「アンコール」

「アンコール」TULIP2005“hope”ツアー

アンコールはあるはずだし、絶対にステージに戻ってくるから・・・。
それに、メンバーを休ませなくちゃ。そんなにせかさなくてもと思う。
だから、みんなが立ってアンコールを待つ中、大抵は座ってしまう。
冷めているな~。正直いって、しんどいの。

ステージが明るくなって、メンバー登場。
上田さんは黒い“hope”Tシャツに着替えている。
メンバーみんなで“hope”Tシャツを着て、出てきたことがあった。

20.「銀の指環」 (1974年シングル)
客席は両手を頭の上に挙げながら、前に出しながら、お馴染みの手拍子。
姫野さんも楽しそうに歌う。汗がキラキラ。肌つやがいいのはうらやましい。
間奏で姫野さんは、自分のマイクを離れて、右へ、左へとかけていく。
いい笑顔を振りまいてくれる。
マイクに戻って、ちゃんと歌い出すことが出来ると、ホッとする。
何だか、我が子が歩き始めた時、ドキドキさせながらも、母親である自分のところに
たどり着いてくれ、ギュッと抱きしめた時の気持ち。姫野さんを抱きしめられないけれど。
時には、間に合わない時もある。宮城さんがフォローした時もあったっけ。
ツアー前半では、終わりの姫野さんの大ジャンプの勢いで、他メンバーが驚くというのを見せてくれた。
関係ないことだけど、11月を過ぎても、姫野さん専用の小型扇風機は健在だった。

21.「早くおいで」 (1972年アルバム「君のために生れかわろう」)
メンバーそれぞれが存在して、頑張って、TULIPなんだけど、上田さんの働きは大きい。
体全体を使ってドラムに向かい、しかも、歌う。その声も気持ちいいくらい出ている。
そういえば、最終の福岡公演の前の日、18時過ぎに大濠公園横をボ~ッと歩いていたら、
走る4人組が。その中の一人が上田さんだったような。サングラスかけていたし。
前にも、偶然、走る上田さんを福岡で見たことがあるので、たぶん、そうだと思う。
鍛えているんだ。ツアーが休みだった8月、ツアーが終了して間もなく、ライブに参加しているあたり、
体力あるな~と、感心してしまう。
この曲は、ノリがいいせいか、踊りだす人もいる。
財津さんも両手の拳を振り上げて、踊る踊る。ベースの音が何かの呪文のように聴こえる。

22.「エジプトの風」 (1984年アルバム「I dream」)
宮城さんの歌う曲が、なかなか出てこないと思っていたら、こんなところでやっと聴けた。
宮城さんの曲、どれがきてもいいけど、これは予想していなかった。
やっぱり、宮城さんはいい声しているな~。そう思いながらも、安部さんのギターにも興味が。
ツアー中、手首にホワイトバンドを着けていた宮城さん。
いつの間にか着けていて、いつの間にかはずしていた。
風の音が、しっかり聴こえるところ、雑音にしか聴こえないところもあった。

23.「夢中さ君に」 (1973年シングル「心の旅」のB面)
安部さんのギターを聴いた途端、全体が大盛り上がりに。
私もこの時のために、休憩中、のど飴を口に入れておいた。
♪そよ風に髪がよく似合う女の子~。ここぞとばかりに財津さんコールをする。
間奏の時は安部さんの方に宮城さんがやって来て、二人で横歩き。
この間、財津さんだって、じっとはしていない。何かしらやって、楽しませてくれる。
ツアー後半からは、♪夢中さ君に(ほんとに夢中さ)~のところから、
なぜか、財津さんが両手を高く挙げて、左右に揺れるワカメのよう。
それに合わせるように、安部さん、姫野さんも体を左右に振っていた。
客席のほとんどの人が一斉にやるこのフリ。ステージ上からは、どんな感じに見えるんだろう。

歓声、拍手の中、メンバーは手を大きく振って、ステージを離れて行く。
あの曲で終わってしまうのか・・・。

・・・続く。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: