うーやん★テレビドラマ

うーやん★テレビドラマ

2006年1月ドラマ

2006年1月ドラマ

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曜日  タイトル 平均点 順位
西遊記 11話 終 フジ 3.32
Ns’あおい 11話 終 フジ 2.86 10
アンフェア 11話 フジ 3.18
相棒 21話 テレ朝 3.78
神はサイコロを 9話 日テレ 3.39
新京都迷宮案内8 8話  リタイア テレ朝
けものみち 9話  終 テレ朝 4.28
白夜行 11話 終 TBS 4.77
ガチバカ 10話  TBS 2.15 13
小早川伸木の恋  2話  リタイア フジ ワースト
夜王 11話 TBS 2.82 11
時効警察 9話 テレ朝 4.08
出雲の阿国 5話 NHK 3.63 6相当
喰いタン 9話 終 日テレ 2.28 12
繋がれた明日 4話 終   NHK 4.38
功名が辻 13話 NHK 3.5
輪舞曲 11話 TBS 3.27


自分は1月末より体調不良で、苦しみました。55歳にもなり、検査でちょっとヤバイ病気も見つかりました。中盤で挫折しかけたが、大体12本(+NHK3本)を見続けられた。よく生きていたと嬉しい涙です。そんな中で、序盤が良くて、中盤で息切れするもの、神はサイコロ、アンフェア、氷壁、白夜行など。中盤から盛り上がったもの、夜王、喰いタン、時効警察など、と大きく別れた印象がある。   年寄りで長々と失礼します、お許しください。

■1位  白夜行     平均点 4.77  さすがに終盤は辛かったが・・
大好きな綾瀬さんのドラマです。エロく、真実の亮司への愛を隠し、冷徹に他人を落とし込める女性を演じきれるか不安でした。何とか見ることができました。テーマは、過酷な家庭での子供時代、大人の醜さと汚さを知った二人は、娘は母親、息子は父親殺しをすることで、強い共生共犯(もっとも強い絆)で生きることを選んだ。それは純愛ではない。社会の枠から落ち、二人の真実を知った大人への許されないテロル(汚い大人への復讐)を決意した。しかし、それは、自分自身が汚い大人になることで、自爆テロだった。最初に悲しい亮司の自爆の姿を見せて、最終回にそこにたどり着いた時は感慨に耽った。終了後に原作を読んだ。そこでは、二人の関係を見せることはなく、事件はかなり曖昧に描いて進んでいった。しかし、ドラマでは主人公を毎回映像を出さないといけないし、曖昧な見せ方は混乱を起こす。11話は想像以上に長丁場だ。そんな中で、森下さんは頑張ったと思います。一番真剣にみたドラマです。

■2位  時効警察    平均点 4.08  ばらつきは大きいが、8話は完璧だ
最初は何じゃ、こりゃだった。どう考えていいのか戸惑いました。ただ小ネタに共感した。1話の「3月生まれは何をやっても勝てなかった」は自分の実感です。一番強烈なのは8話の数学者の犯罪だ。「多め亭」のエピソードは数学の論理学の例題なのでしょうか? 今も大好きです。それに主人公がゲーデルの勉強をしたくて、大学に入ったなんって素晴らしい。役者さんも、オダギリージョーさんが、素敵な味を出した。あのSALAの化粧品CMの美女麻生久美子さんが三日月役で、恋の妄想する婦警なんて最高です。ふせえりさん、江口のりこさんなど、脇も芸達者さんで新鮮でした。ゲストもくしゃみの森口瑤子さん、貧乏子だくさんの葉月さんも、楽しかった。是非続編を希望します。

■3位  繋がれた明日   平均点 4.38  どこまでも暗く重い
主人公の青木崇高の目力が素晴らしい。少年犯罪で仮釈、待ち受けた社会は余りにも過酷だった。保護司によって、本人と職場で救われ、家族とぶつかり救われる。被害者の恋人とぶつかり救われる。しかし、被害者の家族までに救われることはない。しかし、残った刑期を自ら志願して終える。その後の、主人公がカメラに向かって叫ぶ言葉隆太「俺は人を殺した、許されないことをした、でも、人として生きていきたいと思います、精一杯生きていこうと思います、これからもよろしくお願いします」が、単純にしてありきたりだが、実に清々しい。ドラマとは思えない、ドキュメンタリーのような見せ方に、新鮮さを感じた。NHK渾身の一作と感じた。

