ブレイブストーリー
ネタバレ注意です！
本の方も映画の方も内容書いちゃうので、
まだみてないし、読んでないから中身話さないでーという方、
御注意ください。
ＳＴＡＲＴ
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ブレイブストーリーみてきました。
忘れちゃわない内に感想かこうと思います。
ちなみに、私は原作を読んでから映画を見ました。
原作と映画、どちらを先に見るかで大分印象は違って見えると思います。
ここから書く事はただの私の感想なんで、
ケチはつけないでもらえると嬉しいです。
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まず見終わった後の一言としては「やっぱり無理だったか」です。
これについてはまたのち程。
映画が始まる時から原作と比べてみてしまって、
あまり純粋には見れなかったのが残念です。
原作で泣けたとこは映画でもやっぱ泣けました。
映像はきれいでした。とくにみとれたのが空。青い空と白い雲！！
まるで本物みたいにきれいでした。（もしや本物？？）
背景とか、草原や町並みの景色も素敵でしたし、
人物の絵も変なくせがない絵で私はすきです。
キャラもまーかわいかったしね。
あと音楽もよかったですよ。
アクアタイムズの「決意の朝に」が本当によかった。
シングルで買うかアルバムまで待つか考え中です。
（結局シングル買っちゃいました。やっぱいい！）
エンディングだけじゃなく、本編の途中にも歌付きででたのには
すごく驚きました。異例じゃないですかねー。
さわやかなので曲はよし！とは思いましたが。
はい、出来がほめれるのは正直ここまで！
ストーリーについて話します。
正直がっかりな感じがありました。
最初にかいた
『まず見終わった後の一言としては「やっぱり無理だったか」です。』
ってのは原作を忠実に再現するのはやっぱ無理だったか、って事です。
原作ってものすごく長くて内容も濃いんです。
主人公のワタルがどう動いて、どう考えて、自分なりの考えをどう出すのか。
これ、すっごく大事な事だと思うんです。
映画ではちょっと進み方が軽いんじゃないか、と思いました。
途中の冒険かなり略されてるし…あれはありえないと思った。
この略されるとこにアクアタイムズの曲が流れるんだけど、
曲の良し悪しを別にして、あれじゃプロモじゃん、って感じなのです。
しかも映画館でもらってきた「完全攻略ガイド」なるものが今手元にあって、
映画終わってから見たんですが、映画になくて原作にある情報が載ってる…
下手すれば映画より詳しい。（しかも簡単。）これってどーよって思ったり…
私がここ略されてるのは許せない！って思うのが３つあって、
ワタルが幻界に行く理由になる部分と
デラルベシという氷におおわれた岩山の部分とリリスの町の部分が
省略というか書かれてなかったのはちょっと変かな、って思います。
映画になくて原作にあるもの。
まずワタルの両親が別れる時、なんで別れるか理由が描かれてない！
ワタルは父親とはもっとじっくり話してるし、
父親が家を出る理由も原作ではもっとしっかり書かれていて、
母親と別れた後一緒に暮らすという女性の姿も見てるし話もしてる。
あと母親についても、あんな生易しくなくて、
もっとドロドロしたとこも書かれてる。
大体自殺を謀ったと原作にはあるのに…
（小学生とか見る事考えたらまぁ母親の倒れた理由は
あれで妥当だったかもしれないけれど。）
原作のワタルは映画のワタルより、もっともっと辛い目にあって、
もっともっと深く傷付いてる様が原作ではしっかり書かれてる。
それがあっさり通り過ぎてしまった事にまず拍子抜け。
でもまぁ、最初の部分だけだし、冒険のとこでしっかり書くために
最初の方は削ったのかも、って思ってました。
でもそれは甘かった…冒険シーンもしっかり削ってありました…
まずデラルベシ（本の方だとリリスの方が先だったと思うんだけど…）。
ここにはかつて旅人だった人たち
（現世から幻界に願いを叶えるために来た人たち）で、
旅に失敗した人たちがなんらかの役割を与えられて住んでいるとこで、
