としのすけのワインハウス

としのすけのワインハウス

10点満点ワイン


高くて美味いのは当たり前ですが、ワインの価値は味だけではありませんからね。(^^)
所謂「カルト」と呼ばれるような素晴らしいワインは沢山あります。
しかし、ワインの価値をとしのすけは、

(1)背景にあるストーリー
(2)稀少性
(3)香り
(4)味
(5)料理とのマリアージュ

と考えていますので、単なるカルトには10点はつけられません。
ただ、悔しいことに、上記の5条件を満たすものは、ほぼ例外なく「非常に高価なワイン」になってしまうようです。
その意味で市場の価格というものはとても正直にワインの価値を反映していると思いますね。


<<<<< ボルドー >>>>>

CH・ラフィット・ロートシルト[1997]

ボルドーの格付けワインの中でも最高位に君臨するラフィット。そのフィネスは万人の認めるところです。その栄えあるラフィットにハズレ年などあるはずもありませんが、この97年は大穴のビンテージ。相対的に安い価格で熟成ボルドーグランヴァンの片鱗を感じることが出来ます。


CH・オーブリオン[1994]

ラフィットと双璧をなすグランヴァンがこのオーブリオンです。重厚でお洒落なボトルデザイン、華やかな樽の香り、きっちりとした輪郭を感じさせるボディー、少しザラッとしたテクスチャと「高級感」をこれでもかとばかりに感じさせてくれます。94年は比較的早く飲める年、今まさに最高のグランヴァン。


シャトー・マルゴー[1997]

シルキーという言葉がピッタリ。端正で柔らかい「ザ・ボルドー・ワイン」です。このクラスにビンテージの当たりはずれはありません。1997年はその意味では狙い目なのではないでしょうか。既に熟成感が出始めており、「自分の血を全部こんなワインで作りたい」と思ってしまいます。


シャトー・ムートン・ロートシルト [1990]

他のボルドーグランヴァンと比較して、ムートンはちょっとジャジャ馬(だからこそとしのすけのフェイバリットなのですが)。ヴィンテージで味わいに差があるように思います(もちろん超高いレベルでですが)。安心して身を任せられるのは1990年。豊潤という言葉がぴったり。セクシーなナイスバディー、派手めのルックス、でも癒し系の性格?

CH.ラトゥール[1993]

マルゴーと並ぶ知名度のラトゥール、ポイヤック村の銘酒です。しかしポイヤック村のワインはどれも超超超長命、即ち早飲み出来ない!ラトゥールは特にそうで、飲めるのは80年代モノぐらいでしょうか。そんな中、92年、93年は辛うじて今楽しめます。92年は流石に品質的に少し厳しい感じですが、93年なら大丈夫。安価に満点ラトゥールをお楽しみください。


シャトー・ディッサン[1987]

ボルドーの5巨頭の次に何を据えるか迷いました。敢えてオフビンテージのシャトー・ディッサンです。超絶にまろやか、華やかな香り、十分な樽香、一本線が通ったボディー。それでいてRP先生がポイントをつけていないので安価!(^^)。レギュラーボトルの87年は既にピークを迎え下降段階に入っていますが、マグナムなら今まさに旬。自分が手に入れておきたいのですが、セラーのスペースが無く断念。


Ch.グリフ・ド・キャップ・ドール [1998]

ナイキみたい?なマークの特徴あるエチケットのこのワイン、Ch.バランドローのジャン・リュック・テュヌヴァンが畑の管理から醸造まで全て行う逸品。開栓直後から芳わしい香りが立ち、豊潤なコクの中に凛とした筋が一本通っている感じ。早飲みを推奨します。


シャトー・カロン・セギュール[1989]

ややオフヴィンテージでRP先生の点も90点に届いていない89年、でも今(2003年)飲むには絶好のコンディションになってます。超絶にまろやかに丸まったタンニンが、熟成香とあいまって絵も言われぬハーモニーを奏でてくれます。ハートのマークが会話に花をそえてくれますよ。


シャトー・レグリース・クリネ[1999]

生産量極少の僅か2000ケース程度、かのペトリュスよりも稀少なポムロルの知る人ぞ知る名品。平均樹齢40~45年という老木から採れたメルローとカベルネ・フランで造られるこのワインは、1999年ものとは思えないような熟成の味わいを醸し出しています。タンニンはあくまでもまろやかで、まさに「絹」の飲み口。口中が甘く柔らかな余韻に包まれます。


シャトー・グリュオー・ラローズ[1990]

深く艶やかな煉瓦色がかった透明感のある色調は上等なワインが良い年をとっている証。
香りも超絶にパワフルで饒舌。
重い黒系の果実をベースに、重厚な樽香、バニラ、腐葉土、なめし皮、種々のスパイス・・・
素晴らしいです。
タンニンはまさにシルキー、全くアタックを感じさせません。
適度な収斂感を舌の両側に残しながら、甘み、酸味、熟成香を長~く楽しめるフィニッシュです。


シャトー・ムートン・ロートシルト [1979]

1979年ということで、多少ヘタリを心配していましたが、流石は「燃える闘魂で成り上がった実力派1級シャトー」の心意気、素晴らしいボルドーを堪能出来ました。
コルクも脆くはなっていましたが、スクリュープルで十分開けられ、色もまだまだしっかりとしたルビー~ガーネット、エッジは澄んだ黄煉瓦色と、申し分のない熟成。
香りは・・・熟れきった豊満な肉体美を遺憾なく発揮しております。
流石に赤系の果実味は控えめになっていますが、上等なブルーベリージャムを更に「裏ごし」したような、綺麗でしっとりした果実味と、クリーミーさを感じさせる心地よい獣香、湿り気を湛えた枯葉、シガー・・・アルコールとタンニンは真球に近いところまで丸まり、舌と喉をスルスルと通過します。
それでいて、フィニッシュはほんのり甘い酸味がジワ~っと。(^^)
グラスの中に鼻を突っ込んだり、遠くを眺めたりしながら、いつまでも楽しんでいたいようなワインでした。


<<<<< ニューワールド >>>>>

モンテス・アルファ "M"[1999]

恐らくは、チリワインの最高峰。文句のつけようのないリアルボルドースタイルです(むしろチリのテイストを探すのが難しい)。コストパフォーマンス最高の10点ワイン。


トラピチェ・イスカイ[1997]

ミッシェルロランの力作。メルロー&マルベックで出来ています。こちらはむしろ重いポムロル~サンテミリオン系の味ですが、やはりコストパフォーマンス最高の10点ワインです。


オーパスワン[1986]

ボルドースタイルの赤ワインがお好きな方なら誰でも知っているオーパス。特にこの1886年は感涙モノの美味さです。樽の効いた甘めのワインがお好きな方には特にお勧めできます。


ル・ディス・ド ロス・ヴァスコス[1999]

これもチリワインですが、ラフィットの魂が惜しみなく注入された特別な1本です。96、97辺りはまだエグ味も感じられていましたが、最近のビンテージはラフィット譲りの「フィネス」「フィネス」「フィネス」・・・やはりコストパフォーマンス最高の10点ワイン。


カベルネ・ソーヴィニョン・リザーヴ ロバート・モンダヴィ [1990]

オーパスワンで有名なモンダヴィですが、本家の方のワインも素晴らしい秀作。人智を尽くせばここまで出来るという象徴的なワインだと思います。好ましいのは、いたずらにボルドーを模倣するのではなく「モンダヴィスタイル」を確立していること。モンダヴィの伝記を読みながらオーパスやこれを味わえば、味も格別のものになります。



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