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(※前回の日記の続きが残っていますが、ご容赦を。
こちらの日記をアップした後で、そちらも至急仕上げる予定です)
反動で、今も身体がだるくて仕方ない。
****
今日の午後、一番上の義妹エダ一家と、一番下の義妹セラップ一家が引き取っていった。
エシキシェヒルに住むエダ一家。イスケンデルンからこの夏アンタルヤに引っ越してきたセラップを頼ってやってきたのだが、セラップの家の内装工事がまだ終わらないため、やむなく我が家に滞在することになったのである。
彼らはセラップの家にいったん立ち寄った後、オリンポス~アランヤなどでターティル(休暇)を過ごしてから、エスキシェヒルに戻る予定だという。
トルコではあくまで普通。しかし、 私の大の苦手な、突然の来客
。
ことの初めは、日曜日、午後6時45分。
前回の日記の続きを仕上げようとパソコンに向かっている時、セラップから電話がかかってきた。
「イスメット(エダの夫)たちが来たんだけど、エレナ(エダとイスメットの次女)がそっちに遊びに行きたいというの。私たちも一緒に来ようと思うんだけど、大丈夫かしら?」
私は冷や水を浴びたようにギョッとして、訊き返した。
「イスメットたちが」
セラップ「そう。イスメットにブルジュ(エダとイスメットの長女)、エレナの3人」
私「・・・エダは?」
セラップ「明日の朝、アダナから着くのよ」
私「・・・そう。。。」
セラップ「で、都合はどう?うちの工事が終わってたらよかったんだけど。彼らも、工事が終わってると思ってたらしくて。私にもスプリズ(サプライズ)だったのよ」
私の頭の中は、当然パニック
ひとつは、あまりに突然すぎて、正直、迷惑以外の何ものでもなかったし、例によって家の中は荒れ放題だったから。
日頃、来客もないし、来るとしてもすでに気心の知れたセラップと娘たちくらい。掃除・整頓の苦手な私は、この日はキッチンの床掃除をしただけで、他の部屋は手付かずのまま放ってしまっていた。
日曜ということで、パザールの買い出しの後、ヨーグルトと黄桃のタルトを焼いてお茶にし、あとは日記の残りでも仕上げてから簡単な夕食の準備をしようと、のんびり構えていたのである。
もうひとつは、夫が実の妹エダと仲違いをしており、家には2度と入れないと宣言していたから。
2005年の正月にエスキシェヒルのエダの家を訪問
した後、夫からはもちろん、向こうからも連絡ひとつなかったのである。
それが先々週のこと。夫のもとへイスメットから久しぶりに連絡が入ったという。アンタルヤに遊びに来るとは特に言ってなかったらしいが、連絡してくるということ自体、きっと遊びに来たいんだろうと読めた。
しかしセラップの家はいまだ完成せず、他に親戚もいない。どうするんだろうね~、と夫の顔を伺うと、夫は「ノーノー。泊めたりなんかしないよ。エダだって、うちになんか来るわけない!」と首を思い切り横に振っていたのである。
私は、一瞬迷った後に、覚悟を決めた。他に、どう言えるだろう?
私「もちろん、おいでよ。で、何時頃になるの?」
セラップ「夕方よ、夕方」
私「・・・・で、食事はしてから来るの?それともこっちで食べる?」
セラップ「う~ん、様子次第ね。来てから、考えましょう。じゃあね」
電話が切れた後、私のパニックは収まるどころかエスカレート。何から手をつけていいのか分からなくなった
「夕方あ!?
もう7時だよ!夕方でしょう?
朝から電話してくるならともかく、どうして今頃!?
なんてこった!!」
私は、彼らが夕食を済ませてから10時頃に来ることを祈りつつ、とりあえず、彼らの寝泊りすることになるだろうオトゥルマ・オダス(居間)とサロンの掃除に大至急取りかかった。掃除機を出し、娘たちの散らかした小物だのゴミだのに悪態をつきながら、手当たり次第に片付けていく。終わったところからモップがけ。
しかし、サロンの掃除機がけが終わり、モップにかかったところで、チャイムが鳴った。娘たちのどちらかが帰ってきたんだとばかり思えば、 なんともうセラップたちが着いてしまったのであるわずか30分の猶予
。。。
悲壮な顔をして掃除にかかっている私を見て、どうやらセラップもビックリしたらしい。なんと声をかけようか、という顔付きで、私の頭の先から足の先まで眺めながらサロンに入ってきたセラップは、「イスメットたちは、友達のところに会いに行っちゃったわよ」と、少し安心することを言ってくれた。
とりあえず、オトゥルマ・オダス、サロン、バーニョ (バスルーム)
、トルコ式トイレまで掃除が終わると、一息するまもなく、夕食の支度。
まあ、急な訪問だし、近い親戚なんだから、できるもので容赦してもらうしかない。
パザールに行って来たばかりというのに、娘と家族3人分しか頭になかったから、冷蔵庫にある素材は限られていた。つくづく、朝から連絡があったなら、ミグロスに行ってお肉でも仕入れてきたのに、と思う
結局、セラップの手を借りて、鶏肉入りのトゥルル (野菜たっぷりの煮物)
と、ピラフとジャジュック (薄めたニンニク入りヨーグルトにキュウリのみじん切り、ディルやミントを加えたもの)
という簡単な食事を用意。
食事の支度が整ったところで、タイミングよくイスメットとブルジュも到着した。イスメットとブルジュにとっては、我が家訪問は初めてになる。
これで大人は、イスメット、大学生のブルジュ、セラップ、9月から高校生になるエスマ、私と5人。子供は、上から5年生になるエレナ、4年生になるエミ、3年生になるスリア、2年生になるナナ、1年生になるギュライと5人の娘たちが勢揃い。
食卓は、大人数で一度に座れないので、最初に子供たち。その後で大人と、2回に分けて用意することになった。
食後には、たまたまパザールで買ってきていた種無しブドウ、黄桃、残っていたスモモを盛り合わせて出す。その後で、もちろんチャイ。
子供たちを寝させ、クッキーとウサギの食事を用意し、サロンに布団の支度を整えた後、バルコンで語り明かすイスメットやセラップたちを尻目に、私にはキッチンでまだまだ仕事が残っていた。
30分しか猶予が与えられなかったので、とても手の廻らなかった、普段から物だらけのカウンター上の片付けと、1週間も磨いていなかったコンロ周辺の掃除である。
11時半にようやくそれらの仕事が終わると、汗だらけになった身体をシャワーでさっぱりとさせた後、夫にメールで「イスメットたち来る」の報告。その後、子供たちがお腹を冷やさないか見て回り、クッキーの相手をし、トイレの交換などをして、床に就いたのは1時を回る頃であった。
(後編につづく)
こんなわけで、しばらく更新が滞ってしまっていました。
続きも順次更新していきますので、また遊びにいらしてください。
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