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新年明けましておめでとうございます。(上海はまだ2005年ですが・・・^^)このページにふと足を止めてくれたすべての皆さんへ。新しい年が、穏やかにゆっくりと過ぎていきますように・・・・・。私はここ上海で、夫と二人の子ども達と、そしてとんとんとこの一年、もうちょっと頑張ってみます!引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
2005/12/31
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おととい、なんとなく「蘇州にでも行ってみるか」ということになり、昨日行ってきた。車で1時間ほどのところにある、有名な観光地である。(東洋のベニスと言われているとか、いないとか。)最初に、蘇州4大庭園の一つである「獅子林」へ。庭中にあるごつごつした石が、獅子に似ていることともう一つのある理由により(忘れた!)この名が付いたのだという。そんな石も、草も、枯れ枝も、霧吹きで吹かれたようにしっとり濡れて、本当に静かだった。息子が、時々場違いな奇声を発していたけど。庭園なんてな、さてどうだろう・・てな気持ちだったが入れば入ったで、「何百年前の庭を今この私が眺めている不思議・・・」と物思いに耽ってみる単純な私。(白塗りの壁に黒い屋根。この辺りの特色か?)その後、「観前街」という繁華街でなぜか「博多ラーメン」という名の店で昼食をとる私たち。(なぜ?なぜ蘇州料理を食べない?)無駄に油の多い「焼きうどん」を食べて、胃をむかつかせ次に「寒山寺」という寺に行った。ここでは、大晦日に日本と同じように108の除夜の鐘を突くのだという。私たちは一足早く、鐘を突いてきた。(一人5元。120cm以下タダ)家族四人、一人3回ずつゴ~ンゴ~ン言わせてきた。夫は形相が変わるほど目一杯の力で突き、すごい音を響かせていた。(なぜそこまでやる!?)子ども達は、思いがけずの体験に顔を輝かせ私はといえば、8分目くらいの力加減で突いてきた。一人3回というところも、なかなか良い。そんなこんなで結局、最後まで霧雨はやまなかったがなかなかのお楽しみとなった休日だった。(今回一番好きだった光景。鳥が可愛らしく鳴いていた。)
2005/12/30
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先日フリーペーパーを読んでいたら「れんこんハンバーグ」のレシピが載っていた。やたらめったら美味しそうだ。材料の鶏のひき肉とれんこんも、偶然うちにある。即決だっ。今日の晩御飯はこれでいく!一気にヤル気満々になって、足りないシイタケをちょうど新聞を買いに行っている夫に頼んでしまおうと携帯に電話をした。「帰りさ、そこのスーパーでシイタケ買ってきてくれる?」夫、しばし沈黙・・・・そして独り言のように「シイタケはどんな物だったかナ・・・・・?」とつぶやく。え? シイタケはシイタケだよ! ああぁ・・・・・まただ。夫は上海に戻ってきてから、どんどん日本語を忘れていくのだ。それもごく簡単な、むむっ!?と思うような単語ばかり。悪い病がじわじわ進行している感じで、気が気ではない。元々夫の日本語は、地道にこつこつ努力を積み重ねて身に着けたと言うよりやみくもにこれでもかと、ありとあらゆる事を詰め込んだという感じである。ある時ふっと、魔法が解けるのではないか。日本語を全て忘れた夫が目の前に現れるのではないか。という変な緊張が、今の私にはある。(もちろん考えすぎだが。)言葉って、考えるほどに不思議だ。その後、電話で私はシイタケの形状を説明した。傘みたいになってて、表が茶色というか黒で裏側が白くてふにゃふにゃしてて・・・そうそう、豆腐の近くに売ってるやつ・・・・しかし帰ってきた夫が渡した物は、シメジだった。「違~うっ!」と一喝しようと思ったら「待って。一応もう一つ買ってきた。」と夫は慌てて、袋からまた何か取り出した。・・・それは紛れもなくシイタケだった。
2005/12/28
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クリスマスの前、ちょっと元気がなかったとんとん。一時、食欲も無くなって苦しそうに何回も吐いたりしてたから、心配した。やっぱり、この寒さにやられたのだろうか?チワワは、寒さにはとても弱いとは聞いていた。どこかにチワワの血が入っているはずのとんとんに油断しすぎていた。ごめんね・・・・。とにかく温めなきゃと、小さな電気毛布を買ってきた。その上でとんとんは、気持ち良さそうに腹這いになった。幸い、症状はひどくならずにクリスマスが終わった今、すっかり元通り走り回っている。ああ、良かったぁ・・・。クリスマスイブの夜、とんとんはひとりだけこっそりサンタクロースに逢ったのかもしれない。 この下には電気毛布が敷いてあるんだよ。温かいなあ。 もう大丈夫。
2005/12/26
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とんとんが、訴えてることはすごくよく分かる・・・・・。うん、うん。寒いんだよね。床が冷たいんだよね。すごく分かる。すごーく分かるんだけど・・・・・。がんばろうよっ!
2005/12/21
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時折り、無性~~~に食べたくなる、ケン○ッキーフライドチキン。一度食べたいと思ってしまったらよっぽどのことがない限り、頭から離れない。そんな私に、朗報!うちから、歩いて行かれる場所にこのケン○ッキーがオープンしたのだ。私は、どうしても食べたいっ! という気分になるまで待った。そして、ついに昨日その気分はやって来て昼時、一人でテクテクと買いに行った。しかし・・・列に並んでいて、ふと気づく。「そうだ・・・何も予習して来ていない・・・」カウンターに置いてあるメニューを指差せばいいや。と思って、前の人の肩の横から覗き込んだがなんと、そのメニューは無いではないの。上の方にもメニューが書いてあるが写真が無いので、何が何だか分からない。それに、読めない。どうしよう、どうしよう・・・私は何を頼めばいいの~~~?とあせってるうちに、自分の番が来た。「持ち帰る。これ一つ。飲み物、コーラ。」と何事もない顔をして、レジの横に張り付いていた今お奨めのセットのような物を頼んだ。理由・・・それが唯一指差せる位置にあったから・・・。実に情けない。度胸のある人は、ジェスチャーや、それこそ勢いで意中の物を注文できちゃうんだろうな。家に帰って、袋をがさがさせて中身を取り出したら、別に食べたくない、エビ団子??の串が入っていてさらに、情けなくなった。ケン○ッキーで、好きな物を注文できるようになりたい。
2005/12/20
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とんとんがいつものように、前足をちょこんと、私の足に乗せてきた。とんとんの肉球の冷たさがズボンを通して、じんじん伝わってくる。童話の中では、こぎつねも手袋を買いに行く。間違って、きつねの手の方を出してしまったのに店の主人は、小さな手にぴったりの温かい手袋をこぎつねに渡してくれた。差し出されたこぎつねの肉球が可哀想に小さく震えててあまりにも可愛いかったんだろうな・・・。とんとんにも、木の葉のお金を持たせてやったらどんな手袋を買ってくるだろう。 「冷たいよぅ・・・」
2005/12/16
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近所の牛肉麺屋が燃えた。私たちのいつもいくところではないが同じ並びの同じような店だ。娘が友人の家のベランダで発見して、うちにすぐ電話をかけてきた。「お母さん! すぐ近くが火事! すごいから見て!」急いで窓を開けて見てみると火の粉がすぐ近くまで降ってきている。真っ黒い煙がごうごうと風になびいている。見える限りの空を覆いつくすほどの勢いだ。焼け焦げる異様な臭い。時々、ボンッ!と何かが破裂する音。すごいよ、これは!家まで火が迫ってきたらどうしよう。咄嗟に、貴重品袋やらアルバムやらを運び出す自分の姿が頭に浮かんできた。どうしよう、どうしよう・・・と一旦は窓を閉めて、おろおろする。やっぱり見に行くしかない!外に出ると通りはすでに煙っていて野次馬が火事方向に走っていた。私もその中の一人となって、ちょろちょろくっ付いて来た息子の手を引いて早歩きする。今にも燃え移ってきそうなほど近くに見えた火だがこの目で見てみると、貴重品袋を運び出す必要はなさそうだった。野次馬がすごい数だ。携帯で写真を撮る者、実況中継する者、塀の上にすずめのように一列に並んで、見物する者、「ほら見えるか?」と子どもを抱き上げている者。(あ、それは私だ)その中で、手元の炎だけを見つめて羊肉の串を焼き続ける男もいる。消防車はどうしたの、消防車は!と思っているとサイレンの音も静かに、やっと現れた。「放水!」を見届けて、私たちは帰ってきた。あのお店の人たちは、一番前の方でこの光景を見ていたのだろうか。あんなに火が燃え広がる前、きっと必死にバケツかなんかで水を掛けまくっただろう。こんなに乾燥しているから、あっという間に火の勢いに負けて外に飛び出しただろうか。商売道具、全部燃えてしまって、明日からどうするんだろう。今夜はどこで寝るんだろう。もうすぐ正月もやって来るというのに。一度でも、食べに行っとけばよかった。
2005/12/15
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夫の車のナンバープレートが忽然と消えていた。朝、子どもを学校に送るために外に出て、何気なく駐車場の車を見て「む?」と思った。何かがヘン! そうだ、ナンバープレートが無いのだ!あわてて子ども達が、まだ寝ている夫をインターホンで起こして報告した。「おと~さ~ん! 車のナンバーが無くなってるよ~!!」パジャマにオーバーを引っ掛けて急いで下に降りてきた夫が、車を見て小声でひとこと。「これは、犯罪だ。」そ、そ、そうだ、これは犯罪なのだ!夜のうちに泥棒がやって来て、まんまと持っていかれたのだ。そしてなんと、車のフロントガラスにはメモが張られていた。「返して欲しかったら、電話をしろ。」と携帯電話の番号が記してあるではないか。子ども達は学校に行かなければならないので悔しげに一人たたずむ夫をその場に残して私はとりあえず、その場を離れた。くくぅ・・・・・・・なんてことだろう。最近立て続けに具合が悪くなった、カメラも洗濯機もこちらの不安をよそに、あっという間に復活を遂げ実に気をよくして暮らしていたというのに・・・。中国のいい仕事に、2度も乾杯したというのに・・・。今度の仕事は、何なんだ~~っ!ヒューっと落とし穴に落ちた感じ。楽あれば苦あり。中国の光と影。3歩進んで2歩下がる。こんな言葉が思い浮かぶ。夫はメモにあった携帯には電話をせずすぐに警察に届けた。夫の話によると、電話をした場合は泥棒が「○○元出せば、返してやる」とか言うらしい。それは、改めて新しいナンバーを取得するのに必要な金額より少しばかり安いのだそうだ。新しくナンバーを取るには、時間もかかるし手間もかかる。それよりも、言われた金額を銀行に振り込んでさっさと返してもらった方が都合がいい、と泥棒の言いなりになる人が、けっこういるらしいのだ。それを見込んで、この手の泥棒は悪事を重ねていく。くくっ・・・そんなことってあるのか・・・?夫はたとえ手間がかかっても、時間が無駄になっても泥棒にはお金は払わない、と言う。そんなの当ったり前だ! 誰が払うか!警察によると、正月が近づくこの季節、上海に出稼ぎに来たものの、職にあぶれ故郷に帰るお金もなくなってしまった人たちが泥棒になってしまうことがよくあるのだという。スリ、置き引き、引ったくり等等。それにしても・・・・お金をとりあえず振り込んで、泥棒が返しに来るところを警察が待ち伏せすれば、捕まえられるんじゃ??と夫に言ってみたが、数が多すぎていちいちそんな事は出来ないと返されてしまった。まぁ、そうか・・・のこのこと自分の足で、ナンバープレート持って返しに来る泥棒もいないだろうし。ああ・・悔しさだけが残る。
2005/12/14
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先日、カメラを修理に出したらまたたく間に直ってきた、と書いた。それから数日後、今度は洗濯機の調子が悪くなった。水を溜めるそばから、流れていってしまう。一体どうしたんだ~!? とイライラしながらピッピピッピと色んなボタンを押したりしてみたが溜まらないものは溜まらない。結局その一日は、浴槽で手洗いという羽目になった。やっぱり、洗濯機はすごく重要な家電だ。夫が修理人を呼んだ。カッコいいヘルメットをかぶった若い修理人がすぐにやって来た。私は、またもや期待できそうな予感だけを抱いて後は夫に任せた。ものの5分と経たないうちに、夫が私を呼ぶ。その声は晴れ晴れとして、うれしさがにじみ出ていた。私が顔を出すと、夫は「ほら、これ!」といきなり1元玉を差し出した。ほほ~っ、これが原因か!誰かのポケットの1元玉が、ぐるぐる中で回っているうちに洗濯槽の内側に入り込んで、どうにかなっていたらしい。そういえばちょっと前から、脱水の時やな音がしていたな・・・。とにかく、またまた素早い問題解決である!!おまけに修理費用は「タダ」ときたもんだ。やった~!立て続けに2度目の、中国のいい仕事に乾杯だ!(問題がどれも簡単すぎるということは置いといて・・・。)
2005/12/12
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とんとん・・・・・・・。あんなにうれしそうに新しいふかふかのおうちにもぐってたのに。 最近のとんとん。何かが間違ってる・・・・・。
2005/12/09
