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海抜0mからゴールの標高3003mの雄山(立山)までを65キロかけて登るマラニックです。
中盤のトレイル「八郎坂」に入ってから雨。
標高2500mの室堂にさしかかる手前から急激に冷え始め、聞くと気温は4度。
室堂の関門エイドに預けたレインウエアを着て、
ラスト5キロの雄山への急登で終わるはずでしたが、
寒さに負けて再びエイドに戻り、リタイアしてしまいました。
今回は<土曜日:レース編><日曜日:立山縦走編>に分けて、レポります。
<土曜日:レース編>
またはリタイア記
会場入りは金曜日。13時発の池袋からの高速バスを利用。
座席は3列で通路が2つあるので、隣と接することなく、6時間ちょいでも快適に過ごせました。
今回は、行きはあきやまさんとご一緒。
7時20分の到着後、先着していた笑石人さんと合流し、
ハッカさんから教えてもらったというお店で軽く前夜祭。

まずは生ホタルいか。 続いてホタルイカの炙り干し。
このあと高級魚「ノドグロ」、白海老の唐揚げ、海鮮サラダなどいただき、
僕はビール2杯で終了。
「富山ブラック」と呼ばれる超濃口(しょっぱい)ラーメン。
こちらは笑石人さんが教えてくれて一人で寄りましたが、相当のしょっぱさ。
戦前の労働者に向けた、ご飯のおかずになる味の濃いラーメンとして生まれたそうです。
さて、ひと眠りすると、もう集合時間となってしまう。
なのに大好きな「ジェイク・シマブクロ」(ウクレレの達人)の紹介番組。
とりあえず終わるまで見てから就寝~。緊張感なし。
起床1時45分、ホテル前に2時半の送迎バスに乗車。浜黒崎海岸に3時すぎに到着。
闇の中に波の音がかすかに聞こえて、いい雰囲気です。
ギータカさんとも再会(といっても今年で既に7回も同じ大会に出ている!)。
海抜ゼロ体験として、夜の浜辺で海水に触れる。
スタート地点。松明のゆらめきが独特の雰囲気を醸す。
スタート(4時)は、「ゴールまで行くぞ」(だったかな?)のあとに、
選手一斉に「おー」と声を発することで、なんとそれが号砲でした。
河川沿いの半分トレイルのような道をライトを照らしながら進みます。
7~8キロでライトがいらなくなり、道は舗装路に。
すると、それまで抑えていたと思われる選手がどんどん前に出て行きます。
時計をチェックするとほぼキロ6分。
あれっ、自分がいつもより遅いんだ、ということにこの時に気づきました。
でも、これ以上はペースを上げると、後半ばてそうな体調だし、
身体が重たい感じもないのに、なぜかスピードに乗らないまま走り続けることに。
20キロで食べ物のあるエイドに到着。
「マラニック」という名がついているし、
のんびりとエイドで補給しながらの展開だと思っていたら、大間違い。
どうみても周りはみんな「急いでいる」。
これは「登山マラニック」ではなく、「登山競走」でないか!?
今年から室堂の関門閉鎖が1時間も早まったことが影響しているようです。
選手の方々の様子が、「富士登山競走」のような、
関門突破を意識した気合い入りくまくりの人ばかりのように見えました。
こりゃ、うかうかしてられない。
でもまさか自分が関門をクリアできないはずはないし(と、甘い考え)、
後半ペースアップできればいいかな(と、まだ余裕しゃくしゃく)。
と思っていたら、30キロすぎあたりから、ふらふらとしはじめ、まるで貧血のような症状。
目の前がやや暗くなり、まっすぐ歩くのさえもつらい。あくびもやたら出る。
おんたけ100kの時でも、これと似た症状が出たけど、なんかおかしい。睡眠不足?
