顕正会の誤りについて

顕正会の誤りについて

総本山奉安堂落慶記念大法要(終会)の砌


      総本山奉安堂落慶記念大法要(終会)の砌
                            平成十四年十月二十二日
                            於 総本山奉安堂

 このたびの総本山奉安堂落成により、去る十月十日、当奉安堂へ本門戒壇の大御本尊御遷座の儀を滞りなく執行し奉りました。

 また、十月十二日には、宗旨建立七百五十年慶祝記念の大眼目たる奉安堂落慶大法要を厳修つかまつり、さらに十三日より当二十二日までの十日間にわたり、奉安堂落慶記念大法要を奉修いたし、本日、その最終の第十三会を迎えた次第であります。

 これをもって、本年における宗旨建立七百五十年慶祝記念大法要のすべてを盛大に奉修つかまつり、広大な仏恩報謝に備え奉ることができました。仏祖三宝尊にも、さだめし御欣嘉あそばされることと存じます。

 さて、この記念大法要に当たり、宗旨建立七百五十年慶祝記念事業において当奉安堂を建立申し上げるに至った意義と因縁について、一言、申し述べたいと存じます。

 これは次の二点に要約できると思います。

 まず、邪義謗法破折を含む仏法守護の意義による正本堂解体がその第一であります。我が宗門七百五十年以来、伝持された尊高なる下種三宝に背き、宗門への飽くなき誹謗中傷を事となし、偽の広布を標榜し、完全な邪教と化した団体が中心となって建設した建物に、平成三年の破門以降においても限りなく本門戒壇の大御本尊を御安置申し上げておくことは、畢竟、正法護持と弘通の精神に背くことであり、故に平成十年、奉安殿に御遷座申し上げました。さらに、無用となった建物は存続の意義を喪失し、かつ維持の費用も多大であることからして解体すべきであります。

 また、正本堂は既にその存在自体が破門団体による不当な宗門攻撃の口実ともなっておりました。したがって、将来においてもかかる謗法団体の慢心と悪意が、建物の存続により常に宗門内に滞り、これによって宗門を撹乱せんとする悪心・邪計がさらに生ずるであろうことは必至であります。すなわち解体の処置は、邪義を破すとともに、仏法の正義を守るためてあり、これが平成十年に断固として正本堂を解体した理由であります。

 次にその第二は、正法正義顕揚の意義によるところの奉安堂の建設であります。

  「大悪をこれば大善きたる」(御書七九六ページ)

の御金言の如く、この意義は、かの団体の大謗法がますます顕著になった平成二年前後の所行より、これに対する法華講信徒の大前進による正法護持と折伏の浄行がいよいよ進捗し、特に本年の三十万総登山により、真の広布の態勢が確立した実相においてまことに明らかであります。かかる大善の結集としての本宗僧俗における仏法顕揚と熱誠があってこそ、宗旨建立七百五十年の記念事業として、この奉安堂が堂々と完成したのであります。

 広布の根源たる本門戒壇の大御本尊が安置せられたこの奉安堂の落慶により、まさに日本乃至、世界広布の礎が厳然と確立いたしたと信ずるものであります。

 この大業の成就を基として、さらに本宗僧俗、一致和合団結して明年以降、いよいよ大法広布に邁進し、大御本尊の大功徳をもって心身の病に悩む世界の一切衆生を救済すべきであり、今やまさにその時を迎えております。

 特に、本年より七年後には、大聖人様が『立正安国論』による正義顕揚をあそばされた文応元年より数えて七百五十年を迎えます。まことに「立正安国」の正義は日本乃至、世界全人類に対する根本的な教導の大指針であり、恒久平和を築くべき根本要旨であります。その七百五十年の節目が、平成ニ十一年に当たります。

 その意義深き時を迎えるに当たっては、三十万総登山達成の本年よりさらに七年間の折伏と育成により、地涌の友の倍増乃至、それ以上の輩出と大結集を遂げ、もって大仏法の荘厳と正法による国家安寧の実現を目指すことが肝要と存じます。

 いよいよ皆様の信行倍増を心よりお祈りいたし、本日の言葉といたします。

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