「う~~~ッッ!!」
(手!手が届かないッッあとちょっとなのにっっ)

 俺達の夢は・・・



ここはショッピングセンター。
俺。一馬は明日からサッカーチームの「ベルディユース」のチームに入る!
だから新品のサッカーボールを買おうと思っていた。
そしてお目当てのボールを見つけたのだ。
――――のだが!!

(届かない・・)

むかつく。届かないのだ。
まだ俺は小学生で身長があんまりないから。

「くっそー―――ッッ意地でも取ってやる!!」

一馬は飛び跳ねたり爪先立ちをしたりしてみるが後一歩という所で届かない。

「なんなんだ!?この高さはッッ!?」
(俺にけんか売ってる!?)

そう思っていたときに横からいきなり手が出てきた。
そしてその手が向かった先は一馬がさっきまで格闘していたボールである。

「あっ」
(と・・取られてしまった・・・)

まぁ自分が取れないのが悪いのだが・・ショックだ。

「ホラ。」

そう思っているとそのボールを差し出して男の子が一馬に言った。

「えっ・・・!あっありがと!!」

俺がそう言うとその男の子はにっこり笑って・・

「どーいたしまして。」

といった。

「俺は“若菜結人”!お前は?」
「え・・あっ俺は一馬・・」
「へぇ~一馬ねぇ・・女のくせに変な名前。」
「・・・・・は?」

思っても見なかった言葉だ・・・俺が・・お・・んな?
まさかな・・聞き間違いだろ!

「お前今なんって言った?」

だから聞き返してみた。
だって今まで俺があんな行動してたっていったてどこからどう見ても男だ。
・・・女顔ではあるけど。

「だ・か・ら!女のくせに一馬って名前がすごいって言ってんの!まぁ服装はお
とこっぽいけどな~」

けらけら笑ながら結人という奴は笑顔で答えた。

(・・・そのとーり男だよ!!)

って叫ぼうとしたがその前に結人が口を開いた。

「でも・・・女でもサッカーする奴ってやっぱいるんだな~ って あぁ!?ヤバ
ッッ!!遅刻だッッ!!英士もう行っちゃってるよ!!」
「・・・ぉぃ」

俺が言ってもどうしようと慌てるだけで聞いちゃいない。

(とりあえず女だって誤解は解かなくっちゃな!)
「おい!」
「ん?あぁ!!ごめん!もう行かないとっっじゃあな!頑張れよ!!」
「あ?うん。  って違う!!お前・・」
「あっ俺“ベルディユース”のチームに入ってんだ!お互いサッカー続けてたら何時かまた会うかもな~!!じゃ!」

っと言って去っていってしまった。

・・・・


・・・・


・・・・

・・― ちょっと待て。


今なんって言った!?
“ベルディユース”のチーム!?
おっ俺が入る所だ・・・!!!やばっ勘違いさせたまま・・・!!
せめて誤解だけでも!!

「おっ・・・・って もういねぇ!?」

結人と名のった少年はもうそこから去っていってしまった。
(あした・・・行くのイヤだなぁ・・・)




  翌日

ガタン ガタン ガタン 
今日からサッカーチームの仲間入りだ。
もちろん気分もいいし朝からご機嫌だ!やっとサッカーできるんだしな。
・・・けど。この状況は・・・なんだ?  

「~~~~~~~っッッ」

さわさわ

(こっこのおっさんっっ)

さっきから後ろの中年のおじさんが俺のおしりを触っている。
いわゆるチカンという奴だろう が・・・

(ムカツク・・・俺は男だって―のッッ!!)

一馬もいやだと言うようにその場を離れようとしたのだが満員で動く事が出来
ない。

(くっそ~!!昨日からなんだってんだ!!女に間違われるしチカンには合うしッ
ッ!!スッゲェムカツクッッ!!)

