃だった。

シュライ「ナニをやっても無駄だ!!」

カズヤの刀が回りに氷の刃を吸収していった。

シュライ「ナニ!!」

カズヤ「この刀は空気中に含まれる水分を吸収して、力を増す。たとえ氷であっても例外ではない。」

シュライ「くそ!!・・だが私の技は具象化だけではない。」

シュライはシュナイダーを地面にさした。

シュライ「『狼牙』!!」

シュライの剣が狼の姿に変わった。

シュライ「コレがシュナイダーの真の姿だ。」

カズヤ「・・・・」

カズヤは小声で呪文を唱えていた。

シュライ「いまさら手が使えなくなっても関係ないさ!いけ!狼牙!!」

カズヤ「ピースはそろった。」

カズヤが1の落胤『奇怪音』を使った。そして狼牙の動きが鈍くなった。

シュライ「狼牙!?」

カズヤ「俺の刀の能力は何も空気中の水分を吸収するだけではない。その水分を攻撃として開放できるんだ。」

カズヤの刀の氷の部分が青く光った。

カズヤ「『氷柱演舞(つららえんぶ)』!!」

狼牙の下に氷柱が10M上まで突きあがり、狼牙を葬った。

シュライ「馬鹿な!狼牙が!」

そして同時にシュライの腕が動かなくなった。

カズヤ「終わりだな、シュライ。お前はなかなかだったぜ。」

カズヤの刀がシュライの体を切り裂いた。

シュライの姿は消えていった。

訛「カズヤ・・・どうやら俺達よりも強くなったのかもしれないな。」

カズヤ「見てるか、アヌビス。次はお前だ。」

一方館の中・・・

アヌビス「強くなったようだな。ゲイル・カズヤ。だがその程度だ私の弱点を悟ったと思っても甘いぞ。」

アヌビスは椅子を離れた。

???「お前の弱点?そんなものあるのかよ?」

???は片手にワインを、もう片方の手に星のキーホルダーを持っていた。

アヌビス「私の能力は地面にある砂や小石から、自分の武器や防具とするものだ。更にいうならこの能力は一度武器や防具を作った後3秒しかその能力はもたない。これがゲイル・カズヤの見解だ。」

???「実際はどうなんだ?」

アヌビス「基本的には間違っていないさ。弱点である『物質の構成的には変わらない』ということまでやつは感じ取っている。だからこそ、あいつのギア・ブレードの能力をあの形にしたのさ。」

???「は!?どういうことだ?」

アヌビス「俺の能力はただ単に物質をかなりの硬さ、刀や剣で切り裂くことのできない状態にするもの。よく考えてみろ、土は濡れると泥になり、そんな硬さは失われる。そのために奴は水分を能力とした刀を作り出したんだ。」

???「なるほどな。だったらお前は大ピンチじゃねぇのかよ?」

アヌビス「ふん、やつはわかっていないのさ。俺の『本当の能力』をな・・・・。」

そういってアヌビスは館の階段を下りていった。

オーフェン「早く館の中に入ろう。奴が待っている。」

サイレント「そいつは違うぜ、オーフェン。」

オーフェン「なんだと?」

サイレント「奴は向かってくるさ。」

オーフェン「なぜそんなことがわかるんだ?」

サイレント「理由は簡単だ。館の中ではやつの能力元である土が限られている。ならば奴だって外に出てくる以外にないさ。それに・・・」

サイレントはカズヤを見た。

サイレント「あいつは本気のアヌビスに勝つことによって自分の誇りを取り戻せるんだ。」

オーフェン「だが!命を落としては何も意味がない!!」

サイレント「あいつは死なない。いや、死なせない。」

館の扉が開いた。

そこに見える人影はアヌビスのもであった。

アヌビス「ゲイル・カズヤ。なぜ館の中に入ってこなかった?」

カズヤ「そんなハンデがなくたって俺はお前に勝てるからさ。」

カズヤの口もとは微笑んでいた。

アヌビス「自分の力の過信は勝利の足元の崩すぞ?」

カズヤはギア・ブレードの切先をアヌビスに向けた。

カズヤ「お前を倒すために手に入れた力だ。もう、お前には負けない。」

アヌビス「・・・いいのか?私との戦いを境にもう『本当の戦い』からは逃げられないぞ。本当に・・・」

アヌビスの言葉をカズヤはさえぎった。

カズヤ「関係ないね」

カズヤの目に真剣さが戻ってきた。

カズヤ「敵が来るのならなぎ倒す、仲間は俺が絶対守ってみせる!!」

アヌビス「そうか・・・、どうやら野暮なことを聞いたらしい・・・。ならば見せてみろ!!強くなったお前の本当の強さを!!」

カズヤ「あぁ、見せてやるよ!これが俺の本当の本当の第一の覚醒の力だ!!」







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