タフミン・ヒルズ

「手術当日。」

今日もいい天気。結局誰も立会いの人なし。しょうがない。
6時起床、ていうか起こされた。
洗顔。検温、血圧測定。そして浣腸。
「便意はなるべく我慢してトイレに行ってくださいね！
そうしないと下剤だけがでますから～。」

即、我慢できなくなってトイレに・・・。
トイレにいってからさらに強烈な便意が・・・。
おなか痛すぎですから。

8時、他の人たちは朝食の時間。
みんな気を使ってカーテンを閉めたまま食事を始める。
手術着に着替える。パンツのみ着。血流をよくするためのストッキングをはく。
前日バスタオルをナースに渡しておいた。
手術後ストレッチャーからベットへ移すためだ。

麻酔が効きやすくなる点滴を始める。まだ効いている感覚はない。
彼氏に「これから行ってきます。」とメールを打つ。
「こちらも早起きしました。緊張するのでそちらに行けませんが
ご無事を祈ってます」の返信。なんだよーーー！と思いつつ。
逆に開き直った。

同室のIさんが
「頑張って！あっと言う間だから。でも私ここに居れないから・・・。」
って病室を出ていった。お気持ちお察しします。

8時半、ストレッチャーに移って病室から運ばれる。
そこから手術室まで記憶が飛び飛び。
エレベーターに乗り、道のりをガタガタ進んだのは覚えている。
さっきの点滴が効いているんだって思った。

その後、麻酔医の挨拶で全身麻酔の薬が入った。あとは記憶なし。

気がついたら病室のベットに戻っていた。お昼頃だったらしい。
抗生剤の点滴。酸素マスク。ドレーン。尿管チューブが付けられていた。

何度も目覚め、何度も寝た。想像していたほど痛みがない！救われる。
酸素マスクもすぐ苦しくなって何度もはずした。
最初はちゃんとしてなさいって怒られたけど・・・。
尿管チューブが気持ち悪い。くすぐったい。

16時頃、麻酔からもずいぶん覚めてナースに引き出しにいれていた
ipodと携帯を枕元においてくれるよう頼み、彼氏に無事をメールで知らせる。
18時頃、彼氏が病室に来た。元気そうで安心したようだ。
わたしも安心した。
仕事を抜け出してくれて申し訳ない！

夜、ナースが一時間毎くらいに来てくれる。
検温、血圧測定。いずれも安定している。点滴の交換。
傷の痛みよりも、腰や背中の痛みが気になって眠れない。
その度クッションなどリクエスト。
自分でもなんとなくすこしだけ動けたのには救われた。
動くと胸が痛いのはしょうがない。

とにかくおもいっきり動けなくて苦しかった。
でも傷の痛みが思った以上に楽で安心。

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