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勝ち組の特徴
「勝ち組は2割、負け組が8割」
特に、勝ち組の中でも上位10%の方は、ビッグ・プレイヤーと呼ばれている。
※一般的には、1年で半数が退場、3年で9割が退場するとも言われている。
○投資通貨ペア
ポンド/円、ポンド/スイスフラン。
基本、値動きが大きい通貨。ただ、5月のある週は、数人のビッグ・プレイヤー
が台湾ドル/円を取引していた模様。何でも台湾ドル/円は、動いても戻る特徴
があるようで、一部その特徴に気づいていたビッグ・プレイヤーはそこを狙った
らしい。
○時間帯・取引回数
日本時間の「16-19時」か「21-25時」に10回ほど回転売買。
基本、海外時間の動く時間帯に集中して取引。だらだら長時間しない。
○投資スタイル
チャート分析による短期トレンドフォロー。当然、売り買い自在。ビッグ・プレ
イヤーになる人は、資産が増えるごとに取引量を増やす人らしい。
○テクニカル指標
高値安値、サポート・レジスタンスライン。
高値安値など日足は頭に入れておき、60分、15分、5分足などを利用。1分足は利用しない。
○値幅
平均20pips程度。
4-5pipsでも利食いをする。50pipsはかなりうまくいった場合。1円抜きなどは目
指さない。
○コメント
勝ち組の最大の特徴は、「自分の取引ルールを守っていること」のようだ。コツ
コツ利益を挙げていくので、一発逆転のようなギャンブル性はなく、投資技術の
結晶を目指す模様。
個人的には、デイトレでも50pips抜きを目指していたので、狙う値幅が大き過ぎ
だったと思った。また、1分足は使わないことも知らなかった。デイトレ時も取
引は多くても2-3回だったのは、ビックプレイヤーと比べて少ないと感じた。チ
ャート分析は、ほぼ自分の考えと一致していた。
ちなみに、取引歴をどう見ても「カン」で勝っている、天才的な動物的カンを持
っている投資家もいるとの話。
・負け組の特徴
●投資通貨ペア
通貨を絞らない。
通貨ごとに特徴があるにもかかわらず、いろいろな通貨に手を出す。
●時間帯・取引回数
24時間投資する。
手数料が無料なこともあり、1日100回も取引をする人もいるらしい。
●投資スタイル
逆張り、値ごろ感で投資。
●テクニカル指標
一目均衡表やMACDなど様々なテクニカル指標を利用。中途半端にRSIなどは使っていない模様。
勝っている人はシンプルだ、とのこと。
世の中にプロしか知らない必勝法を求める人は多いが、そんなものはない、とも。
●値幅
損切りができない。
●コメント
負けている人の最大の特徴は、集中していないこと。
通貨も時間もテクニカル指標も、たくさん手を出し結果負けている模様。
つまり、自分の得意な戦略や投資ルールがない人が負けているようだ。
全体の約9割のトレーダーが負けてるという話は私も聞いたことあります。
実際の統計を見たことはありませんが、某外資系の金融機関に勤めている知人が
同じようなことを言っておりました。その知人によると、いわゆる
負け組みのトレーダーの特徴としては、
1)短期トレーダーで衝動的なトレードを行う、
2)長期トレーダーでポジションを放置、
3)テクニカル分析やファンダメンタルズの知識がない、
4)ハイレバレッジによる無謀な取引、
5)トレードのし過ぎ、
6)損切りができない、
7)利益確定のタイミングが取れない、
8)トレードの経験不足、
9)為替アナリスト等の他人の意見に頼りすぎる、などを挙げていました。
大負けする原因はだいたい3パターンあると思います。
1) ハイレバレッジでストップを置かずに反転を待つ
2) トレードごとにRRR(リスクリターン比率)を変えてしまう
3) 勝率が極端に悪い
(3)については手法の見直しが必要になると思いますので、もっと詳しい方にお譲りしたいと思います。
基本的には60%程度の勝率でRRRを一定にし、ポジションサイズを抑えることで大負けはなくせます。
(1)(2)の大負けパターンは、次の方法である程度は解決できると思います。私の例です。
1) ストップを置かない
1000回のトレードで999連勝できたとしても、最後の1敗ですべての資金を失う可能性があります。
たまたま右肩上がりの相場でトレードを始めてしまった人は、たいていこの罠に陥ると思います。
→低レバレッジ(MAX2~3倍)でプラススワップポジションして長期ホールド。
ただしマイルールとして、為替差益が2年分のスワップ分に達した時点で決済し、
次のポジション機会を待ちます。
→レバレッジを上げるならトレード戦術の大幅な見直しが必要
2) トレードごとにRRRを変えてしまう
(反転を期待してストップの位置を移動してしまうなどもこれに入ります)
→RRRを常に一定にする。1:1以上が基本
→トレードごとにポジションサイズ、ストップ・リターン幅を算出する
ストップ・リターン幅の算出やポジションサイズの算出には次の算式が役に立ちます。
どのようなタイムフレーム(スキャル・デイトレ・スイング)
でトレードしているのかによって違ってきますが、デイトレメインの私の例を出して説明してみます。
資金例:100万円
1回の許容リスク:資金全体の5%
1トレードの最大損失額:50000円
ストップ幅の設定:デイトレの場合、ストップ幅は50pips。RRRは1:1なので、
プロフィットも50pipsに設定。相場によっては、
50pips以下であっても成り行きで決済する場合がありますが、
ストップの位置だけは絶対に変えません。利益確定のためのプロフィットストップは別です。
以上からポジションサイズが簡単に算出できます。
ロット数:50000円÷50pips=1000円/pips
1000円/pips=1ロット10万通貨でトレード
許容リスクは絶対に変わりませんから、ストップ幅を広げるに従ってロット数は
少なくなっていきます。また勝率に自信がない場合は、リスク許容量を2%程度に抑えるなど、
1回当たりのリスクを低くする工夫をすることで、
できるだけ長くマーケットで生き残ることができます。
上記のルールに基づいてトレードをした結果、勝率・平均損益がある程度把握できてくると思います。
勝率が50%を超えているのであれば、ストップやリミットをどう見直せばよいのかが
はっきりしてきますし、勝率が50%を下回っているのであれば、
トレードで勝つための要因は資金管理ではなく、手法であると判断できます。
★★独自調査 FX勝ち組・負け組の比率★★
※独自の独断と偏見での分析ですが、ある程度の的は得てるかと…。
分析対象の条件
・自己資金でトレード (デモトレードは対象外)
・10週間以上のトレード履歴 (短期間すぎる人は除外)
・投資顧問などのプロ、専業トレーダー、あるいは素人ではあるがそれなりの取引経験を積んでいると思われる人達のデータを分析
勝ち組 全体の約20%
その内とくによく稼いでいるのが 全体の上位約3%
負け組 全体の約80%
― 内訳 ―
トントン(勝ったり負けたりの人) 全体の約15%
チョイ負け 全体の約30%
ボロ負け(退場予備軍) 全体の約35%
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