たぬきぶたの日記2

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直方機関区



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直方機関区



昭和47年3月26日

冷水峠を早々と切り上げてしまった。峠の反対側(北側)で撮影する気持ちが

失せていた。疲れかな。それとも時刻表通りに列車が来なくてあきらめたのか?

とにかく直方機関区に行っている。ここは煙の町です。



筑豊地方の中心部であり、炭鉱が多く密集していた。その支線を

担当していたのが直方機関区だった。いったい何両のSLがいるのだろう?

南北にひっきりなしにSLが通過する。そして、車庫に帰ってくる。



今は多くの支線が廃止されているので、その入り組んだ線名は消えてしまって

どこにその名残があるのだろう。以前に掲載した山田線もその一つです。





当時はまだ炭鉱が残っていたし、客車や貨物、石炭輸送の列車が

まだ多かった。機関区の中にはD60や9600がたくさんいた。



もっとたくさん写していますが、同じような構図で番号が違うだけの

写真はおもしろくないですから、省略です。



D51は有名ですが、このD60は大正生まれの無骨な感じがします。

後ろのテンダー部分もリベット打ちですし、動輪がスポークです。

化粧煙突が古さを感じさせてくれます。



駅のはずれでやってきた石炭列車を撮影。これもD60。

本州では見ることのできないSLが走っているのはちょっと感激です。




じつは、今日スキャナを買ってきました。それで、さっきまで取り込みを

していたのですが、その性能はすごい。なんという性能なんでしょうか。

今までの取り込んだものを全部やり直したいくらいです。大伸ばしをしたら

分かるのですが、その一部をお見せします。同じ写真を専用機で取り込みました。



前の全体写真は少し拡大すると、ギザギザが目立ってきます。

大きく印刷すると、A4版で限界でしょう。

しかし、6400dpiで取り込むと、これはもう立派。拡大してもなめらかです。

おそらく全紙大に伸ばしても十分にきれいな写真になるでしょう。

欠点は時間がかかること。なんと1コマで10分です。普通は6コマが

単位になっていますから、それで1時間がかかります。

すこしグレードを落としてスキャンするのがいいかな。伸ばしたい作品だけは

時間をかけて最高品質でとりこみます。(時間が不足です)

それにもっと残念なのが、ブローニー判ができなかった。どうも6×7cmの

サイズを想定しているみたい。僕のは6×9cmのネガの大きさですから、

認識できなかった。メーカーに聞きます。

最後にこれ。



形式入りのナンバーです。

昔というか、製造初期はこのように形式が入っていたが、戦争のために

供出され、再び付けられたときは形式入りはなくて、番号だけになった。

この形式入りのナンバープレートは当時でも高値がついていた。

播但線に来たC575号機も京都にいたときは形式入りでした。

播但線に来たときは、なんと新しく作られたノーマルのプレートでした。

このことについては、また詳しく書きますね。

さて、今夜はこれくらいにしておこうかな。長くなると読むのもしんどいよね。

9600形式については次回に。



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