Day4

[Day4] 8月11日(金) 今日も曇り空。

昨日の事態がどうなっているのか気になっていたので早めに起きる。
チェックアウト日なので荷物を片付けつつ、テレビをつけてニュースを見ました。
どの局でも朝から空港と中継をつないで状況を報告している。
空港で夜を明かした人たちのインタビューや、プラスチックバックを配布する様子、大きなゴミ箱いっぱいの液体・ジェル製品、銃を持って警備にあたる警察官。
今日も厳戒態勢が続いている様子。
相変わらず十分なリスニングができないものの、旅行を予定している人は極力変更してほしいこと、やむを得ず出かける場合も、家を出る前にフライトや空港の情報を十分確認してから出かけてほしいことなどが告げられていたことはわかった。
運行状況についての説明では、長距離便を中心に運行している便もあるようだ・・・が、その時耳に入った言葉「except easyJet」。げげっ!
昨日ネットでチェックした時点で欠航便のリストになかったけど、やはり欠航になったか・・・?!(涙)
情報収集せねば!さてこの近く、どこでネットができただろう・・?
そんなことを考えつつ、朝食を取り、チェックアウトに向かったちょうどその時、携帯にスイスの知人からメールが。

朝からジュネーブ便は欠航で、午後になっても運行再開の見込みはないだろうと。
この場合、ユーロスターが第一選択で、この件についてはすでに、昨日までお世話になっていた知人に依頼してくれたとのことでした・・・がーん!・・・やはりそうですか。
きっと知人は早朝から情報収集、もろもろ手配にあたってくれたに違いない・・・感謝!
予定通り飛行機が飛ぶという淡い期待は見事に砕かれたこの時点で、今日の午前中に予定していたロンドン午前半日観光ツアー、今夜のジュネーブのホテルの予約、明日のシャモニー日帰りの予定は、残念ですが全てキャンセルだな・・・を覚悟しました。
うまいこと明日中にジュネーブに行ければラッキー。空港泊だな・・と。

ま、相当焦ってましたが、焦ってるだけ。頭は全く働かない。・・・ジタバタしても仕方ない。
ロンドンの知人と連絡を取るように言われたので、言われた通りにひとまず電話。
すると、午前中の列車が取れる見込みはないから、午前半日観光ツアーに参加し、帰ってきたら連絡するようにとの指示。
きっと今頃、皆さん、ものすごい勢いで動いてくださっているんだろうなぁ・・・そんな中で、当の本人が、のん気に観光してていいのか???と疑問を抱きつつ、でも考えてみれば、今の私に何ができる?!言われたことを言われたとおりにするまで・・・
というわけで、お言葉に甘え、予定通り観光ツアーに参加させていただくことにしました。
せっかく頂いた機会、大事にしなきゃバチがあたるわ・・・。

ところがところが!!!
途中、トイレに行きたくて焦っているうちに、ロンドンの知人からの電話を取り逃がしてしまうという大失態!!
急いでオフィスにかけなおすが、話中で繋がらない・・・絶対大事な用件だよっ!!><
仕方がない、とにかく何度もトライ。
(おそらく、両方が同時にかけ続けてしまったために繋がらなかったのではないかと思われる。この時はパニくっててそんなことにも気付かなかった・・・・)
結局15分後くらいかな、や~~~~っとつながった。先方も電話に出ないっ!!、と、かなり心配された様子・・・本当にすいませんでした!><

やはりユーロスターでの移動が確保できそうだという連絡でした。
しかも、パリでTGVに乗り継ぎ、日付を少し越えるが今日中にジュネーブに入れるとのこと!
おお~~~っ!!!素晴らしい!「お願いします!」と速攻依頼。
近距離フライトが軒並みキャンセルになっている今日、みんな次に考えることは陸路の移動なわけで、そんな状況の中で席を確保してくださった知人や、関わってくださった方々、ホントに尊敬ですっ!!!
ご尽力に感謝!感謝!感謝!感謝!(>▽<)

ツアー後、チケットを受け取りに行き、知人に再会。昨日別れた時には、よもやこんなに早く再会するとは思わなかった・・・
ロンドン-パリ北駅間のユーロスターのチケット、パリリヨン駅-ジュネーブ間のTGVのチケットを受け取る。
これだけでも、かなりありがたく受け取ったのですが、なんとさらに、これからの行動について、詳細に紙に書いてくださっていた!!
おおおおおお~~~~~~!!!すごすぎて涙ちょちょ切れそうです(T^T)
内容は以下の通り。
「1)ウォータールーの駅へ バスなら○番、お金£○
2)スイスフランは持っていますか?なかったらウォータールーで手に入れてね。ジュネーブでタクシー代いるよ。
3)ユーロスターがパリ北駅につく5分前になったら、荷物をもってドアの前にスタンバイ。急いでタクシー乗り場に並んでください。(構内図入り)
4)タクシーに乗って「GARE DE LYON FOR TGV TO GENEVA」
5)Lyon駅に着いたらタクシーを降りて、「GRAND LINE(遠距離という意味)」か「TGV」という表示に従ってTGV乗り場に行く。
6)2連結だと7と8の間は通れない(8と9かも) ぎりぎりにのる時、連結をよく見て、7と8の間に連結があったら必死に走って8号車に必ず乗ること
7)ジュネーブについたら、タクシーでホテルへ。「(ホテルの住所、電話番号)」 ホテルへは夜中につくこと連絡スミ
気をつけてね。」

