週刊GR アロの部屋 

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October 10, 2015
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今週は日本人科学者が連夜のノーベル賞受賞で話題になった。
 (ノーベル賞と聞くと必ず小学生の頃に「ノーベル賞は無理なのでノーベル飴賞をねらう」とくだらないことをを思い出すのは関西人だけかな)
 大村先生、梶田先生はお二人とも人類史上に名を遺すほどの素晴らしい研究成果を出されたことに敬意を表します。
 単なるラッキーで取れるはずもないから、どれほどの努力をなさったのかは想像に難くない。
 ノーベル賞はここ最近の実績ではなく、20年以上も前からの活動とすばらしい成果で、世界中の国や人々に貢献されたことを表彰するものだろう。
 日本から多くの受賞者が出ていることは素晴らしいと思う。
 が、ここ最近の世の中の動静、特に日本の世界に対する科学、技術、芸術その他での活動レベルを冷静に見てみると不安に思う。
 自動車以外の工業製品では中国、韓国に抜かれだし、ICT領域ではアメリカの一人勝ち。 医療、医薬領域でも圧倒的な企業レベルの違いで欧米に大差をつけられている。
 なぜか。

 それまでは、日本の一般的な国民は自分達が優れているとか特別だとかという感情を持たず、一億総中流が目標だった。
 そのため、少しでも良くなろう、まだまだ良くなると言ったある種の好意的上昇志向があったように思う。
 それがバブルになり、マネーゲームとしての仮想価値が重要視され、努力よりもギャンブル的な目先の行動に注力するようなった。
 将来よりも今。他人よりも自分。努力よりも金。 それが悪いとは言わないが。
 企業も本業の強化のため将来領域への投資よりも、今期の利益に直結するマネーゲームへの投資を強めた。
 それはそのまま社会の風潮になり、基礎科学分野への投資が減少し、実利的な領域へ投資がシフトされた。
 無論、少子高齢化による税収の減少もその流れを加速したのだろう。
 最近の政府のクールジャパン戦略もこの類で本質的な問題解決ではなく、小手先の手法ではないのかと感じていた。
 このままでは10年後にはこれほど世界から認められる成果を日本がだすは難しいだろうということ。
 まあ、お前が言うな、えらそうに、だけどね。
 ところが、まだまだ日本も捨てたもんじゃないなと感じる経験をしたので記録しておく。

 最初に行ったのは、昨年なにかと話題になった理化学研究所。
 といってもスタップ細胞で話題の生物化学関連ではなく、少し前まで世界一だった「京」のある計算科学の方。
 ここは事前に申し込むと見学することができる。
 全体は模型のようになっており、研究棟は6階建てだが計算機棟は3階建ての大きな施設だ。



 京が設置されているフロアーは50メートル四方と広く、千数百トンの重量を支えているそうだ。
 これだけ多くの計算機が並んでいるのは壮大だ。
 天井には稼働状況の画面が投影されており、見学者にも動作状況を感じれるように配慮されていた。

 京は世界でめずらしい非軍事用のスーパーコンピュータで、産学官のいずれも無償、有償で利用可能とのこと。
 理研では利用分野を増やすためにいろいろな支援プログラムを提供しておられた。
 施設の周りには複数の大学が研究室を設置しており、近くのポートラーイナーの駅は京が設置されてから、その名を「京コンピュータ前駅」と変更したそうだ。
 それほど神戸と言うか兵庫県が力を入れているのが分かる。
 こういう税金の使い方って良いんじゃないの。
 昔「二番じゃだめですか」と言ってた某氏もいたが、良いわけないじゃないか。
 最初から二番を狙うってことはマネするってことと同義だよな。
 独自性ねらいでなく、後追いでも二番にはなれるんだからね。
 次に行ったのは、兵庫県立美術館。

 この館長は、蓑さんという方でこの分野では有名人だそうだ。
 金沢の21世紀美術館を企画して初代館長になられた方。
 設立して金沢市内の全小学生を招待して、身近に感じる美術館を推し進められているとのこと。
 子供のころから美術や音楽といった芸術に興味を持ち、感性豊かな大人になれれば素晴らしいだろうな。
 単に美術館に行くだけでは、そうなるわけではないだろうが、芸術が身近に感じられる環境って良いよな。
 周辺住民や子供たちに興味をもってもらうために、ここではいろいろな取り組みをしているそうだ。

 遠くからでも目立つために、建物の屋根に巨大なカエルのオブジェを乗せたり。
 ベイエリアの立つこの美術館は、世界的な建築家でちょっと前に話題になった安藤忠雄氏の設計で、立派な建屋。
 運河から見える場所には7メートルの巨大オブジェが仁王立ちしていた。

 このオブジェは現在名前を募集中とのこと。
 この美術館の建造にあたり、駅からの道路を全面改修し、電線を地中化したり途中に様々なオブジェを配置したりペイントしたりと町ぐるみで盛り立てようとしている。
 工場跡地の建造ではあるが、様々な取り組みの成果で文化的な雰囲気が色濃くでて、格調高い街に変貌していた。
 これも将来への投資としては素晴らしい。
 いつもなら、仕事だけで終わる出張なのだが、こういうのもたまには良いな。

 最近、週末は天候に恵まれ、アロと長散歩に出かけることが増えた。
 今回は昭和記念公園の中を少し大回りし、花の丘まで足を延ばした。

 大勢の方が見物に来て、そこら中で記念撮影大会になっていた。
 みんなの広場のコスモスはかなり満開に近づいて来たが、花の丘はまだもう少しだった。

 天気が良かったので、アロは少し暑そうでへばり気味。

 なるだけ日陰を選んで、のんびり歩く。

 ハァハァ言いながらも、アロは散歩がうれしそう。

 今週は3連休なので毎日、長散歩にいこうな、アロ。





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Last updated  July 27, 2021 09:38:07 AM
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