ワタルの願いについて考えるきっかけを作る場面だったと思うんだけど、
かーなり省略されてる。さらっと流された。びっくり。
けっこう大事な場面だと思ったのに。
最後にリリスの町の部分。幻界は人間だけの世界じゃなくて、
色んな動物に似た種族が暮らしてて、そこに優劣はないのだけれど、
この町は人間が偉くて他の種族に関してはかなり厳しいところ。
住むとこもわけられて、しいたげられて…
ここでもワタルは活躍するんだけど、
もっともっといろいろな事考えてるとこなのにやっぱあっさり。
ミツルと会って、願いに関して考えるきっかけにはなってるけど、
うーんいまいち、って感じがした。
正直２時間くらいで５つの宝玉を集める、という内容と自分の事を考えたり、
家族について考えたり、人の事を考えたり、という全てを入れるのは
無理だったんじゃないかなって思います。
宮部さんは「大人にこそ」と言ってましたが、うーん、どうなんだろ、
原作読んでる人にとってはちょっとちゃちく見えるんじゃないかなぁ、
なんて思ったり。映画見てから原作読めばもっと楽しめたのかな、
なんて思います。
だいたいマント姿のミツルがお化けビルでワタル達と会うシーンが
さりげなーく映画ではかかれてるけど、
なんで幻界と現世を行き来できてるのかかかれてないのも気になる！
それからそれから現世でワタルやミツルに関わる人物や、
幻界でワタルが出会う人物もかなり省略されてる！
あの人とかあの人とかあの種族の事とか、もっともっと見たかった！！
あの映画の絵で、あの人物はどうやって表現されてるのか、とか
あの怖い場面はやっぱ映像になると更に怖いんだろうな、とか
そういう期待感込めて行った、というのがあったので
あまり楽しめきれなかったかも。
これは勝手に期待し過ぎた、って事で、自分の期待過剰にも残念。
もっとかるーく原作とは違うものとして見たら
もっともっと楽しめたのかも…私のばかー！
でも映画見た人には原作も読んでーって言いたい。
絶対面白いから！（長いけど）
映画で思ったより燃焼しきれなかったので、また原作読もうかなーなんて考えてます。でも図書館で借りるのは今の時期難しいかなー。
あとこれはどうでもいいんだけど、以前日記でフィギュア探したときから
気になってはいたんだけど、キ・キーマ、服着てたのにちょっと驚きました。
なんとなく服着てないって思ってたので…
そういえばゾフィ王女や北の国の印象もかなり違う。
あれはあれでありなのかもしれないけど。
あ、最後の最後で映画でよかったとこ思い出した！
私の中で原作の中のミツルとワタルの２人で会う部分は
けっこう淡白なイメージがあったんだけど、（とくにミツル）
映画ではけっこうお互いの事しっかりみてて、
ちゃんと触れあってるのがよかったです。
とくにミツルの表情の動きがよかったな。
けっこう複雑な感情を表情で表現できてたと思います。
（あ、なんだか評論家っぽい。）
ミツルの表情もワタルの表情も両方見て、
二人がしっかり触れあうとこあって、
それでラストが引き立った感があります。
だからラストで泣けた、ってのもあったのかも。
あの二人にだけ関してなら映画の方が印象いいかもしれません。
ラスト、学校のシーンでミツルが幸せそうなシーンを見れたのもよかった。
あれは本当によかったと思います。
ただ、どうしてそうなったのか、というのが気になります。
なんで運命変わったのか。不思議。
だって願いごとは一つしか叶えられなくて、
ワタルはその一つを幻界を救うことにしたんでしょ？
なぜにミツルの願いが叶ってるの？って思うんですが…
私が映画から読み取れてないだけですかねー。
パンフ買うべきだったろーか…誰か教えて下さい。
掲示板やコメント欄に書いて下さればいいので…よろしく頼みます。
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後々からもう一度考えてみた際に思った事、 追記 してます。
ちょっと批判ばかりになってしまっていたので
フォローする感じもあったりなかったり…（どっちだ？！）
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