NY帰り、はみだし社員の英語お勉強日記

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分詞 その2


明して終わらせたいと思います。現在分詞 "~ing "か、過去分詞
"p.p "かのどちらを用いるべきか、ですから簡単です。

 カッコ( )内の語を現在分詞または過去分詞に直してください。 
1. The poor girl returned (discourage).
2. He sat (surround) by the family.

これも同じ流れで、これまた現在分詞 discouraging にするか、過去
分詞 discouraged にするかということです。こうなると少し怪しくなる人
がでてきます。第2文型( S+V+C )の補語(C)に分詞が用いられる
場合です。
She came back.(彼女は帰ってきた)
 は、第1文型( S+V )で一応文章が完結しているわけですが、これ
で文が終わったかな、と思うとその後にC(補語)が付く場合があるわけ
です。
 She came back + miserable.
a glamorous girl.
running down the hill.
discouraged.
"S+V "のあとに「形容詞・名詞・現在分詞・過去分詞」などがプラス・
アルファとしてつく」ことがあります。これらはみんなC(補語)または、
C’(補語に準じるもの)と考え、"S+V+C ( S+V+C’)"という第2
文型と見なします。
 そうすると基本の基本に戻って、第2文型(S+V+C)は必ず意味の上で、
"S = C"という関係が成り立つので、この=(等号)を頭に浮かべない
といけません。そして、その後は簡単です。
 She came back miserable.
She came back a glamorous girl.
はそれぞれ、" she = miserable " " she = a glamorous girl" を明確
に意識して、
 「彼女はみじめな状態で帰って来た。」
 「彼女は魅力的な女の子になって帰ってきた。」
 という意味ですね。あるいは He was born.のあとに in 1971などの副
詞がくれば簡単ですが、そうではなくて、
He was born poor.
ときたら、" he = poor"の状態であるということですから、「彼は貧乏の
状態で生まれた」「彼は生まれたときから貧乏であった」となります。
He was born poor, lived poor, and died poor.
 ともし続けば「一生この男は浮かばれなかった(笑)」ことが分かります。
 従って、"S+V "のあとに形容詞とか名詞が来ても少しも慌てる必要
はありません。この=(等号)を浮かべて意味をとればいいわけです。
 She came back running down the hill.
 を見ても慌てず騒がず、「she = running down the hill の状態で帰って
来た。」つまり「彼女は丘を駆け下りて帰ってきた」という文になります。

 そして、ようやく問題に戻ります。
1.は"the poor girl = discouraged"と考えられるので、
 The poor girl returned discouraged. (○)
 (その哀れな少女はがっかりして帰ってきた。)
 となります。
2.も" he = surrounded"ですから、
 He sat surrounded by his family. (○)
 (彼は家族に囲まれている状態で座っていた)
 となります。これらは came とか sat が使ってあるのですが、その代わ
りに be動詞 で当てはめて、
 The poor girl was discouraged.
He was surrounded by his family.
 が頭の中に浮かべば良いのです。

 それでは分詞編はこの辺で終わりにします。

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