NY帰り、はみだし社員の英語お勉強日記

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第5文型 その2


思います。まずおさらいですが、第5文型は S + V +O + C の形
をしており、そこでは『O = C が成り立つ』のがポイントでしたね。
 そして、そのO(目的語)、C(補語)を頭の中で捉える時には、
「・・・が」「・・・する」という主語-述語関係で考えた方が上手くいきま
す、というところだったと思います。
 では、次の例題はもう大丈夫ですね。

 *適語を選べ*
The governor set the prisoners ( free / freely / freedom )

 prisoners ≠freely, freedom であり、prisoners(が) = free(の状態)
にしてあげるのですから、答えは free ですね。
では、囚人の問題はさっさと止めて(笑)、次に移りましょう。

 今日はちょっとだけ応用して、O(目的語)が長い場合や文の場合を考
えてみましょう。英語は長い部分を仮に it とおいて、that 以下にその内容
を占めすやり方ができます。
 以下の例題で考えて見ます。

 *適語を選べ*
Do you think it ( strange / strangely / strangeness ) that I said so?

は、第5文型の目的語が「私がそう言った事は」と長いので、it で置き換
えた文と考えることができます。つまり「私がそう言ったこと」= it が strange
なのであり、it と strange の間に、it is strange (・・・がおかしい)という関
係が成り立ちます。日本語で言うと、「私がそう言ったのはおかしいと思い
ますか。」となるので、答えは strange にならなければならないのです。
 ちょっとややこしかったですか(笑)。

 最後に駄目押しで、
 she pushed the door open. という文を考えます。
 これも、 the door = open という関係をすぐに見てとり、「彼女がドアを開
けた結果、ドア’が’開いた」わけで、「彼女は戸を押して開けた」ということです。
 こういうものが、堅苦しくいうと「第5文型」という訳で、「ドアを押して、『ドア’が’
開いている状態にした』という’考え方’をすれば良いわけです。
 いかにも短い、易しい文章ですが、この考え方が長い文や英文解釈の時に
も応用出来るわけです。

 繰り返しますが、このO = C の関係、「・・・が・・・する」「・・・は・・・である」
の「が」や「は」をぼかしてはいけません。英文解釈の苦手な人は、この関係を
ごまかして、知っている単語の意味をただ繋げていきますので、例えば、
His close resemblance to a monkey なんてあったら、英文解釈があやふや
な人ほど、「彼の猿への緊密なる類似性」なんていう難しい訳が出てきます。
 上記の文がでてきたら、「彼’は’猿にうんと似ている」のだな、というように
イメージできるようになれば、そっちの方がずっと筋が良いのです。

 第5文型は、知覚動詞(cause, get, have, let, makeなど)、や使役動詞
(see, hear, watch, feelなど )を使った更なる応用編もできますが、今回は、
まず基礎固めという事で、第5文型の肝の部分、「・・・が・・・する」を習得する
ことが目的ですので、今日の日記はこの辺にしたいと思います。

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