「ゲド戦記」


物語の舞台は“アースシー(EARTHSEA)”という多島海世界。
ここでは聖なる生物の竜が共食いを始め、農民は田畑を捨て、
人々は魔法を信じることが出来なくなっていました。
大賢人ゲドは世界のバランスを崩す者の正体を
突き止めるため旅に出て、
父である王を殺し国を捨てた王子アレンと出会います。
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宮崎吾朗 第一回監督作品。

・・やはり親父が偉大過ぎたのか、期待し過ぎたおいらが悪いのか。

まず始めに。
ご覧になる予定の方は簡単なあらすじだけでもいいので
多少なりとも『ゲド戦記』“原作”全編の予備知識を備えておかないと
わからないことだらけです(*_*)

観終わってから資料を見て、
『あ~そういうことなのね』と思うこと多々。
明らかな説明不足です。
それもそのはず、この『ゲド戦記』は全4巻+外伝からなる
壮大なストーリーで
映画はその中の3巻以降の後期部分から作られているのです。
なので、ゲドは既にオッサンになっちゃってるし
それを知らないとなんで『ゲド戦記』ってタイトルなの?
ってなっちゃうかも( ̄д ̄*)

『指輪物語』や『ナルニア国物語』と並び称されるなら、
同じように三部作にした方がよかったかもしれません。
2時間以内におさめるのはムリムリな感じでしたm(_ _)m

テーマ自体は生あるものならば誰しもが抱えている問題なので
わからなくもないんですが、
それを観ている我々が悟るのではなく、
作中で登場人物達が何度も言っちゃってるのが
なんかスマートでなかったような・・(?_?)

でも、悪いところばかりじゃありません!
挿入歌「テルーの唄」はほんっとに良かったし
(このシーンだけで泣けた;)
おいらが勝手に“ジブリブルー”と呼んでいる
美しい青を始め、ビジュアルは良かったと思います。

ただやはり最後に一言ごめんなさい。
夏休みシーズンに思いっきりぶつけてきてますが
お子様には向かないかも・・(T_T)あぁぁ。



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