■4位  けものみち   平均点 4.28  古くさいが素敵です
男と女、老と若、金と権力(政治)、愛と憎しみ、昔ながらのドラマのテーマを昭和の臭い台詞と映像で描いた。昔ながらのドラマ、嫌いではありません。テーマは古く、展開で納得いかない部分もありました。主役級の小滝と久垣の立場の変化が、説明不足だったような・・・。米子や秦野の死に方も、納得しかねた・・・。何より最後の結末が、意味不明な描き方だったような・・・。しかし、そんなことは些細なことに思えるのだ。鬼頭と米子と民子のエロさ満開桜、小滝と久垣の男の魅力汁、秦野や黒谷の小動物的なチョロチョロ感、美代子と奈々美のユルイお馬鹿さ、キャラと演技の一致が最高でした。役者で見せてくれたドラマでした。こんなドラマも見たいのだ。

■5位  相棒    平均点 3.78   我が家の定番だ
前回に続いて、我が家での定番ドラマ、マンネリでもいいのです。満足度高い王道ドラマだ。やはり、回によってばらつきはある。一番楽しかったのは原沙知絵さんが出た「天才の系譜」でした。姪で登場して、ミニ右京として推理を働かす。右京が、困惑することがこんなに楽しいなんて・・・しかも、原さんも演じて楽しそうで、知的で生き生きした魅力的な演技でした。肝心の事件のネタは面白くなかったのは愛嬌でしょうか。鈴木杏樹さんの「ついてない女」は新鮮な切り口だった。いつもは、死体や事件が起きて、相棒登場だが、今回は、犯人がバスに乗って高飛びする・・それを右京が密着する。薫が、事件と死体を探すのだ。うまく出来すぎではあるが、最後は、見事なオチも付いていた。平均しても得点高かった。

■6位  神はサイコロ    平均点 3.39  構造上の問題点が気になった
どうしてもドラマの構造上の問題点が気になって、純粋に楽しめなかった。 (1)シリアスとコメディが混在・・・会話の小気味よさで快く感じるときもある。しかし、感動しょうと思うとコメディ・タッチがとどめてしまうのだ。自分は単純な感動ドラマの方が好みです。(2)戻っただけでお腹一杯なのに、何でまた消えるんだ・・・再会して、自分を再構築するだけでも大変だ。10日で消えるなんて、設定が厳しすぎる。再会したことを見せるか、消えるらしいことを見せるか、常に、キャラも戸惑っている。見る方も戸惑っている。そこを一気に書き上げるほどの迫力はなかった。(3)サイドストリーの乗客の話が浅くなる・・・離島便で乗客が少ない設定で助かったが、全員の話を深めることは出来なかった。毎回メインはあっても、他の乗客も一話一日の設定なので描く必要がある。キャラは異様にのんびりしているが、話は忙しすぎた。

■7位  西遊記    平均点 3.32  意外にも好評
いつも月9は10位以下なのに、珍しく好評だった。役者とチープ目のセットとCGで頑張ったと思う。内容はお子様向けで分かりやすいが、ドラマは安くなかった。自分の好みは「時の国」とか「夢の国」で、紅孩児が一番のお気に入りで、難敵だった。ゲスト女優さん、酒井若菜さん、手塚理美さん、須藤理彩さん、菅野莉央ちゃん、良かったな。慎吾君の悟空は、ハイテンションで頑張った、毎回の啖呵は「黄門様の印籠」でした。深津さんの三蔵も、女々しくて(女だ、笑)、弱く、迷う。それでも仲間を大事にしたのは良かった。沙悟浄は究極の女の金魚姫と暮らしたし、猪八戒は、何と子豚を産んだ。そんな脇の話も楽しい。凛凛の水川さんは、日本中にインパクトを与えたと思う。可愛かった。老子も最初は???だったけど、作り込んだキャラは楽しませた。多分、大倉さんしか演じられないキャラだと思う。なんだかんだ、キャラで見せた娯楽作だ。

