中華圏うぬうぬ歩き

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クリスマスだよ、香港に全員集合4日目-②



改革開放の父シンセンが発展するきっかけをつくった「改革開放の父」の大看板

 東門歩行街に到着したとたんSさんがつぶやいた。「晩御飯、何食べるの?」香港の冬ならではのご飯といえば、ぽうちゃい飯で決まりでしょ。でもシンセンでもあるのかな?と探してみたら、ありました!店に入り、豆鼓排骨、咸魚、鶏肉の3種類と油菜を頼んだ。
 ぽうちゃい飯はオーダーが入ってから、ぽうちゃい(片手土鍋)でご飯を炊き込む。そして、テーブルに運ばれてきたら、濃ーい色の色づけしょうゆをかけて、再びふたをして蒸すのがこつ。
 「うおー!おいしー!」本当にこれが激ウマで、大盛り上がり。おこげもできていて、とても香ばしい。広東語でおこげを食べることを「食焦」ということも教えてもらった。運ばれてきたときは、こんなに多くて食べられるの?と思ったんだが、ぺろっと食べてしまったわが胃袋の恐ろしさよ。

激うまぽうちゃい飯ぽうちゃい飯3種。奪い合うようにして食べました。

 おいしいものを食べたので、いい気分で峰がシンセンに来た目的であるDVD屋さんに向かった。この店も夏に来たところである。日本のテレビドラマのDVDもたくさんある。ちなみに値段は1枚10元。日本円で約140円という激安価格である。
 そこでわたしの目を釘付けする商品が出現!なんと「トムとジェリー」である。子どものころ欠かさず見ていて、再放送も律儀に見ていた。近くにいた店員のお兄ちゃんに「多少銭?」と尋ねてみた。すると「1枚10元。これは7枚セットだから70元だよ」と返事が返ってきた。これは買うしかないとレジにもっていって、おばちゃんに100元を渡した。したらおばちゃん100元をさっさとしまって、お釣りをよこさない。そこでわたしは「ちょっと、おばちゃん30元釣りちょうだい!」とカタコトの北京語で言ったのだが、おばちゃんは無視。「聞こえねーふりすんじゃねーよ!釣りよこせっていってんだろー!」(←これは日本語と北京語のまざったなぞの言語で)と机をたたいて怒ると、峰が何事かととんできた。その様子を見ていたほかの店員がトムとジェリーの日本語字幕のDVDを持ってきて、「こっちにしたら?これは90元だよ」と勧めてきた。話をすり替えるんじゃねーと頭にきたわたしは(でもこのお兄ちゃんは親切心だったのかもしれない。今思うと・・・)「我不要日本語的DVD。我要北京語的DVD。日本語のDVDなら日本でも買える!」と怒鳴ったところ、おばちゃんも観念したのか、お釣りを投げてよこした。「日本人だからって甘く見るんじゃねー!」と捨て台詞をはいて出てきたのだが、大変後味の悪い思いをしたのだった。

 気分直しにスーパーへ。龍と峰は日曜日のハイキング用と言って、パンを買っていた。香港のメーカーなのだが、香港で買うよりも確かに安い。わたしもネスレの日本では見かけないお菓子を大量購入、そして夕食のぽうちゃい飯で一番気に入った瓶入り豆鼓、ついでに「パイナップルビール」なるものもお買い上げ。ご機嫌でスーパーを出た。
 「あっ、シンセンにも無印があるんだ~」というと、峰はぼそっと「にせもの」よーく見てみると、「MUJI」のロゴが横に広く、「無印良品」という文字にいたっては、明朝体ではないか!これはにせものととりしまるのもばかばかしいほどのもので、大爆笑。

贋作置いてある商品ももちろん無印とは無関係の代物ばかり

 路線バスに乗って、羅湖駅へ。そこで峰が「DVDはかばんの中に入れて」と言うではないか。えっ、それって見つかるとやばいってことなのかなとドキドキしたが、何事もなくてめでたしめでたし。KCRに乗り、九龍トン駅で地下鉄に乗り換え、24時40分に宿に到着。今日も午前様だ~。
 部屋で本日の戦利品を見たら、なんと豆鼓の瓶が割れていた。そういえば、袋を落としたのだが、「ウエハース、粉々になったかな~」と瓶の心配はしなかったというまぬけなわたし。泣く泣く豆鼓を捨て、豆鼓のにおいが充満する部屋で眠ったのでした。





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