ヨーロッパ、ドイツワインについてのいろんなこと

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JUMI

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2013.07.21
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更新の頻度が減ってすみません。
もう三週間も前のことになってしまいましたがOAGホールで行われた東京ドイツワイン協会主催の第九回ドイツワインフェストの様子について書いていきます。
今年も主催者側としてワイン選びなど運営に関わらせていただきました。

CIMG3808.JPG

満杯というほどではありませんでしたが150人を超える参加者がいらして今年も盛況に終えることができました。
例年よりも開催が遅めで6月末だったので暑さが心配でしたが、猛暑というほどではなくワインを飲むには問題ない気候で安心しました。


今年出したリストをざっくりした表記ですが載せます。 
3から7以外のぶどう品種は記載していませんが全てリースリングです。

1 (モーゼル)  ローゼン(ブラザーズ)   2011 QbA トロッケン     

2 (ファルツ)  レープホルツ  2011 カビネット トロッケン   

3 (バーデン)  フーバー  2007 グラウブルグンダー  トロッケン   

4 (バーデン)  ドクター・ヘーガー   2011 ヴァイスブルグンダー  イーリンガー ヴィンケラーベルク  シュペートレーゼ トロッケン

5 (ナーエ)  デンホフ    2011 ヴァイスブルグンダー & シャルドネ トロッケン  -シュトュックファス-    

6 (アール)  マイヤー ネーケル    2011 シュペートブルグンダー  トロッケン  -アポリナリス-          

7 (フランケン)  フュルスト    2009 シュペートブルグンダー  トロッケン  -トラディション-   

8 (ラインガウ)  ロバート ヴァイル  2011 ゼクトbA エクストラ・ブリュット   

9 (ミッテルライン)  マティアス ミュラー  2011 カビネット ファインヘルプ     

10 (モーゼル)  エゴン ミュラー   2011 QbA            

11 (モーゼル)  シューベルト   2002 マキシミン グリュンホイザー ブルーダーベルク   QbA  

12 (ラインヘッセン)  ケラー  2011 カビネット -ライムシュトーン-   

13 (モーゼル)  フリッツ ハーク   2011 ブラウネベルガー ユッファー  カビネット          

14 (ナーエ)  シェーファー・フレーリッヒ   2005 カビネット            

 有料       

15 (モーゼル)  カルトホイザーホーフ 
  1997 アイテルスバッハー カルトホイザーホーフベルク  アウスレーゼ トロッケン         

16 (モーゼル)  J.J. プリュム 八田   2006 ヴェーレナー ゾンネンウーア  シュペートレーゼ  

17 (ナーエ)  エムリッヒ・シェーンレバー 
  2003 モンツィンガー ハレンベルク  アウスレーゼ   


14までのはそのテーブルにいって注ぎ手に頼めば注いでもらえる形で、16は一杯につき200円、15と17は300円をいただいてチケットと引き換えての有料試飲という形です。

出す醸造所はゴーミヨ(ドイツワインの評価本)が毎年選んでいる最優秀醸造所に過去に選ばれている醸造所です。その中で日本で購入することができ、なおかつこの会で使うことができる高すぎない価格のものがある醸造所からの17醸造所です。
各醸造所につき一種類のワインで、それは日本に輸入されているものリストから辛口、甘口などのバランスをふまえて出すワインを選んでいきました。
といっても辛口、甘口ともに充実して輸入されている醸造所(今回出す中では)はそんなに多くないのでパズルのように埋めていくとわりと選択肢は少ないのです。前年に使ったものとは違うものにして多くのワインを知ってもらいたいということもあるのでそこで選択肢がぐっと減るという事もあります。
ヘーガーは今年の最優秀醸造所なのですが、この会で出せる手ごろなものが現在日本にはなかったのでこのワインだけは例外としてドイツから取り寄せました。


参加者の感想や会での様子、打ち上げで僕が飲んだ感想などを交えて個々のワインについて書いていきます。が、全てのワインにはふれないのでご了承下さい。

今年はリースリング以外の白のぶどう品種を多めにしようという方向性でワインを決めていきました(昨年は赤ワインを増やしました)。
といっても結果的には3種類となったのですがどのワインも好評でこの3種で良かったと思いました。
3の熟成して深みのあるもの、4はわりとすっきりとした飲み口、5は品種の珍しさだけでなくしっかりとした味わい、とどれもタイプが違いそれぞれが良いワインで、どれかしらかは気に入ったワインがみつかったという方が多かったのではないかと思われます。
赤も予想より量が減っていて、辛口でそしてリースリング以外の品種にも興味を持ってくれる方が多くなおかつ受け入れられてきているのかなという手ごたえは感じました。

9は僕が 以前から推している ファインヘルプなのですがこれが良かったという方が多かったです。食事にあわせられる辛口系という部類ですが心地よい甘みがあるので気に入られているようでした。食事と合わせると辛口の評価は今回のような試飲会形式とは評価は変わるとは思いますが、単体で飲んでも食事とあわせてもこういう甘みのある(甘いではありません)タイプはもっと日本の方に知ってほしいです。

甘口に関しては好みは人それぞれでどれも万遍なく人気があったようです。
甘いといっても糖分が前面にでるもの、フルーティーなもの、甘さをあまり感じない軽い飲み口などと産地や等級によってさまざまな甘口ワインが存在するのがドイツのリースリングワインの魅力です。
個人的には14が甘みがしっかりありなおかつ良い熟成感でほっとする深みのある味わいで好みです。
11もQbAながらもしっかりとした造りのワインなら熟成してもおいしいというjことがわかっていただけたようです。甘みがまだしっかりと残っていて僕もびっくりしました。


有料試飲は予想していたより数が多く出ていました。200円、300円でも有料だと手は出しづらいかなと考えていたのですが、ラインナップが良かったのもあってか好評でした。

15の熟成した辛口ワインが良かったという声が多かったのですが、僕はあまり受け入れられないかもと思っていたので意外だったのですがとてもうれしく思っています。良いものは良い、と飲めばわかってくれるのだと未来への兆しがみえたようでした。
もっとくせのある熟成感があったらもしかしたらだめだったのかもしれませんが、古さとフレッシュの両方を備え持つものすごく深い味わいのワインでした。ドイツの辛口はフレッシュで酸っぱいというイメージを持っている方にはこういうワインも飲んでいただきたいです。
ドイツの辛口の白ワインは一般的には早く飲んだほうがよういと言われていますが、アウスレーゼ(トロッケンに仕上げているので甘ワインではありません)なのでしっかりと熟した健全なぶどうで、なおかつすばらしい生産者が育てていて醸造もしているからこそ、15年経っていてもおいしく飲めるのです。

コメントしなかったワインに関してもどれも良いポイントがあるものばかりでした。

CIMG3821.JPG

スタッフの打ち上げの時に撮ったものです。フュルストとフレーリッヒが抜けていますが。


昨年同様今年も参加された方が満足されて帰られて嬉しく思いました。ふだん飲み慣れているものではないタイプもこういう会では飲むことができるのが利点ですが、発見してそして気にいってくださるのはとても嬉しいことです。
ドイツワインに対する先入観をどんどん壊していってドイツワインの幅広い魅力を知っていただきたい、というのがこのイベントを開催していて僕が核として想っていることです。ドイツワインをあまり知らない人だけではなくすでにドイツワインが好きな人でも新たな魅力を発見してもらえるラインナップにしたいという意味合いも含まれています。

もっともっとドイツワインの魅力を多くの人に知ってもらいたいです。このイベントは飲み比べがすることができなかつ幅広い味わいの良質なドイツワインを飲むことができるのでこの世界の入り口としては最適だと思っています。
もっとたくさんの人に来ていただきたかったのですが、来年は10回目ということもありより力を入れいくのでさらに多くの方に参加していただければと思っております。


CIMG3814.JPG







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最終更新日  2013.07.26 04:31:42
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