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男性論≪2≫


女性が例えば「親友の彼を好きになりました。告白すべきしょうか?」といった質問を(最近はあまり無いかも知れないが)雑誌の相談コーナーによせることがあったとします。
これは、告白した場合の得失、その後の対応の仕方を尋ねるものです。

また、「太っていますが、どうしたらよいでしょうか?」という質問の場合は、極めて明確に、ダイエットの方法とか、服装や髪型の選択に対するアドバイスを求めています。
これらの質問に対する回答を見ても、あいまいなところは微塵もありません。

男の悩みはこれと対照的です。
「太っていて、女にモテないんですが、どうしたらよいでしょうか?」
という相談があっても、これは女性の質問とは求めているモノが根本的に異なり、一夜明けてみたらモテまくるような、夢みたいな方法を求めているのです。
何ヶ月もかかるダイエット方法や、体型をカバーするテクニックなどは求めていないのです。

女性の質問には、専門家が明確な回答をすることが出来ます。
しかし男の質問に対しては、明確な答えといっても、「女性にやさしくしなさい」とか、せいぜい「先祖を供養しなさい」といった程度です。

男の悩みは、性の悩みすら、精神的、観念的です。
(妄想的でもあります)
解きようも無い問題に悩むという点では哲学的といってもいいでしょう。
とりあえず回答を出すという点では宗教の方が救える、といったような問題です。
(女性にとって、男が複雑に見えるのはこの点でしょうが、具体的な唯物的価値観が支配的な女性に対して、唯心的邪心が揺れ動くのが男なのです)


それにしても、男はどうしてこのような悩み方をするのでしょうか?
一つには、女性と違って、太っている体型を服装などでカバーするという解決策を「単なるゴマカシだ」と考えて拒否するからです。
それに、太っていて女にモテないのも一因です。


男は見せかけだけを取り繕うのを、潔しとしない一面があります。
化粧をする男が、女性に比べて、極端に少ないのをみても明らかでしょう。
内面も取り繕う必要がある、と考えているのです。
(女性が「男は解らない」と感じるのは、この点で、「男は“内面を”取り繕うので複雑に見える」だけなのです)

虚勢を張る、空威張りをする、知ったかぶりをする、強がる、暴力を振るう、えらそうにする、食事を奢る、など、内面を取り繕った結果、表に現れる態度が男に特有の態度なのが理解いただけると思います。
(私は取り繕わないので、奢って欲しい)

さらに複雑に見えるのは、女性から「ただのダサい男」と見なされている男が、「おれはチャラチャラした男ではない。中身が違うんだ!」と、中身も無いまま訴えていることです。

男は外見を重視することを軽蔑する結果、「外見にこだわっているように見られたくない」という意識と、「かっこよく見られたい」という欲求の妥協の産物として、結果としてダサくなります。
単純にダサいのではなく、葛藤の果てにダサくなっているのです。
もし、そんな男がこのような葛藤なしに、本気で自分のセンスに従って服装に力を入れたら、十中八九、確実にダサくなってしまうでしょう。


このように男は「たんなる見せかけ」を軽蔑します。
しかし、女性に対しては、外見に捉われて、内面にまで目が届きません。
いくら内面的葛藤を抱えていても、男の本質は単純なのです。


このことは男女の語彙の差にも現れています。
女性の語彙は少ない。
「かわいい」「いやらしい」など、主観的感想を三段階くらいで表現するための語彙に限られています。
一方、男の語彙は、さらに少なく「許せる」と「許せない」しかありません。
他の言葉も使いはしますが、それらはすべてこの二つの単語の同義語です。

男が女性を選ぶ基準も非常に単純です。
女性が男を選ぶ時のように、複雑な条件を付けたりしません。
たいていは容貌と性格を基にして選びますが、そういっても実際は簡単です。

容貌のランクは、
A:許せる
B:ただちに許せるとはいえない
の二段階しかありません。
性格も、
A:許せる
のみの一段階評価です。
(表に表れる区分として、別に「デキる」「デキない」という単純評価を適用する場合もありますが、上記で述べた語彙の同義語に過ぎません)

しかし、そもそも「許せる」に分類されるのは、通常、女性のほぼ8割に及びます。
なお「ただちに許せるとはいえない」に分類されていても、状況次第で(適当な女性が手近にいない、欲求が辛抱たまらん、などの時)いとも簡単に「許せる」に編入されます。


<私の周りの女性の皆さんへ>
以上のことは、私の事を語っているのではなく、世間の一般的な男性を類型化し単純に理解するための方便としての簡略化された考察に過ぎません。
私自身の内面とは、かけ離れていることを充分にご理解のうえ、私に食事を奢って下さい。

<以下、次回へつづく>




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