日の立つまちの海鵜のときめきブログ

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館主のホ~ラ噺し三部作

【今週のベストショット(8.25)】



お寒いギャグをこの世に発信し続けている
館主の [ ホ~ラ噺し ] 三部作を載せておきます。

ホ~ラ噺し!とは館主の造語で~す。

  怖~いおはなしは? … ホラー ですよね!

  大げさな話しや…でたらめな話しは? … ホラ話し!

では!
怖いけど笑える!大げさででたらめなはなしは?

  そう!そうなんです!これこそが [ ホ~ラ噺し ] なのです。

ホ~ラ噺しでも読んで頂いて…もう少し酷暑が続きそうな夏を乗り切ってくださいね~!!!




     このお話しは…小さな声でかまいませんので…必ず


  声をだして…緩急をつけて…抑揚をつけて…読んでみてくださいネ~♪


          では! はじまり! まじまり~


●消えたしゅうまい!?
夏の日の出


           ■・■・■・■・■・■・■・■・■・■・■・■

            *★* 消えたシュウマイ *★*

           ■・■・■・■・■・■・■・■・■・■・■・■

                 ⌒ヽ(*゜O゜)ノ


       むか~し。むか~し。中国の山奥の村のお話です。
      八つ向こうの深~い山の奥に魔物が住んでいたそうな。

    村人は娘っ子をさらわれてたいそう怖い思いをしていたそうな。

     そこで、勇気ある村の若者が魔物退治を名乗り出たそうな。

          村人たちは喜んで旅支度を手伝い
     旅立ちの日にたいそうきれいな大きな箱を渡したそうな。

        「この箱は困った時だけ開けてみてくだされ」
  そう言ってやんヤやんヤの賑わいで若者は魔物退治に出かけた…。

             一つ目の山を越えたとき…
      この大きな箱が気になったが二つ目の山を目指した。

             二つ目の山を越えたとき…
   なんだかやけに大きな箱が気になったが三つ目の山を目指した。

            さて!三つ目の山を越えたとき…
  どうしても!どうしても!大きな箱が気になってソ~ッとふたを開けた!

  すると…その大きな箱の中には美味しそうなシュウマイが入っていた。
      若者はガゼン元気が出てきて四つ目の山を目指した。

   ところが…なんだか大きな箱のシュウマイが気になって気になって
    四つ目の山を越えたとき…ふたを思い切って全部開けてみた!

     すると!なんと!大きなしゅうまいがひとつ消えていた!
 若者は急いでふたを閉じて後ろを振りむきもせず五つ目の山を目指した。

 五つ目の山を越えたとき…どうなったか気になってふたをエイッと開けた。
    すると!また!また!大きなしゅうまいがひとつ消えていた!

   若者はふたを閉じて一目散に走りながら六つ目の山を目指した。
   六つ目の山を越えてふたを開けて驚き!七つ目の山を越えたとき!

      とうとうシュウマイはひとつしか残っていなかった…!

  いよいよ魔物のすむ8つ目の山にさしかかったとき…最後に若者が
   もういちど大きな箱のふたをエイッ!と思い切って開けてみた!

                ナ!ナ!ナント!

   箱の中に入っていたはずのシュウマイがすべて消えていた!

  若者は顔を青くして…右手で思いっきり開けた…そのふたを見た!

                     ・

                     ・

                     ・

      すると…なんということか!…消えたシュウマイは


       すべて…そのふたにくッついていたのじゃった~



               Σ( ̄◇ ̄*)エェッ



●恐怖のみそ汁!?
玉簾の滝(たまだれのたき)


           ■・■・■・■・■・■・■・■・■・■・■・■

             *★* 恐怖のみそ汁 *★*

           ■・■・■・■・■・■・■・■・■・■・■・■

                 ⌒ヽ(*゜O゜)ノ


       むか~し。むか~し。若者が山奥で道に迷ったそうな。

   遠くに見える明かりをたよりに暗くなった山道を懸命に歩いたそうな。

                 草をかきわけ…

                ぬかるみにはまり…

           木の枝で引っかき傷をつくりながら…

       やっとこさ着いたところはなんと幸いに山宿じゃった。
                     ・
                    ゴットン
                     ・
   小さな玄関をくぐると…やさしそ~うな顔をしたおばあさんが迎えた。

