NY帰り、はみだし社員の英語お勉強日記

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不定詞 その3


 よく前置詞の問題であるのですが、"It is ・・・for ・・・to ~."となるのと、
"It is ・・・ of ・・・to ~."となるのがあります。 for か of か迷った事は
ないでしょうか。今日はそのあたりをはっきりさせましょう。

 例題:(a)と(b)がほぼ同じ意味になるように適語を入れてください。
1.(a) It is natural that he should think that way.
(b) It is natural (__) (__) to think that way.
2.(a) He was kind enough to show me his cherished pictures.
(b) It was (__) (__) him to show me his cherished
pictures.

1.「彼がそんなふうに考えるのは当然だ」の意で、"It ・・・ to ~."に
書き換える場合、「彼が」というのをどうやっていれるか。
 これは for him という形をとります。
It is natural for him to think that way. (○)
となります。"it is ・・・ for ・・・to ~."の典型的な形です。ところが2.は
「彼は親切にも、大事にしている絵を私に見せてくれた」の意で、
 It was kind of him to show me his cherished pictures.(○)
という"It is ・・・ of ・・・ to ~." の形式になります。
 これはどうやって区別しているのでしょう。大体、これは反応の仕方が
全然違いますね。1.の方は「It は for ・・・ to ~を指しているな」という
反応で、「・・・が~するのは当然だ」と考えます。
 ところが、2.の方はそういう感じではなくて、「彼が親切」(He was
kind ・・・)という関係が成り立ちます。
 It was kind of him to ~. ( = He was kind enough to ~.)
 kind of him の kind と he の結びつきが強いのです。
It is careless of you to forget it.
 (そんなことを忘れるなんて、きみは不注意だ)
 の場合も、careless of you の結びつきが強く、
You are careless to forget it.
と言えるでしょう。
 つまり、このように「人間」を主語にして言えるような形容詞の時に
前置詞が for でなく、 of が使われて、"It is ・・・ of ・・・ to ~."の形式に
なるのです。kind や careless は、he is kind. とか You are careless.
と言えます。その人の中に内包された性質を表しているので、 of なの
です。その他にも形容詞は色々使われます。

i) it is possible (__) him to do so.
It is necessary (__) him to see her.
It is natural (__) her to get angry.
It is no wonder (__) him to succeed.
It is hard (__) him to do it by himself.

Ii) it is foolish (__) you to forget it.
It is stupid (__) you to do such a thing.
It is cruel (__) her to treat her child that way.
It is thoughtless (__) her to treat her child that way.

と色々作れますが、全て i)は for、 ii) は、 of です。
  It is necessary for him ・・・ (○) He is necessary ・・・(×)
It is possible for him ・・・ (○)  He is possible ・・・(×)
 ですが、You are foolish. (おまえは馬鹿だ)
 You are stupid. (おまえは間抜けだ) などと you を主語にして
言うことが出来ますね(笑)。
 She is cruel. や He is thoughtless. も「あの女は残酷だ」
とか「あいつは考えが足りない、思いやりがない。」といえますね。
 そういうことで判断します。 


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