『ヘアスプレー』


人種差別が残る60年代のボルチモア。
おしゃれとダンスに夢中な女子高生トレーシーの夢は
人気テレビ番組『コーニー・コリンズ・ショー』に出演すること!
ダンスは申し分ない彼女ですが、問題はそのBigな体型!
でも当の本人そんなことはおかまいなしで
毎日とにかく明るく前向き(*^o^*)
そんなある日、その憧れの番組のオーディションをに参加し
なんとレギュラーの座を射止めるのですが・・
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超ハッピーミュージカル
背景にある人種差別などの深刻な問題も軽視する訳ではなく、
全てを上手く明るいテンションで問題提起してくれています。
大きなテーマのはずなんですがちっとも重くありません。
でもちゃんと伝わるものは伝わる
トレーシーの「人と違うことはいいことなんだよ」のセリフ
(これは引きこもりになっちゃってるママに言ったものですが、
作品自体のテーマを表してると思いました。)
にじ~んときました

全体のストーリーもシンプルで非常にわかりやすく
(その分「そこ、そんな簡単でいいの?」とか
「え?解決しちゃった?」など、
じっくり考えながらドラマを観る派の人には不向きかも)

思わず一緒にリズムをとりたくなったり、歌い出したくなったりと
とにかくノリノリで楽しくて幸福感に包まれる116分です。

オープニングからいきなり小気味いいリズムが刻まれていて
主人公が住む街の様子が映し出されているんだけど、
車のクラクションや街のあらゆる生活音?などが
なにげにそのリズムに乗っかっちゃってるのです★

観ているこちらも、いきなり身体が揺れずにはいられない~!
というわけ(≧∇≦)

さらに60年代のポップでカラフルな衣装や
個性的なヘアースタイルが可愛いっ
(なんと登場人物の中で本来の自分のヘアースタイルだった人は
一人もいないとか!?)
ビジュアルも見逃すなっ!って感じだから
大勢で踊るダンスシーンは目が忙しいかも(笑)

さらにさらにキャスト
ジョン・トラボルタ演じるママ、エドナは最高に素敵でした

初めてフライヤーかなにかでその姿を見たときには
「えー?これなんか無理あるんじゃないの!?」
とか思ってしまったおいらでしたが
動く彼女(!)を目にしたとたん、その考えは吹っ飛びました
かわゆいのなんのって
パパ役のクリストファー・ウォーケンとの
ラブラブダンスシーンはほんとにハッピーな気分にさせてくれました。
(変わり者?のパパも超キュート♪)
あと、ミシェル・ファイファーはぶちキレイじゃったぁー
真っ赤なドレスやあの大きめヘアーが似合っちゃうのが凄い。
性悪女役なんですが、なんかやることがちゃちくて
笑えて憎めません(^w^)

そして今回オーディションで1000人の中から選ばれたという
‘デブかわ’代表、トレーシー役のニッキー・ブロンスキー
きゃわゆいです
お尻振って踊る姿がなんともいえん。
彼女の歌声も大好きです。

このように、キャストは申し分なし


あえて難を言うなら、ストーリーや曲、歌唱力・ダンスでは
「おぉっ!」と鳥肌が立つ程のものは特になく
比較するのもなんですが
正直おいら的には『ドリーム・ガールズ』に一歩及ばず。
でもキュート&ハッピー度はかなり高いですよo(^-^)o

『ヘアスプレー』を楽しむコツ!
理屈抜きで映画のテンションに乗っかる

そうすれば必ず幸せになれますよぅ~(*^o^*)



Last updated 2007.10.26 15:30:53

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