上海でとんとんに出会った。

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つむぎ5488

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かすみ* @ つむぎちゃ~~ん! お帰りなさい♪ ずっとご無沙汰しちゃって…
しし座のレグルス@ Re:皆さん、どうもありがとう。(byとんとん)(03/18) つむぎさん。ご無沙汰しております。 レ…
minami_sh@ 日本で会いましょう! つむぎさん、とんとん、とうとう帰国して…
2005/06/13
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カテゴリ: 普通の毎日
夫が水餃子を作った。

「お父さんの水餃子食べたいよね~~ねっ?ねっ?」
と子ども達まで巻き添えにして訴えたら
案外簡単に、買出しに出かけていった。

それからひとり台所にこもると、
あの「みじん切りの音」が軽やかに聞こえてきた。

そうそう、これだ。
この音が聞きたかったんだ!

全部の材料を混ぜあわせて

声がかかるのも同じだ。

問題は「皮」だった。
本当の餃子が食べたかったら、皮まで作るべきだろう。
しかしわが家は、そんな事まではしない。
一度私が挑戦して、懲りたからだ。

だからいつも市販の皮を買ってくる。

夫は日本と同じような皮を探したが見つからず
量り売りの皮を買ってきた。
薄いビニール袋に、無造作に放り込んである。
一見すると、ただの紙粘土のようだ。

これを一枚一枚はがすのは大変だったが

がんばってくれて、助かった。

あとはもう、みんなで包みに包みぬいた。
お腹がすいていたから、仕事は早い、早い。

ほわ~っとした湯気といっしょに
お父さんの水餃子が、やっとテーブルに出てきた。


食べ始めた。
「おいしいですかー? レストランとどっちがおいしいですかー?」
と夫が丁寧語で子ども達に聞くのもいつものことだ。
「お父さんの!!」と答えるに決まってるのに。

夫もにこにこして食べ始めたが、微妙な顔になった。
「何かが違う」と言い出した。

「エビが違う」
「いや、皮が違うのかな?」

私が「肉が違うんじゃないの?」と言うと
夫は真剣に「そうかもな」と言った。

考えてみたら、夫は自分の国で初めて
餃子を作ったのだ。
今までさんざん日本で作っていたから
日本の材料で作る餃子が、自分のお得意の餃子になっていたのだ。

それで、どうも納得がいかないらしい。

「今度は、日本食品の店で材料を買ってみる。特に皮と肉とエビ」

とまで言い出したので、私は一応賛成した。

85個作った餃子は、子ども達が今朝も食べたので
もうすっかり無くなってしまった。





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Last updated  2005/06/13 01:17:38 PM
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