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前回の日記で、愛用のとんとん撮影カメラを修理に出したと書いたがなんと! ものすごいスピードで直ってきたのだ~!昨日、修理担当者に詳しいことを聞こうと夫が電話すると「ちょちょっと中を開ければ多分直るから、明日取りに来て」とのことだった。(訳、夫)すごく簡単な原因だったのだろうか?(たぶん)部品の交換とか、取り寄せがなかったからなせた業なのか?(たぶん)とにかく、夫が持ち帰ったカメラは完全に復活を遂げていたのだ~! やった! おめでとう!こんなに気持ちよく、あっさり直ってくるなんて信じられないことだよ。中国のいい仕事に乾杯!「上海家維家電技術服務有限公司」修理費用、350元なり。(5000円ちょっと。簡単に直った割には高い。ま、仕方ないか・・)ということで、早速とんとん撮影を開始。 これが正真正銘、今日のとんとんだっ!上海、ますます、寒いですねえ・・・。
2005/12/08
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もう14日間くらい、とんとんの写真を撮っていない。そんなこと、今までなかったのに・・・。理由はただ一つ。カメラが壊れてしまった。私のカメラはシャープのビューカムってやつ。これはビデオカメラなんだが、静止画像も撮れる。(というか、ふつうのビデオカメラはみんなそうなのかな?私はさっっっぱりわからないのだ!)これを長いこと愛用しているのだがある日「つゆがつきました」という表示が出て数秒後には電源が切れてしまうようになった。説明書には、数時間放置しておけば自然に直る。と書いてあるのに一日たっても、二日たっても一週間たっても、2週間たってもそのまま。もう!これはどういうこと?! 一体何だっていうの?!このまま待ってても、たぶん駄目なんだろう。と、改めて説明書をぺらぺらめくっていたらなんと、上海にシャープの「お客様相談窓口」があるではないか。そこに電話したら、中国の修理センターを紹介してくれた。そして、今日になってやっと夫が持っていったのだ。14日目にしてやっと。しかし今日は、修理担当者がいなくて細かなことは分からないがとりあえず症状を言って、本体を預けてきた。明日の朝、電話が来るらしい。あぁ・・・・・「修理」・・・・。中国で思いのままにならないものの一つだ。「的確に修理」。「素早く修理」。どうかこれを全うしていただきたいと願うばかりだ。とんとんを撮るという楽しみを、早く私に返して欲しいよー。(これ切実)ということで、今日は赤ちゃん時代のとんとんを載せてみます。 とんとん、赤ちゃんのはずなんだけどなんか怒ってる?
2005/12/06
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うさぎ/kahrgoshさんから、クリスマスバトンをいただきました。ここ上海の街も、最近ではあちこちにツリーやサンタが飾られています。スーパーのBGMもクリスマスソングになってたりして・・・。(これを聴くと、ああ、今年も終わりなんだなあってしみじみするのは私だけかな?)■Q1 今年のクリスマスは誰と過ごしますか夫、娘、息子、とんとんと一緒です。■Q2 昨年のクリスマスは誰と過ごしましたか?同じく、夫、娘、息子、とんとんです。もうず~~っとず~~っとこのメンバーです。(あ、とんとんは去年からの新メンバーですが)■Q3プレゼントを除くクリスマスの予算はどれくらいですか。うちで、ケーキといつもとちょこっと違う夕食を食べるくらいなので100元(1500円)くらいで足りるかな?(質素な我が家♪)でも、今年は美味しいケーキを奮発したい気もするのでもう少しいってしまうかも・・・。■Q4 クリスマスプレゼントに掛ける予算はどのくらいですか? うちにはまだ、サンタクロースが来るのです!^^子ども達がサンタにリクエストの手紙を書いた時点で、大体の予算を決めます。(シ~~~ッ!内緒。)あ、夫婦間のプレゼント交換は、すでに自然消滅・・・。 ■Q5 今までで一番思い出に残るクリスマスのプレゼントは ?子どもの頃、クリスマスの朝枕元に置いてあった「ギターペイント」の絵の具かな? リボンもなく、包装さえされてなくてそのままの姿で置かれてました。^^; そうです、水車の絵の描いてあるあれです。■Q6 今までで一番最悪だったクリスマスの思い出は? これでもかと言うくらいのクリスマスソングを、会社のラジオで聴きながら山のような仕事をしてた時かなあ・・・。でもそれも、今思うと懐かしい。■Q7 あなたにとって理想のクリスマスとは? 静かに雪が降りしきる中、私のためのプレゼントを背負ってきてくれたサンタクロースに逢いたい。(笑)■Q8 今年のクリスマスに向けての意気込みを一言どうぞ! 鳥インフルエンザの心配のない、鶏肉、どこで買うのが一番安全なんだ~~! って意気込みではないですね。叫びでした。■Q9 今バトンを回す方を選んでください。 ぺこちゃん、kenatuさん、minami_kazeさん、jeff-jeffさんよかったら、バトン受け取ってくださいね。
