Uncivilized Ground (未開の地)

Uncivilized Ground (未開の地)

最終章~エピローグ~


「『篠原瀞さま。お元気ですか?こっちは相変わらずで…』」
「なにやってるの、紘子?」
「あ、康宏くん。…篠原さんにエアメール」
あれから数ヶ月。季節は秋となっており、あの大きな樹は赤色や黄色に美しく染まっていた。
「できた。さ、出しにいこ?」
康宏と紘子は、二人で並木道を歩いた。
今ではもう、ごく自然に繋がれる手。
「康宏くん」
「ん?」
紘子は少し口ごもってから、はっきり言った。
「…ありがと」
「…それを言う?じゃあ俺は…」
康宏も恥ずかしいと思いながらも、しっかりと口にした。
「…これからもよろしくな」

END

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