くるくるうずまき

くるくるうずまき

幼稚園 年少 その2



長文になります。

幼稚園に入っても思ったより言葉は2語分がやっとオウム返しが出てくる程度、
言葉のやり取りと言えば単語で通じるのは、私と優君の間だけ
先生や主人には、まだわかりにくい場合が多かった。

この時は、発達相談でも「もう少し様子を見ましょう」の時期が長かった。
普通であるように、普通でいなきゃいけないそういう気持ちが大きかった。
優君にも私たち親もとても辛かったかもしれない。

幼稚園に入ってから年少期に通った市の発達相談所や病院など綴っています。


【発達相談 その1・6月】

幼稚園に入ったらもう一度発達診査しましょうと前回言われてので、6月の下旬に受けることにした。
担任の先生も、指導を受けたいとおっしゃったので一緒に来てもらってとても心強かった。
ただその時は、幼稚園の時の優君の様子と家との様子を聞かれるだけで
これと言って検査はなかった。
検査は、8月中旬に決まった。

【発達相談 その2・8月】
8月中旬、発達相談の発達検査をおこなった。
前回とはだいぶ課題の量は多かった。図形・色の理解・神経衰弱らしいもの・大小長さ・積み木で先生と同じ形の物を作る。殆ど出来てホッとする。
問題の言葉は
先生「今日はとてもいい天気で気持ちが良かったです。」
優君「今日はとてもいい・・・・・・・・・・天気です。」
言えない・・・私も、もう一度聞かなきゃ言えなかった・・・
他色々あったけど殆どダメだった。
レベルを落として3歳程度の問題
「これは犬ですね」「今日はいい天気ですね」は言えた。

検査が終わり、今度は検査員の人と親との話、夏休みに過ごし方や様子など話した。

検査の結果どの位遅れているのかを聞いてみた。
優君の年齢は4歳6ヶ月、検査の結果3歳6ヶ月のレベル
でも、優君は早生まれなので(2月)、回りの子はもう5歳の子も居るので
辛口で2歳は遅れをとっているとショックな事を言われた。

そのあいだ優君は横で沢山本がある本棚の横で意味のない言葉を言っていた。「ごいにゅみんっふっろろごにぢゅ・・・」と
この意味のない言葉が最近気になるので検査員の方に聞いてみた。
「この年齢でこのような行動は、お母さん覚悟した方が・・・・」
突然の宣告って感じだった。
私は「何か障害があるんですか?」と聞いてみた。
検査員の人は「私がこの子が障害があるとは言えないのです。
医者ではないので、もし親御さんがハッキリとした。診断名が欲しいのであれば、月一回大学病院の発達の専門の先生が診断あるので予約しますか?」
と聞かれたので即答した。でも予約が詰まって2.3ヶ月後でハッキリ日程が決まったら家に電話が来ることにしてもらった。


【発達相談 その3 発達障害の専門医に診てもらう・(病名が決まる)11月】

夏の発達相談で予約し、11月に決まった。
その間に、色々ネットで発達障害などを調べ優君は自閉症にあたるかなと
自分なりに思って、何を言われても覚悟をしていた。

診察はいつも発達相談を受けている。市の保険センターで行う、
診察が少し混んでいて2人待たなければ行けない、
その間広い部屋でおもちゃやマット遊びなどして遊んでいた優君

優君の番がきて、診察室に入ろうとしてもまだ遊びたいとゴネる
診察室にもおもちゃがあるよと言われ、やっと入っていく

先生は男の先生、言葉が遅いこと、今気になること(意味のない言葉をしゃべること)を話した。5.6分の時間だったと思う
その間は優君は初め大人しくしていたけど、
段々退屈になり、診察するイスをクルクル回し始めた。
ヤバイ・・・これをやると止まらない・・・私の頭によぎる

やっと、優君の診察になり、自分の名前、歳、幼稚園の名前、担任の先生
仲の良い友達の名前等色々質問し、ちゃんと答えられた。
でも、イスをずっと回しながら答えていた。

今度は運動面、片足でバランス取り、(かかしの様に)、ケンケンパー、
ひととおりは出来た。がスンナリとはいかない、
今度はイスに座って自らクルクル回ったり、急に診察室を出てさっき待合室で遊んでたおもちゃを取りにいたり、
すごく落ち着かなかった、今まで発達相談で何回もここに来ているが
こんなのは初めて、診察室も壁やドアではなく回りはカーテンで仕切られているので優君的には、いつもの個室の部屋で出ていっては行けない感覚ではなく、
カーテンで仕切られているから、開放的にだったのかな?
追いかけたり、なだめたり、いつもより疲れた。

今までの発達相談でのテストの結果や、優君の赤ちゃんの時からの話など
まとめて「広汎性発達障害」と診断を受けた。

診断を受けて、ショックなどは無かったと言ったら嘘になるけど
でも、モヤモヤとした気持ちに光が見えた感じこれで自宅での療育方法など、出来るかなとか、広汎性発達障害で何か調べたら何かいい情報など
入るかもしれないと希望がもてました。