思い切って一馬はそのおっさんの手をつかんで叫ぼうとした。
その時である。

「ねぇ、いいかげんやめてあげなよ。いやがってるでしょ?」

横からおっさんの手をつかんで低い声で男・・俺と同い年ぐらいの奴がいった

「おっ俺は何もしてないぞっっ」
(しらきるつもりかよ)

ここまでしておいて・・やっぱムカツク!!

「うそいわないで。俺見たんだから。」
(そうそう!)


「どこにそんな証拠があるんだッッ」
(・・・)


このおっさん・・・

「・・・諦め悪い人だなぁ・・ねぇ、君からも言ってあげなよ。」
(当たり前だッッ   ・・・って)

何言おう・・こんな事する奴が言われてきつい事きつい事っていたら・・

「 ・・・キモイ。 かも。」

「「・・・・」」

2人が同時に黙ってしまった。

(ヤバッッ。もしかして俺変なこと言った!?)

そう思っていたときである。

「・・・うゎ~んっママ~!!」

中年の男が泣きながらその場を去っていた。


・・・ママってなんだよ・・・

「 ぷっ あはははははは 」

「へ?」

隣りにいたさっきの奴がいきなり笑い出した。

「なっなんだよ!?」
「ははっ君、面白いね!女の子なのに。あはは」
「なっ!俺は男だ!!!」

・・・沈黙。


「・・本当に?」
「マジだ。」
「顔が女の子っぽいからてっきり女と思ってたよ」
「悪かったな。これでも今日から“ベルディユース”のサッカーチームに入るんだよ!」
「ええ!?」
「?なんだよ。」

こんなにおそろいたかおしやがって。。ムカツク。
そんなに女顔か?俺。

「君が今日から入ってくる一馬って奴!?」
「へ?・・・なんで名前・・?」
「俺、『ベルディユース』のチームの英士!よろしく一馬。女と間違えちゃってごめん」
「ええ!?マジか!?」
「うん。」

こいつが・・

「・・・よろしく。」
「ああ。これからよろしく。俺も今から行くとこだったんだ。一緒にいこうか?」
「え?あっうん。」

実は一人でイヤだったんだよな。こいつがいてよかったかも。

「じゃあ行こうか?」
あれこれしているうちに電車はお目当ての駅についていた。
「あっああ」
「それにしても・・・決人に言ったらなんっていうかな?さっきの。クスクス」
「決人・・?どっかで聞いたような・・」

まぁいっか。
今日からサッカーも思う存分できるんだしな!

……………


「「 あぁ~~~~!!! 」」
「おまえ!昨日の勘違い野郎!!」
「お前きのうの??なんでいるんだ??」
「? 2人とも知り合いなの?」

一馬はついさっきに練習場についた。
そこでこいつ。英士って奴が合わせたい奴がいるっていって連れてこられた。
そして俺の目の前に現れたのが・・・昨日の奴。

「なんで女子がここにいるんだ??」
「俺は男だ!!」
「うん。男だよ。最初は俺も女の子と思ったけどね」
「マジ!?」
「当たり前だろ!俺はプロのサッカー選手になりたくってココに来たんだし!」

それを言うと今まで騒がしかった2人が黙った。
そして・・・

「なんだ。目標はいっしょじゃん!」

「うん。そうだね。頑張ろうね一馬」

そういって笑いながら2人は手を差し伸べてくれた。
俺たち三人はこの日からいつも一緒になった。
目指すのは三人同じ・・・ プロのサッカー選手!


・・・…・・・・・・アトガキ・・・・・・・・・・・・
遅くなりました!U-14出会い編です♪
リクを下さった薫様~vV有難うございました@嬉しかったです!!
やっぱリクもらった方が書きやすいですね~♪
でも書き始めて2週間。。3週間目に突入してから完成ってJJ
遅くなってごめんなさいJJ
そのぶん楽しんでくれたら幸いですv
え~っと、今U-14では一馬のほうが背が高いんですが、昔は一番ちっちゃかったんだろうな~って思って書きましたv
なんか一馬っていじめたくなるんですよねvV(ヲぃ
楽しませてもらいました~vV
では薫様、読んでくださった皆様有難うございました!



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