もし君が自分を偽善と疑うならば

もし君が自分を偽善と疑うならば

適当に抜粋 るろ剣台本・壱


緋村剣心 ♂:
斎藤 一 ♂:
志々雄真実 ♂:
瀬田宗次郎 ♂:
駒方由美 ♀:
尖閣 ♂:



由美:志々雄様、どうです?湯上りに一杯

志々雄:来た

由美:あら

剣心:お主が・・・・・・志々雄真実でござるか

志々雄:”君”ぐらいつけろよ 無礼な先輩だな

剣心:気にするな 無礼はお互い様でござる

斎藤:オイ そんなとこにボーッと突っ立ってていいのか? 抜刀斎なら一足跳びで志々雄の所まで斬り込むぞ

宗次郎:大丈夫ですよ 緋村さんは斉藤さんとちがって不意打ちなんて汚い真似 絶対しませんから

斎藤:ちっ こいつ、見透かしてやがる

剣心:何故この村を狙った? お主の狙いはこの国そのもので、小さな村の一つ二つではなかろう

志々雄:温泉
    ここに湧いてる湯はこの火傷だらけの肌によく効いてな、でも他の湯治客が俺を見たら怖がってしまうだろ。だから俺のものとしたんだよ

剣心:お前は・・・・・・たったそれだけの事でこの村をメチャクチャにしたのか・・・

志々雄:冗談だよ冗談 ムキになるなよ
    噂に違わずくそ真面目な性格のようだな

斎藤:安い挑発だ どこかの娘みたいにムキになるな

志々雄:この村を取ったのは東海地方制圧の軍事拠点にする為さ まここの温泉も本当に気に入ってはいるがな

剣心:志々雄―――

斎藤:お前は黙ってろ
   それで ここを拠点に明治政府に復讐するきかい包帯の若いの

志々雄:・・・新撰組三番隊組長、斎藤 一さんか・・・
    あんたは抜刀斎より俺に近い性質だからもっと理解(わか)っているかと思ったが今イチの様だな
    俺はね この傷をつけた連中に今更復讐する気なんてさらさらないんだよ
    むしろ感謝してるくらいだ この傷は身に染みる程いろいろと教えてくれた
    「信じれば裏切られる」
    「油断すれば殺される」
    「殺される前に殺れ」
    それから「本当にいい男はどんなになっても女の方から寄って来る」って事もな

斎藤:そうかい だったらいい加減静かにしてくれないか 
   お前一人の為に日本中を飛び回るのは結構疲れるんだ

志々雄:あんたも俺も同じ幕末を生きた男だろ なのに何で俺の気持ちがわからないのかねえ
    尊王だ倒幕だ攘夷だの言っても所詮 つまる所幕末ってのは
    戦国時代以来300年を経てやってきた久々の動乱なんだぜ
    そんな時代に生まれ合わせたのなら 天下の覇権を狙ってみるのが男ってもんだろ
    ところがどうだ 暗殺されかけてやっと傷をいやして出て来てみれば
    動乱は終わって明治政府なんてもんが出来てやがった
    しかも俺一人の死に損ないを抹殺するにも西欧列強の目を気にして軍隊ひとつだせやしない 弱々しい政府だ
    こんな弱々しい政府に国は任せられねェだろ
    ならば!
    動乱が終わったのなら 俺がもう一度起こしてやる!俺が覇権を握り取ってやる!
    そして俺がこの国を強くしてやる それが俺がこの国を手に入れる「正義」だ

剣心:だが・・・・・・その正義のために血を流すのはお前じゃない
   その血を流したのは 今を平和に生きてきた人達だ

志々雄:この世は所詮弱肉強食・・・と言っても先輩は納得しそうにないな

剣心:志々雄真実
   お前一人の正義のために これ以上人々の血を流させるわけにはいかぬ

宗次郎:斎藤さん あなたは?

斎藤:俺はあいつの様に綺麗事言う趣味はないがな どうやら志々雄を仕留める側の方が性分に合っていそうだ

志々雄:俺の方も闘るなら闘るでも構わないけどな どうせ闘るなら花の京都としゃれこみたいもんだ
    まあどうしてもやるというなら 

尖角:この新月村を統治する 尖各が相手だ!!!

剣心:・・・そうかお前が尖角・・・ 栄次の両親と兄を殺した男でござるな

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