TRICK PARTY

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学業団 第二章 2




うちの学校には第一図書館と第二図書館があり、第二図書館の方はほとんど人が来ない。


だからおれたちはここを学業団の会議室として使っている。


「こてんぱんねぇ……」


木ノ宮が腕を組んだ。


「やっぱりタコ殴りにしちゃうのがいいんじゃない?」


「あほ、何でおれと同じこと言うんだよ」


「木ノ宮が裕基と同じ知能レベルだってことだろ?」


「なに?」


「いや、違うな。おれが木ノ宮レベルの知能を持ってるってことだろ?」


「それって褒めてんの?けなしてんの?」


「はいはい、そこまでー。ちゃんと話し合いましょうねー」


夏香が手をたたいて、おれたちの無駄話を止めた。


「そうだそうだ。ちゃんと考えろ」


「んだよ、偉そぶりやがって」


「でもこの中で一番偉いのは俺だろ?リーダーだし」


剛はおれにニヤリと笑った。


「うわっ、そういう最悪……」


「冗談だって。ほら、さっさと考えようぜ。俺、帰って見たいドラマあるし」


「……おまえ、マジで一発殴ってやろうか」


「ちょっと!ちゃんと考えてよ!」


おれたちの会議はいつもこんな感じだ。


その後、しばらくオレと木ノ宮と剛とで言い合ったあと、夏香が爆発する前にやめた。


夏香が怒った姿なんて、筆舌に尽くしがたいからな。


「さて、本当にどうするか……」


「あー、もうおれギブアップ!殴り倒すことしか思い浮かばねえ」


「お前はどっかの不良学生か」


「学業団に入ってる時点で立派な不良だって」


「ははっ、返す言葉もねえ」


「とーにかく!校長をこてんぱんにするまともな方法がひとつ!」


木ノ宮がまた始まりそうになったおれたちの談話を止めるために、わざと間延びさせて言った。


「何だよ」


「校長を恐怖のどん底に落とし入れてやるのさ」


「恐怖?」


「そ。あいつって案外肝っ玉小さいからさ。うまくいくと思うよ」


「なるほどね……」


剛がうなった。




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