前日もしっかり食べたし、スタート2時間前にオニギリ2つ食べているし、
ハンガーノックになるほどのエネルギー消費もまだしていないはず。
我慢しながらとろとろ歩いたり走ったりしていると、
MARAさんの私設エイドにたどり着きました。 ↓
この大会、私設エイドが多く、地元一体の温かみがあります。
ここでコーラをいただき、
再びよれよれと早歩きしていると、背後から「カシャ」というシャッター音。
あきやまさんの背後からの攻撃をくらった。
ついに「弱り切った素浪人、ゲット」を撮られてしまいました~。そしてまたもや先行されました。
魂もぬかれてしまい、さらにふらふらしながら歩いていると、
どんどん後ろから選手に抜かされていき、MARAさん車にも抜かれたところで、
藁をもつかむ思いで「さっきのチョコレートもまだある?」と聞いてみましたが、
すべて売り切れてしまったとのこと。が、そこはさすがアスリート。
手持ちのパワージェル、ソイジョイをいただきました(ありがとうー!)。
ようやく43キロ地点。
国内最高の高さを誇る「称名の滝」を見上げる「称名湖レストランエイド」到着。
とりあえずしっかり食べて、ここのレストランのテーブル席で即寝しちゃいました。
モーニングコール・・・。
起こしてくれたのは、再びMARAさん。
「そろそろ出発しないと、次の関門でアウトになる時間帯」まで迫ってきているらしい。
げっ、自分はいったい何分寝ていたのか?
とりあえず出発。身体も少しスッキリしたきた感じです。
ここがコース中の難所と言われている「 八郎坂」のある「悪城の壁
」。
高さ500m・長さ2kmという日本一の規模を誇る断崖だそうです。
「八郎坂」登山口。ここから九十九折りの登山道。
よくこんな断崖に道を造ったものです。
こんなトレイルです。緊張感も加わり、ようやくしゃきっとしてきて、やる気まんまん。
「称名の滝」。写真では伝えられないけど、迫力あり。
この八郎坂で約30人くらいの選手を抜くことができ、快調。
このあたりで雨がぱらぱらと降ってきました。
トレイルを抜けると今度は草原(阿弥陀が原)の木道。
これがまた長くしつこい。ここでも少しずつ稼いで前に出る。
できることなら、仮眠前の状態には戻したいところ。
再びロード。ここは走れるけど、僕にはきつい。歩いたり走ったりの繰り返し。
さて、こうしているうちに、前方に仮眠前に前後にいたらしき選手がちらほら。
ここでようやく振り出しに戻ったか・・・。
室堂ターミナルが見えてきて、気持ちも高まってきたところに、
はっきりとわかる急激な冷え込み。雨もやや強くなってきました。
すぐに手袋着用。
「室堂エイド」到着はたしか12時15分くらい。どうにか関門の45分前に到着。
ここまでで60キロ、ゴールまであと急登を含めた5キロだけです。
寒い。
雨が降り出してからはシャツの上に軽量の超撥水のジャケット(ファイントラック)を着て、
ちょうど良かったのに、この気温の変化は極端。
エイドに預けていた全荷物の中から、ゴアのレインジャケットをとりだし、重ね着をして出発。
しかし、7分丈タイツのみの下半身が寒すぎる。
(ランパンの人もそのまま登っていったけど、すげぇ)
しばらく走ったら暖まるはずと思ったけど、もう我慢できず。
足と体力はまだまだ余裕があったけど、どうも寒さに弱い。
気力負けというかそこまでやる意欲もなくなってしまった。
エイドに引き返して、リタイア宣言しました。
順位付けもない「マラニック」という気楽な大会と捉えていただけに、
それが大きな見当違いであったことは、途中から知ることになりましたが、
気負いもなく、景色も楽しめないし、
まぁいいやと簡単にリタイアしてしてしまいました。
宿に戻ると、やっぱり悔しいよなぁ。でも、あの寒さはちょっとなぁ・・・。
なんて、後悔ほどではないにしても、終わってからの逡巡は、誠によろしくない。
ということで、受かったらの話だけどリベンジ決定!
コース自体はロード、トレイル、木道、ロード、登山とやりがいのあるコースだし、
来年は「マラニック」という視点から「競走」に比重を上げて挑んでみたい。
寒さや厳しさに負けない心身鍛錬をしないと、ダメじゃ
。
宿に戻って温泉に長~く浸ってました。極楽です。
しばらくすると、夕焼け。
明日は剣岳に登る予定だったから、これは晴天か?
選手全員が泊まる宿の雷鳥荘の張り紙には、明日は「雨のち曇り」の予報。
がーん! せっかく楽しみにしていた剣岳が・・・。
続く