【家族の思い】

優君の診断名が気になり私の母から電話が掛かってきた。
やっぱり障害あることを話した。母は電話口で泣いていた。
「なんで、あんただけ、そんな苦労ばかり・・・」
母は私が中1の時離婚をした、自分で言うのもなんだが結構苦労した
ごはんがあっても、おかずがない時もあった。(2回ぐらいだけど)
この時代珍しい貧乏だった。

私が結婚して、普通に幸せになって、子供ができて、その子供は4歳にして
障害児と診断を受けた。
とても不憫でならないといった感じ、もうそれ以来は泣かないけど

主人はショックか、もともと風邪気味だったのもあり、3日会社を休んで
しまった。

私は、泣けない、泣きたいけど泣けない、
みんなが、こんなに凹んでいたら、凹んでいられないって
もっと障害について色んな事を知りたい必死だった

お正月、主人の母にも優君の障害の事を話した。
義母は、一つの病院だけではなく、何個か受診してみては?と
提案してくれた。私も共感し、義母も思い当たる病院があるので
ちょっと調べてみると言ってくれた。

【精神病院・1月】

義母に障害のことを話し3週間後、義母の友達が精神病院の事務をしているのでそこを紹介された。
そこの先生は小児科も診ていて、もし、療育が必要ならば、同じビルの3階で、幼児専門の療育センターがあるのでそこで、療育教育が受けれるというみたいだ。

義母に付き添ってもらい、私、優君、3人でその病院行った。

早めに来た方がいいと言われて、開院時間の30分前でも、10人は居た。
みるみる、うちに待合い室は、あふれかえって、外にも待つ状態だった。
結構、人気のある病院みたいでした。
でも、やはり精神病院その待合室の雰囲気に優君も
「ここ、病院?」「帰ろう、帰ろう」と言い出す。
私も、ここはなんか違うような気がするなと感じた、

2.30分待ちで診察を受けれた。(コネで先にしてもらったらしい)
先生は女の先生で、かなり年輩、サバサバした感じに受けた
怖そうな顔(失礼・・)なわりには、子供の優君にはニコニコ
質問をしたり、優君もリラックスして質問に答えたりしていた。
質問の内容はこの前やった発達相談の発達障害の専門医と一緒の
質問だった。自分の名前、歳、幼稚園の名前とか身近なことなど、

先生「お母さん、この子は大丈夫だよ、安心して、こんなに目が
生き生きして、答えてくれて、何より笑顔がいいよ、この子は障害児じゃ
ないよ、言葉が遅いだけでこれから一杯出てくるよ、心配だったら
このビルの3階に療育センターがあるから紹介書こうか?」
といわれたのでそうしてもらった。

障害じゃないと言われて、飛び上がって嬉しいとは思えなかった。
困惑もしなかった。これは、これでいいと思った。
義母も先生の話を聞いてホッとしたようだ。(障害ではないと言うこと)

でも私は、優君は普通とは違うと感じていた。
口では言い表せないけど、漠然にそう感じていたので先生の話は
受け入れられなかった。

3階の療育センターに行き、予約を1週間後に取った。

【精神病院・3階の療育センター・2月】

2階の精神病院は古くてちょっと怖い感じがしたけど
3階の療育センターは新設でとても明るく、待合室には大きい水槽に
きれいな海水魚が泳いでいた。
患者は優君ともう一人いた。見たところ普通に見えるこの子も障害なのか?

診断時間は50分間

すぐに呼ばれて、広い個室に行った。
私は目立たない部屋の隅で優君のことを見ることにした。

カウンセラーの先生は男の人だった。
部屋は軽く30畳ほどあるかな、おもちゃなど沢山あり、
バスケもできるし、端っこ一角をお風呂用のタイルが引いてあり
小さいプールみたいになっている所もあった。水が好きな子用なのだろうか?
色んなおもちゃをいじり、その中で自動販売機のおもちゃが気に入った様だ
優君はおもちゃのお金を入れて、出てきたジュースをカウンセラーの先生と
私に渡してくれた。

後は、おもちゃの使い方をカウンセラーの先生が教え、一緒に遊んだり
して、40分が過ぎ、カウンセラーの先生がこのセンターのシステムとカリキュラムの話になった。
その間優君は、まだ色んなおもちゃで遊んでいた。

週1回センターに通った方がいいのと(毎週子供と合わないと様子がわからないから)
療育と言っても、子供を療育するのではなく、
親の悩みや、親の気持ちのカウンセラーらしい、
ちがう!!私が思っているのとはちがう!
じゃ何で週1回子供も通わなきゃ行けないの?と聞いたら
親が気持ちがイライラしなかったら、親が自然に優しくなり
子供も段々いい方向に向かうという、なんか宗教ぽい考え方・・・
と思ったのは私だけかな?
ここのセンターには通う意味がないのでそれっきりになりました


【発達相談 その1・2月下旬】

精神病院の件、療育センター件をいつもの市の発達相談員の方に話した。
この頃の優君は、会話もそこそこできるようになり、

市にも言葉の教室らしい物はあるけど優君は言葉がかなり
出てきているので、たぶん物足らないだろうと言われた。
運動面、と不器用さ(はさみが下手)などの面が気になるので
「感覚統合の訓練」を進められ3月から始めることになった。

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