最後に知人から一言。
「この間言った通り(ロンドンでは時間通りに電車は来ないという話)、ロンドンていう街は予定通りにはいかないのよ~。シビれるでしょ♪^^」
うはっ!その発想が素敵です!
ホント、いろんな意味で刺激的な街、ロンドン!!w
もっとゆっくり時間をとって、また絶対来ますっ!!!って感じでした。
本当にいろいろとお世話になりましたとお礼を言って別れました。
きっと相当頑張って押さえてくださったであろう貴重な1席・・・ホント何度お礼を言っても足りないくらいです・・・

さて、ここからは私の出番。
これまでは他の方の力でしたが、ここからは私自身が移動しなければなりません。(あたり前w)
多大なご尽力のおかげで、やっと確保していただいたルートですから、うっかり乗り遅れとか乗り間違いとか絶対ナシでしょー!
幸い心強い指示書(w)があるので、きちんと指示をこなすのみですが。
期せずして、鉄道ファンならヨダレもののユーロスターの旅。なんか、すごいことになってます・・・
実際には「列車の旅を楽しむ」なんて余裕は全くありませんでしたが。

ウォータールー駅はやはりすごい人でした。
ワンフロア下のユーロスターの改札口へ降りるのもチェックインが始まってから・・と、エスカレーターやエレベーターの前に警備員(係員?)の人がいて、規制されていました。
ちょっと早かったので時間を潰し、チェックイン開始と同時に改札に向かいました。
検札して、手荷物検査を受け、パスポートコントロールへ。
すると、フランス入国の、汽車のマーク入りのスタンプ押してもらえました!
おっ!初めてもらった汽車のスタンプ。ちょっとうれしいかも。
待合室(?)も沢山の人であふれていました。
奥のほうのベンチが空いているっぽかったのでそっちに向かうと、ちょうど両替所も見つけたのでポンドをスイスフランに両替・・・よし、ひとつ指示完了。
結構時間に余裕があったので、フランスパンのサンドイッチで遅いお昼をとりつつ発車を待ちました。
発車時刻の30分前、ホームへ向かう手前のゲートが開き、ホームへ向かう。
ああ、これでいよいよロンドンともお別れだわ。
いろいろあったけど、それなりに楽しかったし、課題もできたし、またきっと来る!と心の中でつぶやく・・・

車中、通路の反対側に座ったイギリス人の若いご夫婦。何ヶ月くらいだろう・・・乳児を連れていたんですが、その赤ちゃんが私のことをガン見w。
あまりのガン見ぶりにご両親も視線の先を気にするくらいw
かわいいねぇ~ 赤ちゃんはみんなかわいいけど、ブルーの目がくりくりでホントにかわいい子でしたわ^^
私も気の利いた一言でも言えればいいんですが、言葉が出てこない上に、クィーンズイングリッシュ恐怖症・・・(汗) 結局何も言えないヘタレな私(涙)。

長い長いトンネルを通ってドーバー海峡を渡りフランスへ。
のどかな田園風景が続き、建物が増えてきたな・・と思ったら、もうパリの近く。
指示書に従い、デッキに出て荷物を持ってスタンバイOK。
北駅に到着後、迷うことなくタクシー乗り場に向かって突き進み(w)、タクシーに乗車。
タクシー待ちの人はまだほとんどいなくて、すぐに乗車完了!よしっ!
そしてタクシーの車窓から、しばしのパリ観光。
午前中はバスの車窓からロンドン観光、午後はタクシーの車窓からちょっとだけパリ観光。
今日はそんな1日らしい。

そして無事にリヨン駅に到着。北駅に到着後、わずか10分!
駅構内に入るとすぐにTGVの文字が目に入る。
さすが、タクシーの運転手さんに見せた指令書に「TGV to GENEVA」と書いてくれてあったので、ちゃんと一番近いところにおろしてくれてました!
すばらしい!発車1時間前に着いたよ!あとは車両を間違えないように乗ればOK。
時間があったので、夕食を探す。ロンドン市内ではなんだかパンばっかり食べてたので、パン以外のものを探してみましたが、駅構内の店舗ではさすがに見つけられず・・・そして今夜もサンドイッチw
この売店のカプチーノは激甘かったっ! 所変われば品変わる、ですかね。
一緒に買ったカヌレはおいしかったです。

リヨン駅でも沢山の人がいて、その中を、銃を持った軍人らしき方々が警備してました。
普段目にしない「本物の銃を持つ人」。
テレビの中の、遠い世界のことのように感じていましたが、今目の前にある現実なんだな、としみじみ思いました。

