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とろろ天 @ Re[2]:遠く旅をしてきたのだろ(09/16) ありがとうございます。 こういうLPがあ…

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2026年02月28日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
第8話:主人の喉に棲む怪獣
吾輩は近頃、主人の喉の奥に、得体の知れぬ「怪獣」が棲みついているのではないかと疑っている。
事の起こりは、昨晩のことだ。主人が珍しく書斎で筆を執(と)らず、早々に布団へ潜り込んだ時のことである。しばらくすると、隣の部屋から地響きのような、あるいは猛獣が獲物を威嚇するような、凄まじい音が聞こえてきた。
「ゴガアアア……ガッ、ガハッ……プスン……」
吾輩は驚いて、障子の隙間から様子を覗(うかが)った。主人は仰向けになり、口を大きく開けて、まるで魂を吐き出しているかのようだ。あの奇妙な唸り声は、主人の口から発せられているのである。
■ 怪獣の正体を分析する
吾輩の観察によれば、この怪獣には以下の特徴がある。
断続的な咆哮: 一定のリズムで鳴くかと思えば、急にピタリと止まり、数秒後に爆発的な音を立てる。
物理的な振動: 主人の鼻腔が震えるのみならず、畳までが微かに共鳴している。
無意識の産物: 主人自身はこの怪獣の存在に全く気づいていない。
細君(奥さん)は慣れたもので、横から主人の鼻を「ツン」と突く。すると怪獣は一瞬、怯(ひる)んだように静かになるが、数分もすればまた元気に吠え始める。どうやらこの怪獣は、主人が眠りに入った隙を狙って活動を開始する、極めて卑怯な性質を持っているらしい。
「人間というものは、起きている間は知的な顔をして論語などを読んでいるが、寝ている間は喉に化け物を飼っているのだから、救いようがない」
吾輩は嘆息し、再び丸くなった。近所に響き渡るあの音の正体が、まさか主人の「いびき」という名の無作法であったとは、他所の猫には口が裂けても言えぬ秘密である。

次回の『吾輩は猫である』は、「細君の逆襲、深夜の鼻つまみ作戦」。
主人の喉の怪獣を黙らせるべく、細君がついに実力行使に出るようです。
更新まで、しばらくお待ちください。
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本を片手に、猫の吾輩と猫の世界を逍遙しましてみませんか
次回の更新をお楽しみに。





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最終更新日  2026年02月28日 23時33分35秒
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