2005/12/04
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息子は今、算数の九九を頭に刻み付けているところだ。しかしこれが、なかなか上手くいっていない。宿題で「8の段を完璧に!」というのが出たりすると泣きながら、唱えていることもある。途中でしゃくりあげたりするので合っているのか、間違っているのか、よく聞いていないと分からない。覚えるのも大変だと思うが、なんとか乗り切らないとこれからの人生、九九無しでは不便でしょうがないことだよ。息子よ、がんばれ!ということで今日も息子は、無表情に九九を唱えていた。問題の8の段。「はちさん、にじゅうしち・・・」ああ・・・また言ってる。「はちさんは、さんぱと同じなんだよ!さんぱはいくつだった?! さんぱは?!」息子は小さい声で「にじゅうし・・・」と答える。「そう! さんぱ、にじゅうしでしょ!」とその時、さっきまで息子の陰に隠れて丸くなっていたとんとんがすっくと立ち上がったことに気が付いた。目が、キラキラ輝いて何か言いたそうだ。ああ・・・・この顔は・・・・・。私はすぐにピンときた。「さんぱ」と「さんぽ」・・・・似てるよ、確かに。でもちょっと、残念。とんとんは散歩が大好きなのだ。「散歩!」と言うだけで、4本の足がきりっと伸び目がキラキラするのはいつものこと。「ほら、とんとんを見てごらん。さんぱ、さんぱってお母さんが言ったからうれしそうにしちゃってるよ。」と言ったら、息子は「かーわいいー!!」ととんとんに抱きついた。これからは「さんぱ、にじゅうし」を言う時はとんとんに気をつけようね、息子。 散歩はやめられないよね、とんとん。
2005/12/02
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ひどい肩こりと、頻繁におきる頭痛に悩んでいる私は中国ではやっぱり漢方だろう!ということで夫に「上海中医医院」に連れて行ってもらった。(11月8日の日記参照)そして袋いっぱいにもらってきた漢方薬。初めは煎じるコツもよくつかめなくて1時間煎じているうちに、水分が無くなってしまったり逆に最初に水を多く入れすぎて、大量の煎じ薬が出来てしまったり。この水量と火加減の微妙なバランスが分かるのに10日くらいはかかったかもしれない。これ以降私は毎朝、インスタントコーヒーを入れるがごとくすばやい行動で、煎じ薬が作れるようになった。問題はといえば、いつなんどきでも家中が薬臭い。初めのうち気の利かない私は、換気扇もつけずに1時間も煎じ続けたものだから、もう大変。飲料水や宅配便の配達人が来るたび「ああ、きっとこの人私が病人だと思ってるだろうな・・・」と気が気ではない。(別に思われたっていいんだけど)そんなある日、外から帰ってマンションのエレベーターに乗り我が家の階で扉が開いた瞬間、あの薬臭さを感じたときはさすがにこれはどうかと思ってしまった。「ああ・・・これではマンション中の人に、私が漢方薬を毎日煎じていることがばれてしまう・・・・」(別にばれたっていいんだけど。しつこいね)しかし、換気扇を「強」にして、台所のドアをがっちり閉めるという作戦を思いついてからは、臭い問題も多少落ち着いてきた。(そんなこと早く気づきなよ・・・)そんなこんなで、毎日着々と漢方薬を飲んだ。無くなったら、夫に取りに行ってもらった。「頭痛は少しよくなる兆しを感じるが、肩こりは一向に変わらない」と、あの手の白いお医者さんに夫が伝えたら次からは、分厚い木の皮のようなものが足されていたりもした。しかし・・・正直なところ、私はこれから3ヶ月以上も毎朝薬を煎じる続けることに、段々自信が無くなっていた。そんな折も折、日本へ行くことになり、煎じる行為からしばし開放され・・・そしてまた、上海に戻った今・・・・台所には、煎じるべき茶色の紙包みが、3個ほど残っている。それは、日曜日に帰ってきてから今日まで、3個のままだ。私はすっかり、煎じる気力をなくしてしまった。肩は相変わらず凝っているが、頭痛の回数は確実に減った気がする。これはやはり、漢方薬効果なのだと信じたい。いや、信じるしかない。そんなこんなで、私の漢方薬治療は尻切れトンボ的に、こうして幕を閉じていくのである・・・。
2005/12/01
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