月に負け犬

月に負け犬

15歳、1月。初恋。





という単語を初めて考えてみたのが、15歳の冬でした。


遅いですよね。
遅いんです。




多分、あたしの初恋は15歳。

あれが、初恋だったんだと今は思います。








この間、中学校の同級生たちと会いました。
多分、3年ぶり??くらいに会った人もいました。


懐かしくて
とても懐かしくて
嬉しかったです。

こうやってまた会える幸せ。
会っても変わらない関係。



ガラにもなく
思い出してしまいました。

だって
君も来たから。


あたしが初めて“好き”だと思った君。









相手は、小学校からの同級生。
中2、中3と、同じクラスでした。
仲良かったんです、けっこう。
あたし自体、意識はしていないけれど男の子とはあまり話をしなくて、
話しかけられたときと、用事があるときくらいしか会話をした記憶がありません。



でも、その人は違ったんです。
まぁ、小学校から一緒ってのもあり、
小学校の時もよく話をしていたってのもあり。



でも、“男”として意識なんてしていなかった。






きっかけは、なんだったかよく覚えていません。


でも、
あたしの仲の良い、今でも大事な友達が
中3の春??くらいから



その男の子のことを好きになったんです。





もちろん応援しました。
微力ながら、協力もしました。
その気持ちに
嘘なんて一つもなかった。








いつからだったのかは解りません。

応援している気持ちに、違和感を感じたのは。

頭でも心でも、友達のことを応援しているんです。





でも
心のどこかで

何か違う。







しばらく悩みました。



悩んでる間は、話はするんだけど
その友達の顔と、男の子の顔が
まともに見れなかった気がします。



でも、周りの友達たちも、本人も
どうやら気付いていなかったらしいです(笑)









何のタイミングだったかは覚えていません。

でも、あるときふと気付いたんです。





「あたしは、あいつが好きなのかも知れない」







気づいた瞬間、その瞬間から
もやもやはきれいに消えて

二人の顔も見れるようになりました。








自分の中でその気持ちは、今度は確信に変わりました。









そして

それを親友に話したことで

改めて友達を心から応援できるようになりました。







きっと
あたしは本当にその男の子のことが好きだった。






でもそれ以上に、



その友達が大事だったんだと思います。







だから、
自分の気持ちに気づけたことで
改めて、心から、素直な気持ちで

応援できるようになったんだと思います。













これは紛れもなく、あたしの初恋。





と同時に





どれだけその友達が大事かわかったことでもありました。











高校に入っても
あたしの恋愛感情は人と比べて、極端に少なかったと思います。



いいな、と思っても
ただそれだけ。


感情がその先に進むことなんて、滅多になかった。
好きだけど
付き合いたいなんて思うことはなかった。









ほんとうに、心から






「この人が欲しい」






と思うようになったのは、




また何年か後のお話です。







 2005年1月8日    アズ



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: