TRICK PARTY

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学業団 第一章 1

第1章 依頼



おれたちは学業団は、緑山中学校2年D組の仲良し4人組で構成されたイダズラ集団だ。


こう言うとリーダーの剛が嫌がるのだが、現に(度合いに幅はあるものの)「イタズラ」と呼ばれることばかりやっているのだから、おれはこれでいいと思っている。


学業団は主に誰かからの「依頼」にもとづいて行動している。


で、今おれは前回の任務の「依頼者」である3人組のところへ向かってるってわけ。


「おーい、高木、田中、村瀬ー!」


その3人組は階段のところで座っていた。


「よお、桐本。何しに来たんだよ」


「自分から依頼しといてそれはないっしょ」


「あ、そうか。三村のやつね。どうだった?うまくいった?」


「バッチリ。今度会ったら、あいつのおでこに注目な」


「オッケー。てか次の授業、英語じゃなかったっけ?」


高木は村瀬の方を向いた。


「そうだよ」


村瀬はこともなげに言った。


「ラッキー。早速じゃん」


「だな。じゃ、そういうことで」


「おう、サンキューな」


「礼にはおよばねえよ」


学業団はめったに報酬をねだらない。


その任務自体が楽しいのだから、ねだる必要もない。


そんなに金にも困ってないしな。


もちろん、限度はわきまえて行動している。


四人全員が賛成しなければ、その任務は却下ってことになってるし。


まあ今回の任務は聞くまでもなく全会一致だったのだが。



この次の授業で、先生が教壇に立ったとたん、突然3人の生徒が爆笑し、つられるようにして4人が笑ったので、先生の頭の上に「?」が飛び交ったのは言うまでもない。




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