南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

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2006/05/20
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テーマ: 海外生活(7808)
カテゴリ: アンタルヤの四季




ついこの間まで、晴れていても吹く風がヒンヤリと涼しく、薄手のセーターやカーディガンが手放せなかったというのに、昨日今日は日中ノースリーブでも気持ちいいくらいの暑い一日となった。
5月も後半に入り、さすがに初夏から夏へと移行しつつあるのを感じる。

コンヤアルトゥ・ビーチまで直線距離にして800mほどの場所に住む私たちが、陽気に恵まれれば毎週末のように海岸まで散歩に出かけるのが、この季節。
先週末も同じように海に出かけたのだが、まだまだ冷たい海で泳いでいるのは、子供と若い男の子、おじさんばかり。娘たちは石投げを、私は石を拾ったり愛でたりしながら30分ほど過ごし、海辺を後にした。

それから1週間で、ここまで暑くなるとは。
朝、バッカルに買い物に行く時、もやもやと肌に纏わりつく夏らしい熱気を感じて、ピンときた。
これなら、きっと海に入れる!このところ、娘たちに海行きをせがまれていたことだし、今日は娘たちを海に連れて行ってやろう。今日は娘たちにとっての「海開き」の日だ!

エミのスヌフ・ギュニュ用のドレスの仮縫いから帰るや否や、娘たちは服を脱ぎ捨てるのももどかしく水着に着替えた。私は水温が上がり波の静かになる7月まで海には入らない主義なので、着の身着のまま。
自宅を出て道すがら、軽食用にボレキ、アイスティー、水などを購入。

コンヤアルトゥ・ビーチは、いまだシーズン前の趣。それでも、人出は随分と増えていた。外国人の姿より、地元の家族連れ、カップル、若者たちの姿が目立つ。これからの季節、地元の人にとっても最も手近な行楽地はビーチなのである。
いつも腰を落ち着ける区画には、寝椅子もビーチパラソルの準備も何もできていなかったので、敷物ひとつ持ってこなかったことをちょっと後悔したが、日差しも夏本番のそれではないことだし、どうせ1時間ほどですぐ帰るんだからと、適当なところに腰を下ろした。

ボレキで腹ごしらえした後、娘たちは大喜びで海に突進していった。
足をつけてすぐは「冷たい!」と唸っていたが、すぐに慣れたらしく、それからは一向に海から出ようとしない。
私は横になって帽子を顔に載せ、潮騒の音を聞くうちに、うつらうつらとし始め、浅い夢まで見る始末。
時々「疲れたよ~」「そろそろ帰ろうよ~」と声をかけても、なかなか帰る気にならないらしい。
結局、当初の見込みを大きくオーバーし、3時間ほど海辺で過ごすことになってしまった。
娘たちも大満足。すっかり味をしめて「明日も来よう!」と言い出すんじゃないかとひやひやしたけど、遅かれ早かれ、これから毎週のように連れて来なくちゃいけなくなるんだろうなあ。。。。


地元の人で賑わいはじめたコンヤアルトゥ海岸


はしゃぐ娘たちパラセーリングをする人も
(左)娘たちのハシャギっぷり(右)パラセーリングをする人も





メロンやスイカが店頭に並び始め、茄子やズッキーニの料理が食べたくなってきた。料理に合わせて、生のフェスレーエン(バジリコ)やナーネ(ミント)もついつい買ってしまう。大抵使い切れなくて、最後は腐らせてしまうというのに。
(毎年、フェスレーエンは苗を買って鉢に植えているのだが、今年は気持ちの余裕がなく、まだ準備できていない)

しかし、なんといっても、夏をもっとも実感するのは、トマト!であろう。1年中食卓にトマトの欠かせない我が家にとっては、嬉しい季節の始まりである。
トルコ式の朝食には切らすことができない他、サンドイッチ、サラダ、前菜、煮物、パスタソース・・・トマトの味がよければそれだけ料理の味もよくなる。

太陽の光に恵まれたアンタルヤでは、セラ(ハウス)のお陰で冬でもなかなか立派なトマトが収穫され市場に出回るが、やっぱり見せかけだけで香りと味はないに等しい。ホルモンが使われているのだろう、色はピンク色なのに妙にモチッとしていたり、中はガリガリに硬かったり、種ができていず空洞になっていたりする。
なので朝食の際は塩を振って、煮物やパスタソースにはサルチャ(トマトペースト)を加えて味を誤魔化している。

ここ数回のパザールで、毎週のようにトマトの味がよくなっているのを感じていたが、先週木曜のパザールのオバチャン・エリア (自分の畑でとれた野菜や卵、手作りのサルチャなどを持ってきて売る村のオバチャンばかり並んでいる一角) で、ほぼ完熟の美味しいトマトを見つけて喜んだ。
鼻を近づければ、トマトらしい青くさい臭いがプンプンしているのに、ナイフで半分に切り分けると、熟したトマト特有の香りがプーンと立ち上ってくる。中もぎっしり。
厚めにスライスして朝食のテーブルに載せると、娘たちは先を争うようにして、白チーズやキュウリと一緒にパンに挟んでサンドイッチにして平らげた。冬の間は「イーレ~ンチ!(気持ち悪い)」といってトマトに手をつけようとしなかったナナが、トマト好きのエミ以上のトマト好きに豹変したのには、さすがに驚いた。

皆さんにも、一足早い夏の気分を少々お裾分け。
トルコのトマト、どアップでどうぞ!
(本当はもっと赤いのだが、色が出なかった・・・)


トルコのトマト

トルコのトマト2









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最終更新日  2006/05/22 01:35:18 AM
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