■8位  アンフェア    平均点 3.18  中盤でアンフェアさが許せず
これはアンフェアです。(1)警察内部の犯行は、アンフェアだ。伏線やテーマで厳しい警察の内省を描いて欲しい。~→最後に小久保が出世してはいけない。(2)キャラが理由もなく、変更される時点で、アンフェアだ。変わる時、それなりのエピソードを描き(伏線でも可)見る者を納得させて欲しい。~→蓮見、牧村、安藤のキャラの説明なしの変更は納得いかない。(3)最後のオチで、すべてが整合性がないのは、アンフェアだ。最後に、このドラマというジグゾーパズルが完成するとは思えない(つまり最高の喜びがない)。瀬崎、誘拐、バツ事件を繋ぐ一つの線は成立してない。ネットの復讐遂行サイトを登場させたけど・・それで説明不能、実現不能だ。~→安藤だけで、すべての犯罪が出来るとは思えない。安藤の幼稚な復讐が最後まで貫いたことも納得いかない。~→細部で説明不能な状況があったし、余計な伏線も多かった。アンフェアな伏線や、アンフェアなフェイクは許されるのか?  中盤までは、とても面白かった。仕掛けも凝っていて見続けた視聴者は多かった。昔の自分なら1位だったでしょう。秦さんの「共犯者」のトラウマです、爆。

■9位  輪舞曲    平均点 3.27   ありえないの爆裂
TBSの思いこみと空回りのドラマだ。壮大なドラマのわりに、細部でザルだった!? 最終回だけでも、あっさり伊崎の残した封書に辞令と警察署があった、爆。ユナを移送した夏目刑事が突然に、仲間の刑事を射殺して、ユナを龍吾の元に連れる。龍吾に監禁されたユナが、今まで出来なかったのに、最後は数時間でプログラムを完成した。何故か宋が、キムたちを射殺して、HDをとっていく、などなど・・・。役者さんは芸達者だ。竹野内さん、橋爪さん、杉浦さん、熱演です。アップが多いけど、揺れる画面と撮影も画面作りも凝っている。ストリーも複雑で、これでもか、これでもか、と作り込んである。しかし、肝心の大きなところで、ユルユルで視聴者の共感を得られない。細部まで念入りに作り込めば凄いドラマになったはずだ。でも、ジウ姫大好きなので、この順位です、笑い。

■10位  Ns’あおい   平均点 2.86  その病院は危ない、やめなさい
最後は超ユルユル人情ドラマだ。ぶちこわしだけど、あおいも高樹先生も、桜川病院を早く辞めるべきだ。患者は3ヶ月同じだ、医者は2人半(半は田所副院長で、管理職だから)の病棟だ、看護師は同じで、勤務交代しているのか分からない。地方大学出身だと出世できない・・あり得ないだろう? あおい、高樹先生なら、どこでもやっていけます・・笑い。そんな設定で白けてしまった。漫画お馬鹿ドラマに徹すれば別の見方もあったが、意外と深刻な問題提起もあった。看護師は、救急の現場でどこまでやれるか? 法と超法規的な救命の場面で・・・解釈は多様で、答は出ない。このドラマでは、人道的処置で処分なしになったけど・・?? 役者さんは頑張ったけど、中途半端な描き方だった。

■11位  夜王    平均点 2.82  ホストに興味なし
ホストに興味なく、祭と同じ立場で、引いて見ていた。しかし、中盤からしつこく、ホストクラブは女性を癒し幸せにする場所か、楽しませて金が生まれる場所かで、遼介と聖也が競いだしてから面白くなった。それは終盤まで、どんどん盛り上がってきた。ホストを扱っているが、描き方は昔ながらの日本映画の王道の○クザ映画か、任侠時代劇だ。最終回は、親分の死後、兄弟で仁義と金を争っていたが、巨大な組が資金を持ち込んだ。今までのことは水に流して、協力して戦う、そして、組を立て直した。ホスト役のイケメン役者さんで、かみさんも終盤は楽しんだ。「ようこそロミオへ」。ドンペリゴールド(30万円)、ロゼ(10万円)、リシャール、シャンパンタワーと楽しかったです。

■12位  喰いタン   平均点 2.28  お馬鹿ドラマでしたね
探偵物なのに、掟破りの低温系のドラマだよね・・緊張感なしユルユルだ。でも、東さんの不思議な存在感や、京野ことみさんの男口調など、新鮮だった。