さて、予定の電車のプラットホーム案内の表示が出たので移動。
1車両分くらいの連結があるあたり・・・と思っていたので、何も考えずホームを進んでいったんですが、ふとみると6両目。
あれ?と思ってよく見ると、次は5号車・・・なんと一番手前が既に8両目。突き進みすぎでした(汗)
週末のみの臨時列車だったからでしょうかね、8両編成だったみたいです。
車両、座席番号を確認し、よし!乗った!今日の行程一番の懸案地点、無事通過~!
列車が動き出してすぐに、無事に乗り継いだことをスイスの知人に連絡。ずっと心配してくれてるに違いない・・・すいません、お世話かけます。

だんだん辺りが暗くなってきて、ほどなく真っ暗に。
一緒に乗っている人たちは、ほとんどみんな寝てました。
パリを出て3時間半あまり、とうとうジュネーブに到着!
電車を降り、誰もいないフランス出国とスイス入国のカウンター、最後にグリーンの税関を通過してスイスに入国!
相変わらずのスルーパスですが、今回は近くに警備らしき人が2人立っていました。

0時を越えているというのに、ジュネーブのコルナバン駅はたくさんの人がいました。
ここも最近は治安が悪いと聞いていたので、さっさとタクシー乗り場へ行き、タクシーに乗車。
ドライバーさん、女性でした。しかもおばさんというよりおばあさんの域かも?!っていう風情の方。
と~っても安全運転で、しばしのドライブの後、無事にホテルに到着!着いたぞぉ~!
なんとも長い長い1日でした!!
チェックインして部屋に入り、無事に着いたことを知人にメールでご報告。
本当に本当にありがとうございました!!

なんだかんだいいながら、移動に時間がかかった事以外は当初の予定通りという結果に。
朝一あきらめたロンドン半日観光も、ジュネーブのホテルの予約も、明日のシャモニーへのデイトリップも、全てそのままdo!
素晴らしいじゃないですかっ!!
ご尽力頂いた関係各位、そして、私が乗ったがために電車に乗れなかったであろう人達にもホントに感謝感謝です。
ホントにすばらしい方々にお世話になれたこと、つくづく私は幸せモノだと思いました。
神様に感謝です(こんな時だけw)。
とまあ、余韻に浸る余裕もなく、明日朝8時過ぎに駅近くのバスターミナルに行かねばならないため、荷物整理もそこそこに、即行おやすみなさいでした・・・・


余談ですが、ジュネーブのホテルに着いた時、中国系らしきおじさん2人がフロントにタクシー2台呼んでくれと言っていました。
この時間からおでかけですか・・・と思いつつ、チェックインの手続きをしていました。
フロントのお兄さんがタクシー会社に電話をかけたところ、人数を尋ねられたらしく「何人乗るの?」と聞いていました。
が。どうやら英語がよくわからないらしく、おじさんは「Two taxi」と繰り返すばかり。
フロントの人も困った顔してるよ・・・と思ってたら、二人で私を見る。
いやいや^^;、同じアジア人だからって私に助けを求められても・・・(汗)
しょうがないので、簡単な英単語とジェスチャーで、タクシーの数じゃなくて、人の数、あなたが1人目、あなたが2人目、で、結局全部で何人?って聞いたら、「8!」 すっげ~!通じたよ!
私の英語理解も相当怪しいが、私より怪しくても旅行してる人がいる・・・ちょっと安心^^(してる場合じゃない!w)
後から思えば、中国人の方なら漢字を書けば一発だったかなと。
ま、ホントに中国人だったのかどうかはわかりませんけどね。
いろんな人が旅をしてるんだなぁ~と思った出来事でした。


【後日談】
後日、スイスの知人に会って、この日の話を聞きました。
ロンドンの知人とかなり連絡を取りあって、いろいろ考えてくださったようです。
船便等のいろんなルートを考えたり、その日のうちにジュネーブに行けなかった場合のことや、またチケットが取れてからも、万一パリで乗り遅れてパリ泊になった場合のこと等など。
どうせパリ泊になるなら、パリ観光もできるように・・・と、個人ガイドさんまでチェックしてくれたのだそうです。
パリ北駅での乗り換えも、ロンドンの知人は私に「私も出張の時、急いでいるとこうするのよ」とだけ話してくれたのですが、実はパリに直接連絡をして、北駅の構内の様子やら、道路の混雑状況までチェックしてくれていたのだとか・・・すごいっす。
私に出す情報も、あまり詳細な情報を出すと私が不安になるから、情報はここまでと決めてコントロールしてたそうです。

そして、かなり多くの方が移動手段を断たれたり、ヒースローで乗り継げなかったりと、数日たってからも、まだその影響が残っている・・・と。
いろんな人に旅行の話をすると「強運ですね!」と言われましたが、強運というよりやはり関わってくれた皆さんの努力の賜物。
ホント、感謝してもしきれないと思います。
感謝って、どうやったら足りるんでしょうね?

私がこの時ひとりでロンドンを旅行していることを知っていた多くの皆さんにも、随分ご心配をおかけする結果となってしまったこと、本当に申し訳なく思っています。
多くの皆さんのご尽力により、無事に旅行を終えることができたこと、改めてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

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