Akky my love

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退職。専業主婦の入社式。



7月25日退職の日が来た。

あの安静期間のおかげで、気持ちも体も落ち着いて
退職の日を迎えることが出来た。
仕事の引継ぎも、挨拶も、終わった。
つくしのおかげで、最後のお仕事、うまくいった気がしている。

最終日。やはり寂しい思いはあった。
最終日前の送別会では、花束をいただいて思わず涙してしまった。
今日は泣かずに仕事を終わらせようと思った。

退職に際し、たくさんの贈り物を頂いた。
女子社員から 紅茶カップセット。
これからはゆ~っくりティータイムを、っと言ってくれた。
「あきあきさんは面倒くさがりやさんだから、ティーパックもつけたよ」と。
ありがたい。ずっと仕事を一緒にしていたからあきあきの性格を良く知っている。
いろんなことがあったけど、自分をよく知ってくれている会社の仲間の存在は
宝だと思う。

音楽教室の講師一同から、エプロン。これからはちゃんと奥さんやってね、ということらしい。専業主婦か~と実感。
専業主婦という響きが似合わない自分に笑ってしまう。

ピアノ講師一同からは スワロフスキのガラス細工のお馬さん。
素敵。美しい音楽を奏でる先生達らしい。

受付スタッフ一同からはネックレス。妊娠中もおしゃれして気分転換してね、と。
ありがたい。本当にうれしかった。

その他、後輩からはランチョンマット、
別の後輩からはお花を飾ってリラックスして下さいね、とベースもいただいた。

仲の良いピアノ講師から生まれてくる子にとオモチャのキーボードのプレゼントもあった。
このオモチャはチビ介が今でも大好きなオモチャだ。


一番うれしい事も悲しいことも一緒に経験してきた仕事の先輩と別れる時は、
辛かった。先輩が涙をこらえているのがわかった。
先輩は今いる社員の中で一番の年上。
だから、他の年下の男性社員などの前で
私が辞めるからって泣くわけにはいかないのだと思った。
階段の踊場に出て、涙する先輩と挨拶した。

後輩の女の子は女子高生のように泣いた。
もっともっと教えてあげたいことがあったのに、ごめんねと思ったけど
もうあなたは大丈夫だよと伝えた。

気づいたら私も年をとったんだな、なんて
くだらないことを思った。

その後、後輩のはからいで若い男性社員と
記念撮影。
ますます年を感じた。
でも、うれしい。

この日は、自分が退職するという事実よりも
「退職」というイベントの一日という感じだった。

明日からの毎日が想像できない。
人と話すのが大好きな私が、家で主婦できるのだろうか?

退職してホッとする反面、
不安もあった。

でも、私にはつくしがいるね。

つくし、これからよろしくお願いします。

退職したこの日は
専業主婦の入社式。

マタニティー生活が始まった。







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