            さ~さ…こちらにおあがりなされ。

       若者はほっとしてわらじを脱ぎ山の珍味をあじわい

            酒をそうとうにのみいつのまにか

                眠りについたが…!!!
                     ・
                   ゴリゴリ
                     ・
          深夜…若者は異様な音に目をさました。

            何かかたい物をすりつぶす音が…

      静まりかえった山宿に妙に不気味に響きわたっていた。
                     ・
                   ゴリゴリ
                 ゴリゴリゴリゴリ…
                     ・
    やがてはげしい雨になりその音はいつの間にか消えていた。

            眠ったようで眠れない時間がつづき
   気がつくと朝がやってきたようだが…あたりは暗いままじゃった。
                     ・
                    ゴットン
                     ・
    ふすまが開く音がして誰かが近づいてきた。ゾクッ!としたとき
    低い声でおばあさんが言った…朝ごはんをめしあがりなされ~


      静かにおきあがり箸を手にしたとき! ギョッ!!! っとした。
       みそ汁のなかに何かがただよって浮かんでいるのだ。

           ひとつ…ふたつ…みっつ…よっつ…
         恐る恐るみそ汁のわんを持ってマジマジと
             浮いているものを眺めていたとき

                  また低い声で

                     ・

                     ・

                     ・

                おばあさんが言った!

                  恐怖のみそ汁

                   Σ( ̄□ ̄) !


        おばあさんが…なまった声でもう一度言った!

              今日…麩(フ)…のみそ汁


                     ♪




●かめの呪い!?
太古の夕焼け


           ■・■・■・■・■・■・■・■・■・■・■・■

              *★* かめの呪い *★*

           ■・■・■・■・■・■・■・■・■・■・■・■

                ⌒ヽ(*゜O゜)ノ


       むか~し。むか~し。若者が山奥で道に迷ったそうな。

  遠くに見える明かりをたよりに暗くなった山道を懸命に歩いたそうな。

      草をかきわけ…  ぬかるみにはまり…

            木の枝で体じゅうに引っかき傷をつくりながら…


   一生懸命前に進もうと…モガクのだが…思うように足が動かない…


    何としたものかと思いつつ…
              真っ暗になる前に山宿までは辿りつきたい!

     しかし !!! モガケばモガクほど
             かえって足が動かずどんどん重くなってきた。

                 その時 !!! !!! !!! !!!

         ガサ!ガサ! 後ろで何か! もの音がした!

                   ( ̄□ ̄;)!!

                     ・
                     ・
                     ・
                     ・
                     ・

    息を殺して後ろを … 
          そ~っと振り返ってみたが…なんの気配もなかった。

      あたりはどんどん暗くなっていくのに
               山宿の明かりはいっこうに近くならない。

    歩けど・歩けど…
       何か重いものを引きずって歩いているような足どりが続く。

    ガザ!ガサ! やはり何ものかが後ろから忍び寄ってくる感じ…

    もう一度…息を殺して…そ~っと…後ろを振りむく!

       今度は…なにか…気配を感じるのだが…その姿が見えない。

    その場から急いで逃げ出したくても…足が思うように動かない!

    何度も後ろを振りむきながらつかず離れず聞こえる音!?

      ガザ!ガサ!  ガザ!ガサ!  ガザ!ガサ! 

             背筋に寒気を感じ…次第に体は硬直してきた。


           思わず !!! 声を張り上げようとした … 

   その時 !!! !!! !!! !!!


       しげみから! 老婆が突然現れて! 後ろを指差した。

      見ると! そうとう年老いたカメが…のっそのそと歩いていた。

                老婆が静かに言った!

                     ・

                     ・

                     ・


                  かめのろい…

                   Σ( ̄□ ̄) !


      そうなんです!のっそり歩きでのろいカメさんがいたのです。

          おばあさんが…ドモリなが…もう一度言った!

            かめ … の・ の・ のろい(鈍)い~

                     ♪

    どうも若者の足にからんだツルが…年老いたカメにもからみついて
            引きずって歩いていたようですネ~♪

                   ( ̄□ ̄;)!!










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