第5文型は S + V +O + C の形をしています。 ここで初めて、O(目的語)とC(補語)が一緒に出てきましたね。 その並んだ O と C がポイントなのです。 第2文型の説明の時に、S + V + C では、S = C が成り立つの がポイントと説明したのを覚えていらっしゃるでしょうか。 第5文型では同様に、『O = C が成り立つのがポイント』なのです。
第4文型: I found him a good seat.(私は彼にいい席を見つけてあげた) 第5文型: I found him a nice guy.(私は彼は良い奴であることが分かった)
I found him までは全く同じですね。つまりそこまでしか聞いていない段階で は、ネイティブだって区別できません。その後に、a good seat がくれば、常 識的にHim ≠ a good seat ですから、これは第4文型の S +V +O +O で、 ははぁ、座席を彼に見つけてあげたんだな、と捉えれば良いのです。 そして、him の後に、a nice guy が来た時に、him(彼) = a nice guy (良い人)が成り立つ可能性が強いわけですね。 誰ですか?彼は bad guy だから成り立つ可能性が低い、といっているのは(笑)。 ともかく、付き合ってみたら、彼はいい奴だったと判明した、となる訳であり、 ネイティブは、その後の言葉を聞いて、コンマ何秒かの間に瞬時に区別を しているわけです。
「そんな一瞬の判断なんて難しいことはできない!」と思った方もいるかも しれませんが、私達が日本語を話すときを考えてみてください。 外国人が日本語を習うときに主語には「・・・が」「・・・は」とありますが、 「・・・が」は他のヒトと区別するときの限定・特定の「・・・が」と習います。 英語で言う I run.(私は走ります)を、「誰が走るの?」と聞かれたときに、 「私が走ります」と答えるときに、限定・特定の助詞「が」を選択するのに、 その判断に何秒もかかる日本人がいるでしょうか。外人が最初に日本語をな らうときには、彼らはそれすら判断できないのです。 英語では I run. の"I "の部分を強く言うだけで、同じ文なのに私「が」走ります、 という意味になるからです。 つまりあとは慣れと訓練でどうにでもなるのです。