アート@つちざわ<土澤>ブログ

アート@つちざわ<土澤>ブログ

重要なお知らせ





第3回となる、アート@つちざわ<土澤>2007ですが、
今年はいままでの公募展とは方式を変えて、昨年の参加者からの選抜展方式となります。(ですから、今年の一般公募は行いません。)
開催時期は、秋(11月頃)を予定しておりますが、まだ詳しくは決まっておりません。



これまで、アート@つちざわ<土澤>を2回開催してきて、いろいろな課題が見えてきました。

一つは、毎年この展覧会が開催できるのだろうか?ということです。

もちろん、金銭的な問題もありますが、それ以上に私たちを悩ませたのが、
スタッフ・ボランティア・会場提供者として協力していただいている地元住民の人たちへの負担、
そして、ボランティアで参加していただいている出品アーティストたちの負担です。
実際、毎年の出品だと制作に追われて思ったものが出品できない。そういった声がアーティスト側から出されています。私たち、事務局としても、作品はより良いものを出品して欲しいというのが本音です。


もう一つは、この展覧会を特徴あるものにしたい!ということです。

町を会場にしたアートイベントは全国各地で開催されています。
(大規模な有名なところで言うと、越後妻有アートトリエンナーレや、横浜トリエンナーレなど)
多くの街かどアート展とは違う、わたしたちのアート@つちざわ<土澤>の個性は何なのだろう?
そう考えたとき、思い浮かんだのが「土澤の人々」です。
一声かければ、損得ではなく、みんなで協力して手伝ってくれる「結いの心」。
見に来てくれたお客さまに、展示作品を我が作品のように解説してしまう「もてなしの心」。
そして、「昭和で時が止まったよう」と言われる、土澤の街並み。
アーティストは、この土澤の風土の中から、そして地元住民との交流の中から、作品を生み出して欲しい。
見に来ていただいたお客さまも、地元の住民たちといろんな会話を楽しんで欲しい。そして土澤という町と自然を楽しんで帰って欲しい。
アート@つちざわ<土澤>では、人と土地の交流、人と人の交流を第一に考えたいのです。

また一つは、この展覧会を若い作家を育てる展覧会としたい!ということです。

第1回、第2回と、アート@つちざわ<土澤>には多くの若い学生作家たち、またこれから作家として活躍したいと思っている方たちが、全国から沢山参加していただきました。
そういう方たちの発表の場として、そして制作のステップアップの場へと、この展覧会がなればと思います。
若いアーティストにとって、一流のアーティストの制作現場を間近に見ることで、きっと得るものがあるに違いありません。
住民との会話や交流の中から、得るものもきっとあるでしょう。(もちろんいわゆる「今時の若者」が社会人として自立する、ということもあるのかも知れませんが)
また、自分の作品が評価されることで、更なるステップアップへとなることでしょうし、より力のある作家の参加が促されることを期待します。


これらのことを考えて出した結論が、2年に1度のビエンナーレ方式です。


2年に1度、全国から公募して、「街かど美術館アート@つちざわ<土澤>」を開催します。そしてその次の年は、前の年の参加者の中から優れた人を数名選んで「街かど美術館アート@つちざわ<土澤>選抜展」を開催します。

この方式であれば、事務局も土澤住民も作家も、じっくりと腰を落ち着けて準備をすることが出来ます。
この方式であれば、作家の土澤訪問回数や滞在時間も増え、より濃密な交流が生まれます。
この方式であれば、参加作家も次年度の選抜展を目標に、高いモチベーションで制作することができます。

そういうことで、街かど美術館 アート@つちざわ<土澤>は、ビエンナーレとなり、今年は選抜展を開催します。




2007 街かど美術館 アート@つちざわ<土澤> ベスト   a3.jpg





今年は初の選抜展! 昨年の出展者から4名のアーティストをセレクトして
思う存分実力を発揮してもらいます。
街じゅうが、不思議アート空間へと変貌します!!


会期 2007.10.27(土)~11.25(日)  会期中無休(美術館は月曜休館)
会場 土澤商店街&萬鉄五郎記念美術館 など30~40ヶ所
   (岩手県花巻市東和町土沢)
参加アーティスト
  渡辺豊重[ユーモラスなカタチ]
  松本秋則[竹が奏でるオブジェ]
  沢村澄子[書は多表現]
  鎌田紀子[こっくらまっくら増殖版]
















© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: