1月2日
イグアス滞在最終日。
昨日までの強行軍に疲れ、ちょっとゆっくりめに起床、ゆっくりと朝食を楽しんだ後、
ブラジルとパラグアイの国境にある、2国が合同で建てたという世界最大のダム、イタイプーへ行ってきました。
タクシーをチャーターし、途中、イタイプーの見学ツアー開始時間まで時間があったため、
川魚料理のレストラン「マリンガ」でランチをしました。(あまりお腹は空いてなかったけど。)
パラグアイとの国境のパラナ川沿いにあり、対岸のパラグアイを眺めながら食事ができます。
フライ中心でしたが、10種類以上あったと思います。
川魚といえば臭み、と思っていましたが、衣の味付けもあってか、全然気にならず、
淡白な白身魚のフライは、どれも美味しかったです。
まあきっと、調理前の魚そのものを見てしまったら、食べれなかったんじゃないかと、
思うのですが(笑)
多分みんな、ピラミアみたいなゴツイ魚じゃないかなぁ・・・・・・って。
一方、眼下の川岸では、10人ほどの人たちが釣り糸をたらしていました。
もしかして、あそこで釣ったのを食べてるのかも!?
旅の間よく見たドラウドという、全長80cm以上もあるような巨大魚。
スペイン語で「ドラド」といえば「黄金の」という意味があり、
近いポル語の「ドラウド」も同じ意味じゃないかと思うのですが。
だから、「黄金の魚」。
Maringa
Rua Dourado, 111 Port Meira
TEL045-3527-3472
http://www.restaurantemaringa.com.br
さて、イタイプーダムに到着。
見学は無料なのですが、十数台ものバスの号車を決めるための、整理券をもらいます。
かなりの長蛇の列。
でもタクシーの運転手さんが並んでくれて、私たちはその間、お土産屋さんなどをブラブラ。
さて定刻。
まず、イタイプーを紹介するビデオを見てから整理券通りのバスに分乗。私たちは10号車でした。
世界最大ダム、イタイプー。
ここで発電する電力はブラジルとパラグアイで折半で、パラグアイでは電力が有り余っているとか。
イグアスの滝の30倍の水量、と聞いてメチャクチャ期待して行きました。
こちらは、サンパウロからイグアスへ向かう飛行機の窓から見事に見えたイタイプーダムの全景。
空から見てもその巨大さが分かります。
そしてその上のダム湖も面積で琵琶湖の2倍という巨大さ。
3本ある内、1本だけ放水していました。
ところが今日は! な~んと、放水してなかった!!!
カラカラに干上がったダムは、単なる巨大な要塞。
展望台からの眺め。
この後バスはダムの中や上を通って、車窓からずっと見学しました。右側に座ったほうが良く見えます。
ダム湖もメチャクチャ大きかった。
放水してない巨大要塞ダムを見て、ひとつガッテン。
このダムはイグアスの滝の上流にあるのですが、今朝ホテルから見たイグアスの滝は、
「あれ?これが初日に感動したあの滝?」
と、思うくらい細い滝だったのです。
後で初日の写真とこの時の写真を見比べてみても一目瞭然。
なるほど、ダムの放水を止めたから、水量が減っていたのね・・・・・・。
2006年乾季(日本の「夏」の時期)の頃、それこそ水不足で
まるでグランドキャニオンと化していたというイグアスの滝。
徐々に回復し、雨季に入ったから水量復活か、と思っていたのですが、
やっぱりまだまだ水不足は続いていたんですね。
そういえばイグアス滞在中も、とても雨季とは思えない晴天続き。
これでは水も不足します。
そして確かに、絵葉書などで見るイグアスの滝は、私たちが見たどの日の滝よりも
ずっとずっと大きく、水量豊かでした。
干からびた巨大要塞ダムはちょっと残念でしたが、ツアーは淡々と1時間くらいで終了。
そのままフォス・ド・イグアス空港へ。
いよいよ、リオデジャネイロへ向かいます!