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2007年01月27日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

このところちょっと読書にはまっておりまして、とにかく手当たり次第に本を読み漁っています。私はどっちかというと宗教哲学や実用書とかノンフィクション系が好きで、小説の類はあまり読みませんが、人に奨められたり貰ったりした場合は頑張って読みます。(笑)

まあ、いわゆる乱読なんですけど、ジャンルとかテーマとかはほとんど考えずに、そのときのフィーリングというか気分でチョイスしています。

でもって、読んでビビッと来た本は、感じた部分を適当にかいつまんでこのブログでウケウリ的にご紹介したりしているわけですが(笑)、そこらへんがお調子者というか道楽者の真骨頂で、かぶれ易いとでも言うのでしょうか、気に入ってしまうと、どんどん突き詰めていかないと収まらない。かといって、それにとことんこだわるかというとそうでもなく、ある程度自分の中で消化してしまうと、割とあっさりと止めてしまったりします。まさしく、熱しやすく醒めやすい性格そのものですね。

ということで、最近ハマった本からウケウリをひとつご紹介しましょう。

宮崎学著「こんな国は捨てよう」That's Japan 003

http://item.rakuten.co.jp/book/1481876/

当ブログでは毎度御馴染み、宮崎親分の著書です。

本自体は86ページの小冊子で、値段の割にはセコイ本のように見えますが(笑)、これが中々面白いのです。まあ、私は元々宮崎ファンなので、そう思うのかもしれませんが、宮崎氏をまだ知らない方には入門編のような本でお薦めです。

ただし、体質的に絶対に合わないという方もおられるでしょうから、そういう方は大手のブックセンターとかで2~3ページ立ち読みしてから判断して下さい。本好きな人ならば、立ち読みで充分読みきってしまえる本なので無駄遣いをせずに済みそうです。(笑)そんなこと言うと親分には怒られそうですが(爆)

さて、今日のウケウリですが、これは85年のプラザ合意から始まった「バブル」と呼ばれた日本経済を振り返った解釈のひとつとして書かれているエピソードです。

マニュアル社会がバブルを生む

1971年に出来た新宿副都心の京王プラザ。そこに、著者と知り合いの宮大工の棟梁が泊まりに行ったときのお話です。

棟梁は京都で国宝級の建物の修復とかをしていた人で、人間のつくったものは、ある意味壊れることが前提になっていなければいけないのではないか、という根本的なスタンスをお持ちの方であり、壊れたら直す、直してもう一度建て替える、そういう中で一種の文明や文化が成立するのではないかというお考えのようです。

ところが、この棟梁が見た京王プラザホテルは解体不可能なもので、「人間はとんでもないものをつくってしまったのではないか」という畏れみたいなものがあったと語られています。壊すほうがつくるよりも高くつくものをつくってしまったという意味です。

(以下本文より抜粋)

70年代に入って、日本が工業社会から情報産業社会に転換していく過程で、一方では社会そのもののマニュアル化が進んでいきます。つまりさっき言った話と同じように、自分のやる行動にしても経済活動にしても、それにメリットがあるかないかを中心にして、それをどんどん純化させていくと、結局はバブルが生まれてくると思うのです。

そういう計算式からいくと、バブルが生まれると儲かりますから、人間はとんでもないものをつくってしまう可能性があったのではないかと思います。

(中文略)

だけどいまの理屈の大半は、特にアメリカで言われ始めている原子力発電所に関する意見は「動かしているほうが安全だ。止めるほうが危険だ」という話です。これはとんでもない文化だと思います。

今の時代は、こういう文化の時代に入りつつあります。こういった時代の考え方というのは、バブルともかなり表裏一体の関係にあると思います。この数日間、私がブログで書いてきた言いたかったことの本質が、ここにズバリと書かれてありました。

バブルなんて言葉だけが勝手に独り歩きしていますが、これは過去の話でもなんでもなくて、今現在の世の中の仕組みのことなんですね。
とにかく我々人間はとんでもないものをつくってしまったってことです。

えっ?オレは知らないって?
そーゆーワケにはいかないのですヨ。だってみんな「国」とかいうシステムの中でちゃんと暮らしているじゃないですか。






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最終更新日  2007年01月27日 09時49分46秒
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