NY帰り、はみだし社員の英語お勉強日記

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数の一致 その2


agreement についてお勉強していきましょう。
 まずは全く知らなくても確率50%で正解できる例題(笑)から、

 確率半分の例題:カッコ( )内から正しい方を選んでください。 
1. Mathematics ( is / are ) an important branch of learning.
2. Diabetes ( is / are ) an illness
3. Many a boy ( has / have ) seen the traffic accident.
4. The rich ( is / are ) not always happy.
5. The class (was / were ) divided on the question.

まずは、1.からいきましょう。大前提のルールとして、『その意味やイメ
ージが単数であれば単数、複数の感じがすれば複数』なのです。従って
単にスペリングが複数形であっても、その概念が1つと考えられる場合
には単数として扱うのです(1.の答え is )。
 学問の名前は、上のmathematics(数学)に限らず、economics(経
済学)、politics(政治学)、physics(物理学)、dynamics(力学)、
statistics(統計学)など-icsで終わることが多いのですが、イメージ的に
複数の感じがしませんね。従って学問の名前は単数で考えます。
 同じ理由で、Diabetes(糖尿病)もあまり複数の感じがしませんね。
そういうものは、例え、-s でスペリングが終わっていても単数です。
 同様に、measles(はしか)、mumps(おたふく風邪)、rabies(狂犬病)、
rickets(くる病)、shingles(ほうしん)なども、何度かかっても(笑)皆単
数扱いです(2の答え is )。

3.はちょっと紛らわしいですね。もしmany boys だったら、文句なく複数
扱いですが、many a ~っていうのは?と迷ってしまいますが、これは
複数を表していますが、気持ちが個々に入っているのです。1人1人の
少年が、それぞれの立場で事故を見たのでしょう。結果的に複数の人
が見ているのですが、発言者の気持ちが「一人一人」に入っているので
わざわざmany a ~という言い方をしているので、その気持ちを汲んで、
単数にしてください。(3.の答え has)

4.の意味はどう捉えましたか?the + 形容詞 は単数扱いする場合と、
複数扱いする場合があります。その見分けは、意味の違いです。
 例えば、例題はお金持ちの人々はいつも幸福とは限らない、の意味
で、the rich = rich people (お金持ちの人々)です。従って、複数扱い
となります。しかし、同じ the + 形容詞でも the beauty = beauty (美)
となり、単数も表せます。意味を考えた時に「~な人々」ならば、複数扱
い、「真・善・美」のように抽象名詞ならば単数扱いとなります。
(4.の答え are )

 5.はいわゆる集合名詞ですね。これも意味によって単数・複数両方の
可能性があります。上の例題では、
The class were divided on the question.(○) (5.の答えwere )
 (クラス[の人たち]はその問題に関して、それぞれ意見が分かれた)
となります。なぜ複数なのかというと、このthe class はクラス全体では
なく、個人ひとりひとりを頭に浮かべ、AさんはQちゃんのオリンピック落
選に賛成、B君は断固反対で絶対出場すべき、など個人それぞれに焦
点が注がれているからです。従って例えば
The class is comparatively large.
(このクラスは比較的、大人数だ)
 などの文は、クラス全体に焦点が注がれ、一人一人には着目してい
ないために、単数扱いとなります。焦点が人間ひとりひとりなのか全体な
のか、が決め手となります。
 family(家族)、crew (乗組員)、committee(委員会)なんかにも注意
が必要ですね。

 Mine is a large family. = My family is large (うちは大家族だ)
 My family are all early risers. (うちの家族はみんな早起きだ)

 The committee consists of six members.
 (委員会は6人の委員から成り立っている)
 The committee were divided in opinion.
 (委員会[の人たち]は意見が分かれた)

 となりますね。集合名詞はその文章によって判断するしかありません。

 数の一致編、まだまだ続きますが、今日のところはこの辺で

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