あなたがくれた刹那の時間

あなたがくれた刹那の時間

お仏壇とお墓



お仏壇って高くてびっくり!
車一台かえる値段。

80歳のばあさんが90歳のじいさんを亡くしたわけじゃなく
まだまだ先が長いからといい物を買ってくれた。

ありがたかった。

その仏壇を見て義父が一言

「あーこれは○○万のやつやね」って。

仏壇屋で値段をチェックしてたようだ。
わたしはなんだか気分を害した。

買ってくれる気もなかったくせに。って思った。
悪い嫁。



お墓はすごくもめた。

パパは次男だ。私は最初から自分達のお墓を作るつもりでいた。
ところが義父母は、自分達の墓に入れるつもりで勝手に話を
進めていたのだ。で、私にいついれようかね?ときいてきた。

しかもいつでもいいし勝手に墓あけて骨を置いてくるだけだから
いつでもいいやろ?という。

私はちょっと待ってくださいと言った。
もうひとつ理由があったのだ。
パパは家族とうまくいっていなかった。
心に深い傷を持ったまま大人になっていた。
(このことはパパの実家の人たちで書く予定)
当然一緒のお墓には入りたくないと言っていた。
でもこのことを私の口から言うのをすごくためらった。
パパなんで自分で言っといてくれなかったかな~。
私に嫌な役目押し付けて・・・


最初は、パパは次男なんで自分達のお墓作りますと言ってみた。
○○家のお墓があるのに勿体無いといわれた。
しょうがなく事実を伝えなければならなくなった。
パパがそちらのお墓には入りたくないと言っていた。と話した。
義母は、泣いた。
「苦労はかけられても恨まれるようなことはしてない」と。
でも自分達がしてきたことだ。わかってくれたようで納得してもらった。

ところが今度は墓を持つことにうちの父が反対した。
私がまだ若いからこの先もしかして又お嫁にもらってくれる人が
いるかもと思っているらしい。お嫁に行くときお墓があると困るから
というのだ。
親とはありがたい。でもそれは無い。

パパ以上の人が現れるとは思えない。いるはずも無い。

納骨堂に入ってもらうことにした。
ちょうど空きがあるらしい。
で、手配をしていたら義父が実は自分達が入ろうと思って
ずーーーっと前に購入していた。納骨堂があると言う。
そこならもうお金もかからないしそこ入れて欲しいという。

今までそんなこと全く言わなかったのに。
益々私の気持ちの中で溝が深くなるのがわかった。





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