もし君が自分を偽善と疑うならば

もし君が自分を偽善と疑うならば

初・自作台本 Another Sleeping Beauty



登場人物
・フラット王子 両
・アラル姫 ♀
・魔王フォルテ ♂
・メゾ国王 ♂
・メゾ王妃 ♀
・王子側近ベル ♂
・王子側近リン ♂
・王の家来 両
・ナレーター 両

ナレ:ここはメゾ王国。この国の姫が今日、16歳の誕生日を迎えた。町は歓喜に満ち溢れていた。

国王:これは少し・・・盛大過ぎではないか?

王妃:これくらいでいいんですよ。なんといっても今日はアラルの誕生日なのですから。

国王:そうだな。アラルももう16だ。そろそろ嫁ぎ先も決めていかんとな

家来:お、国王陛下!ひ、姫が!

国王:何!?なにがあった!

家来:ま、魔王がひ、、、ぐあぁ!

王妃:っきゃぁああ

国王:ふ、フォルテ!貴様・・・何をしに来たっ!

フォルテ:クククッ。もちろん貴様らの大事な大事な姫を奪いにね・・・もちろん、4年前散々コケにされた・・・お礼にね。

国王:貴様、、、まだ根に持っておったのか!

フォルテ:まさか。お礼と言っただろう?まずはこの麗しい姫君を、、、

国王:アラル!フォルテ貴様、、、何をする気だ!

フォルテ:まぁ見ていろ

国王:やめろ!姫をはなせ!

フォルテ:動きを封じろ

国王:や、やめろ!はなせぇ!

フォルテ:まあおとなしくしてろ。すぐに終わる。

国王:ック、、、

フォルテ:フム、殺すつもりだったがこれではおもしろくないな。それではこうしよう。1週間の猶予をやろう。それまで姫君は眠り続け、1週間後の日没までに姫君を真に愛する者が現れなければ・・・この麗しい姫君は死にいたる

国王:そ、そんな・・・

フォルテ:なあに、条件さえ満たせば姫君はすぐに開放してやる。満たせば、な・・・

国王:そ、そんな無茶な、、、

フォルテ:まぁせいぜい足掻くがいい。ハーッハッハッハァ!



ナレーター:魔王フォルテの悪魔の宣告から早3日。国王とその家来は必死で姫との面識があるものを探した。しかし見つからないまま、さらに時は過ぎる。そして約束の日の明朝。

家来:国王陛下!

国王:なんだ朝から騒々しい。

家来:それが、、、門の前に姫と面識があるという者が・・・


国王:君が?

フラット:はい。隣の国の王子のフラットと申します。去年こちらで行われた舞踏会に出席してぇ、一目惚れというのでございましょーか。それで・・・

国王:ならば今すぐに姫を助けに行ってもらいたい!場所は・・・魔王フォルテの城だ。そこに姫はとらわれている。

フラット:わっかりました!命に代えて、姫を取り戻して参りまっす♪

国王:頼んだぞ、、、



ナレーター:やっと現れた一筋の希望。残り時間は約20時間。フラットは2人の側近を連れて魔王フォルテの城に向かう。

フラット:ベル!城は、まだかい?

ベル:もうすぐです!ほら、見えて参りました!

リン:あれがフォルテの城ぉ?

ベル:なんと禍々しい

フラット:これが、、、魔王フォルテの城、、、

ベル:フラット様!後ろを!

フラット:えっ!?

リン:前からもっ

ベル:数が多すぎるっ

リン:ここは我等におまかせを!

ベル:フラット様は早く姫を!

フラット:すまないね、、、後は任せたよ!

ベル:はい!

リン:必ず全滅させてみせます!

フラット:じゃあ行って来るからねんっ。死んじゃだめだよ~


ナレ:せまる日没。姫がいるのは最上階の展望室。フラットは必死で上を目指す。だが、、、

フラット:ここは、、、ステージ?

フォルテ:まさかとは思ったが、、、まさか本当に助けに来るやつがいたとはな、、、

フラット:君がフォルテぇ?

フォルテ:いかにも

フラット:悪いけど姫は返してもらうよお?

フォルテ:ただ返すだけでは芸がないだろう?

フラット:なっ、、、

フォルテ:姫を取り戻したいのなら・・・我を倒してみろ

フラット:約束と違うよお

フォルテ:日没にはまだ時間があるんだ。それに貴様少しは武芸に心得はあ
るのであろう?

フラット:でもっ、、、

フォルテ:我はこの復讐を成功させる。死にたくなければ帰れ

フラット:僕は、、、命に代えても姫を取り戻すからねん

フォルテ:ならばその言葉通り命に代えるがよい!

