うさぎを飼う前に。

あごつけうさぎ

**うさぎを最後まで飼えますか?**
捨て犬や捨て猫と同じように、捨てられるうさぎもいてると聞きます。
飼う前に知識があれば「こんなはずじゃなかった」と捨てられる事も減るのでは
ないかと思います。
特に、うさぎはまだまだ飼っている人も少なめで、普段接したりする機会も
少ないと思います。
基本的には「飼いやすい」部類に入ると思いますが、私の個人的な意見では
「犬より楽」とは決して思いません。
そのあたりのお話をしていこうと思います。




#うさぎはマイペース

なつき方も個性があります。もともと「捕食される側」の生き物です、
とても警戒心が強く、大きな音などにも神経質な生き物です。
我が家のうさぎは、抱っこはさせてくれません。
額を撫でられるのは好きですが、体を撫でられるのは気分によりけり。
うちの子はとても気分屋さんで、猫?それ以上かも?!

#換毛期が長い(喘息やアレルギーの人はやめたほうが無難)

うさぎの換毛期(夏毛→冬毛、冬毛→夏毛)は春と秋の年2回。
1回につき3~4ヶ月かけて換わっていきます。
この間、我が家ではほぼ毎日、嫌がるのをなだめてブラッシングします。
それでも抜ける毛の量が凄くて、撫でたり走らせたりするだけで
毛がフワフワと舞い上がります。

喘息の方でも、アトピー性皮膚炎の方でも飼ってる方はいらっしゃると
思いますが、「症状がひどくなった」という話は聞いても
「改善した」という話は聞いたことがありません。
うさぎを手放す理由の中に、この喘息やアレルギーが多いのではないかと
思います。
飼ってから症状があらわれる人もいます。(うさぎアレルギー体質)
また、主食の牧草のアレルギーの方もいます。
この点を覚悟の上での購入が必要かと思います。

#妊娠中からは避けたほうが良い

飼い始める時期ですが、妊娠したからといって手放す必要はありませんが
妊娠中から飼い始めるとアレルギー反応が出やすいと聞いたことが
あります。
妊娠前から飼っておくと大丈夫なようですが、我が家でももし赤ちゃんが
生まれたら、毛に対する対策の強化など課題が増えるのではと
思ってます。

#他の動物との同居

これは、沢山されてる方がいらっしゃると思います。
個体差がかなりあると思いますので、慣れるか慣れないか判断が難しいですが
もともと「うさぎ狩り」をする猟犬の血をひく犬もいますので、
十分に配慮が必要だと思います。

うちの子の天敵は、実家の犬と小さな子供です。
普段接していないので、ものすごく怖がります。
犬とは同じ時間帯に部屋に放さないように、小さな子供が訪ねてきた時も
あまり部屋には放しません。
(一度、1歳半の子に背中をわしづかみにされたり、目玉を触られそうに
なったので・・・もう少し大きな子供だと大丈夫かと思います)

#かかりつけ医

うさぎは「エキゾチックアニマル」と分類されてます。
どこの獣医さんでも適切な治療が受けれる可能性が、犬や猫より低いと思います。
獣医さんは大学でうさぎの病気について、ほとんど習いません。
獣医になってから積極的に勉強しないかぎり、細かな生態を知らない人が
多いそうです。
「きちんと診てもらえる獣医さん」を病気になる前に探しておく、
飼う前から情報収集をすると良いと思います。

聞いたひどい話として、
うさぎが皮膚炎になって、獣医さんにつれて行ったが
「ノミかダニかな」と言われ○ロントラインを首に垂らされた。
(薬の注意書きに「他の動物に使用しない事」と書いてあったにも関わらず)
薬の刺激が強すぎて、帰宅してからどんどん衰弱してしまった。

うさぎは嘔吐が出来ません。
毛づくろいをして飲んだ毛は、便と一緒に排せつされないと
お腹のなかで毛玉になっていきます。(毛球症)
軽い症状だと、整腸作用のあるパパイヤや酵素で治まるのに
「すぐに開腹手術」と言われて、お腹を切られた。


#飼育本を読んでみる

飼う前に「最低1冊は読んだほうが良い」と言う人が多いと思います。
独特の生態を知っておいたほうがいいし、今は随分マシなはずですが
まだ露店でうさぎを「間違った飼育方法」を説明しながら売っていたりします。
(水は飲まない、野菜クズだけで生きる、おやつにケーキを与えると芸をする、
ケージの中で一生過ごせる・・・などなど)

私のオススメは アニファブックス 我が家の動物完全マニュアル うさぎ
という本です。

#安全な遊び場の確保

これについては、次の「うさぎの飼い方 運動」で説明します。


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