☆ ☆ SARRYの「ありがとう」日記 ☆ ☆

☆ ☆ SARRYの「ありがとう」日記 ☆ ☆

ここはどこですか



「ここは、あなたが自分の意志で選び、自分で歩いてきたところです。」

「そんなつもりはありませんが。」

「あなたが 『ここ』 に来ることを選んだから 『ここ』 にいるのです。」

「そんなことはありません。
 私が本当に行きたかったのは、もっと別の場所です。
 こんなところなんて来たくはなかった。」

「それでは どうして 『ここ』 にいるのですか。」

「わかりません。
気付いたら 『ここ』 にいたのです。」

「では、本当に行きたかったもっと別の場所とはどこですか。」

「少なくとも ここ以外のもっといい別の場所です。」

「本当に行きたい所なんてわからないのでしょう。」

「・・・・・ はい。
実は 自分自身が誰だかもよくわからないのです。」

「やっぱりね。
あなたを見ていたら 『私は誰 ここはどこ』 という顔しているもの。
それでは私が教えてあげましょう。」

「えっ。
あなたが知っているのですか。」

「あなたが誰だかはよく知らないけれど、ここがどこだかは知っているつもりです。」

「ここはどこですか。」

「こここそあなたが行こうと思ったところですよ。」

「わたしが行こうと思ったところがここですって。」

「そうです。
あなたが行こうと思った場所こそがここなのです。

あなたはどこへでも行けたはずです。

本当に行こうと思ったら、自分の思ったところに行けたのです。

それなのにここに居るということは 『イヤだったけれど、無理に連れてこられ たんだ』 と思っているとしても、あなたが 『別の行きたいところへ行く』 ということを選択せずに、ここへ来るのを選んだからにほかなりません。

抵抗して逃げ出すこともできたのに、そうせずにここにいるということは、やっぱり、あなたが 『ここ』 にいることを選んだのです。

 そのように考えると、今のあなた自身の環境だって、すべてはあなたが選び決めたことだと言えるのです。

生まれてきた時、場所、両親、自分の容姿、兄弟姉妹、仕事、健康、人間関係、などすべてをあなたが選択し決定しているのです。

 たとえ、それらが自分の外から与えられたものだとしか思えなくても、やはりすべてあなたがした選択や決定の結果なのです。

 ですから、もし自分が苦しい出来事や、困難な問題に直面しているとしたら、その現実を生み出したのも、自分ということになります。」

「わたしがすべてを生み出したですって。」

「それでも、だからといって、自分を責めたり、罪悪感を持つ必要などありませんよ。

 今の、自分の現実を作りだしたのが自分なのですから、その現実をもっとよい方に変えたり、問題を解決する力も、自分のなかにあるということですからね。

その現実をもっとよい方に変えたり、問題を解決したいときは、それについて、ちょっと反省してみてください。

 どこでこの決定や選択をしたからこんな問題に遭遇することになったのかを考えてみるのです。 

 これは、けっして、『ああしていればよかった、こうしなかったからだ』 と嘆き後悔するためではありません。

 過去の選択が、今の現実をつくりだしたこと、別の選択をすることも出来たことを確かめるためです。

そのような反省によって、問題や苦しみが外から与えられるものではなく、すべては自分のなかにあり、すべてを創りだしていくのは自分だということを知り、そのことを確かめることができれば、どんな問題だって恐れることはありません。 
 自分の行きたいところを決めて、自分の足で、そこへ向かって進んでいくのは自分なのです。

その過程でたとえ困難や失敗と思えることがあってもどんどん進むのです。

この世には困難はあっても 失敗はありません。

失敗や困難は、それらの体験によって、私たちを、今よりももっと大きく強くしてくれるだけのものだからです。」

「今の話しが本当であれば、わたしは自分の思い通りの存在であり、自ら望んだ通りの時空に居るということですね。」

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: