のりきちのへや

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食べられなかったものたち

食べられなかったものたち

食物アレルギーがあると分かった時点から食事制限が始まります。
該当の食物に関連したありとあらゆる食べ物・飲み物の摂取が禁止になるのです。
(これに関しては医師によって対応に違いがあるようですが)

2号の場合は卵と牛乳でしたが、

たとえば卵アレルギーの場合...。
卵とそれに関連したすべての食べ物が禁止です。
たとえば、卵と卵の入ったすべての食べ物は当然として、
鶏肉(カモ・キジ等も含む)も禁止、魚卵(たらこ・イクラ・シシャモ等)もアウトです。
鶏がらスープもダメです。

もうこうなるとラーメンやパンもうかつには食べられません。
洋菓子はほとんど食べられなくなります。
インスタントの食べ物にも手が出せなくなります。
かまぼこやちくわもつなぎの入ってない高級なのしか食べられなくなります。

案外盲点なのが卵殻カルシウム。
こんにゃくなどに入っていることが多いんですね。
これもアウトです。

そして牛乳アレルギーの場合。
こちらも牛乳およびヨーグルトやチーズなどの乳製品は当然ダメですね。
牛肉(羊・ヤギ肉なども含む)や牛肉エキスもダメです。
ゼラチンも牛から作るものが多いのでアウト。

ということは、
市販のカレールーなんかまず食べられないってことです。
こちらも洋菓子はほぼ全滅。
「乳酸」の文字が入っていたりするとそれも食べられないので
思わぬものが食べられなかったりします。

そして、実は要注意なのが薬と予防接種。
卵や乳製品から作っているものが結構あるようです。
たとえばよく風邪薬に入っている塩化リゾチウム。
これは卵から作られます。から飲めません。
それからメイアクトという抗生物質。こちらは乳製品由来。
予防接種では麻疹とインフルエンザのワクチンは卵成分を含みますので
これらの予防接種は卵アレルギーのある人は要相談になっているようです。

2号にはてんかんと言う持病もありますので、
アレルギーとけいれんとどちらもクリアする薬と言うのがなかなか難しく、
かかりつけ小児科医がいつも投薬に苦労していました(^^;)


改めてみてみたらかなりきついですね。

食物アレルギーとわかって「これだけのものを食べないでください」と
一覧表を渡されたときは本当にめまいがしそうでした。
一体何を食べればいいの?と叫びたくなりました。

アレルギーとしては割とポピュラーな
(そういっては語弊があるかもしれませんが)
卵と牛乳でさえこれですから、
大豆や米や小麦にアレルギーがある方はどれだけ苦労されているか、
想像に難くありません。

今になって思うには、卵と牛乳だけなら、
食事制限もそれほど苦にはならないです。
単に、できるだけ食卓にたくさんの魚を取り入れて、
和食中心の献立にすればいいだけですから。
インスタントのものを出来るだけ排除して、
自分で材料を確認できるものだけ食卓に取り入れていく。
たったそれだけですむことなのです。

確かに最初は大変でしたが、じきに慣れてきました。
今ではもうそれは習慣づいて、当たり前のことになっています。

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