■13位  ガチバカ   平均点 2.15
ベタな学園ドラマでした。だから最終回だけ面白かった。なんだかんだと、全部見ましたヨ。高橋克典ドラマは、我が家では何故か見てしまう。不思議だ・・・。

■ワースト作品  小早川伸木の恋    3話で脱落
ワースト作品は脱落したドラマはあげないのだが、これはいいだろう。医療ドラマは我慢して見るのですが、これは3話で脱落、原因は片瀬那奈さんの妙子と、そんな妻に優しいのか情けないのか付き合っている伸木が、信じられなかった。自分が、若くて元気なら最後まで見たかな?

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(NHKドラマ)

■5位相当  氷壁      平均点 4.00
前半、とくに2話までの山岳シーンは圧倒的で、最高だった。しかし、最終的には主人公の思いこみの暴走で、周りを大混乱にするだけの話に終わった。そして裏の実質的な主人公の美那子の心情が理解できなかった。結局、大人の八代の愛し方が究極である・・・そんな馬鹿な終わり方なの? もっと描き方があった、挑戦は評価するが・・・平地編が破綻していた。

■6位相当  出雲の阿国    平均点 3.63
秀吉の時代の京の庶民の生活の変化を見事に描いた。そこは新鮮だった。阿国は歌舞伎に、形式を越えて、時代の新しい全てを取り入れた。愛し、捨てられ、失った三九郎との愛さえ、歌舞伎に取り込んだ。形式で、芸術に高めたい三九郎は「阿国はお化けだ」と敗北し、お菊と姿をくらます。阿国は一人で踊りを極めた。ドラマでは阿国役の菊川怜さんが、芸術家としての凄みまで演じきれなかったのが残念だ。

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各賞は白夜行に集中してしまった。また理由も客観性のない個人的好みですみません。

■主演男優    オダギリ・ジョー(時効警察)~ よくぞ、演じてくれた
       次点 青木崇高(繋がれた明日)~ 目力の素晴らしさ

■主演女優    綾瀬はるか(白夜行)  ~ はるかタン、プチ濡れ場、サイコー
       次点 麻生久美子(時効警察) ~ SALAのCMの美女が笑いを

■助演男優    武田鉄矢(白夜行)   ~ くたびれたコートに執念が
       次点 佐藤浩市(けものみち) ~ 何者だ? でも格好いい

■助演女優    八千草薫(白夜行)   ~ 最後の台詞だけで決定
       次点 京野ことみ(喰いタン) ~ 無理して男になった、叱ってほしい

■子役      向井地美雪(アンフェア)~ 台詞がなくても最高に演じられる

■脚本賞     森下佳子(白夜行)   ~ 原作を映像にする苦難、暗い内容が美しい
     次点 ケラリーノ・サンドロヴィッチ(時効警察8話) 完璧の1話

■演出      自分には評価できず

■主題歌     「影」柴咲こう(白夜行)

■せりふ     礼子「二人して、そのザマか、哀れやな~」(白夜行)

■素敵な男優   志賀廣太郎(アンフェア)~ 綺麗な声で存在感たっぷり
           前川泰之(けものみち) ~ 哀れに犬のように・・
           尾上寛之(繋がれた明日)~ ワルになれない良い人
           平幹二郎(けものみち) ~ 大御所ですが、エロさに圧倒された

■素敵な女優   ふせえり(時効警察)  ~ 間合いと空気が凄い
           大塚ちひろ(白夜行)  ~ めがね美人フォー
           福田麻由子(白夜行)  ~ あなたは子役ではなく女優です
           水川あさみ(西遊記)  ~ 日本中に魅力を認知させた
           大川栄子(神はサイコロ)~ 懐かしい、これからも出てください
            ジウ姫(輪舞曲)    ~ おじさんは一応押さえておきます、OTL。

■ゲスト役者   原沙知絵(相棒16話) ~ 右京そっくりを演じた、楽しそう
          石井正則(西遊記8話) ~ 時空を行き来できる弱い妖怪、好きです
          木内晶子(夜王8話)  ~ 演技は別にして、美しさが輝く




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