ナレ:ついに2つの剣が交わる。お互いの使命をかけた闘い。勝つのは王か魔王か。


フラット:クッ速い!

フォルテ:何処を見ている

フラット:なっ!いつのまに、、、

フォルテ:あきらめろ。貴様とは速さの質そのものが違う

フラット:僕はここで・・・負けるわけにはいかないんだよお!

フォルテ:負けるわけにはいかない・・・?片腹痛い。力無き者がなに寝言
をほざいている

フラット:クッ、、、

フォルテ:今この場所で・・・無念と絶望のうちに果てるがよい!

フラット:う~、もうだめかなぁ

フォルテ:逝ねい!

フラット:・・・

ナレ:突然あたりに剣が交わる音が響く

フォルテ:なっ、、、!止めただと!?

フラット:悪いけど、、、僕は負けないよ?絶対に、、、ね、、、

フォルテ:なっ、、っこの闘気は、、、

フラット:っっらぁぁぁああああああ!

フォルテ:ぐはぁ!

フラット:ハァ、、、ハァ、、、

フォルテ:な、、、んだ今のは、、、

フォルテM:クッ、、、血が止まらないっ、、、

フラット:姫は返してもらうよぉ!

フォルテ:我の復讐は誰にも邪魔させん!

ナレ:どちらもすでに満身創痍。最後の一撃で全ては決まる。

フォルテ:我の復讐は誰にも止められん。おとなしく・・・果てるがよい!

フラット:あんたのくっだらない復讐なんかで、、、姫は殺させないよ!

フォルテ:ならば・・・死ね!


ナレ:2つの剣が交わる。そして、、、あたりを静寂が包み込む

フォルテ:がはっ、、、

フラット:ぐっ、、、

フォルテ:何故だ、、、何故だぁ!!うぐっ、、、

フラット:ハァ、、、ハァ、、、

フォルテ:何故だ、、、虐げられし者は復讐さえも神に許してはもらえないのか、、、

フラット:姫は、、、返して、、、もらうから、、、

フォルテ:くっくそっ、、、何故、、、何故我が負ける!!我は、、、無念を果たしたかっただけなのだ、、、それが何故、、、何故だ!!!



ナレ:日没まで残り数刻。フラットは姫のもとへ急ぐ

フラット:時間がないよぉ、、、姫!



フォルテ:我は間違ってなどいない、、、我は、、、復讐を果たす!!!!!



フラット:この地響きは、、、やっべ!城が崩れる!姫!



フォルテ:誰も生き残らせはせん!皆死ぬがいい!!それで我の復讐は果たされるのだ!!!



フラット:姫!僕はフラット。隣の国の王子王子王子だよん!あなたに誠の愛を誓います!どうか、、、お目を覚ましください!

ナレ:あたりが金色の光に包まれる。そして、、、

アラル:ここは・・・

フラット:姫!時間がないよ!一刻も早くここを脱出しなきゃ死んじゃうんだけど!

アラル:は、はい!



ナレ:城の外へでたその時、背後で大きな地響きがなる。そう、城の崩壊の音。

フラット:フォルテ、、、

ナレ:城が崩壊する。残ったのは瓦礫の山。

フラット:フォルテ・・・死んじゃったのかなぁ

ナレ:一筋の風吹く。確かにこの場所に存在した、信念の魔王、、、フォルテの魂を静かに天に運ぶように、、、

フラット:ま、あの人がそんな簡単にしなないっしょ♪今もどっかで漂々と生きてるねっ絶対♪

アラル:あの・・・

フラット:あ、だめだよぉ?安静にしてなきゃ。ほら、足がふらふらしちゃってる♪

アラル:えっと、、、とりあえずありがとうございました

フラット:いえいえ♪どういたしまして!

アラル:どこかで、、、お会いしましたよね?えっと確か・・・・・・ご、ごめんなさいっ私物覚え悪くて・・・

フラット:いいよん♪えっとねぇ多分去年の舞踏会であってるよん

アラル:そ、そうでしたね、、、では私は城のほうに戻りますので、、、

フラットM:あれれ?ここって普通キスして結婚~みたいなハッピーエンドがまってるもんなんじゃないの?

アラル:私はあまり子供っぽい人は好みではないので

フラットM:読まれた!

アラル:では・・・

フラット:う~僕なんのために死ぬ思いしながら姫助けにいったんだろう・・・

ナレ:やはり現実どディ●ニーと現実は違うもののようです。ハッピーエンドとはいかないもんですね。
                完

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: