デンマークでの災難 ２
車が壊れたというのに、うちのダンナときたら
『 車が壊れた記念写真とっとこーーっと 』 などと
AUTOHJELPのおじさんが作業してる模様をデジカメでパチッ！
『 PUSちゃ～～ん、こっち向いて～～ 』 パチッ！
おのれはこんな時に一体何しとんねん！！
→ そういうワタシもポーズ取ってたりする。
我家のスーパーカーは、デンマークはオーフスの３ｋｍほど手前で
ご臨終あそばしたわけですが、その日はオールボーに宿泊する予定で
ホテルも押さえてあったんですよ。
と、DANSK AUTOHJELPのおじさんは
『 この車は、オーフスの修理場に持って行くから
今夜はオーフスで泊りね。 ボクがホテル探してあげるから 』
『 ええええええーーーーーーっ！！ 他にどっか
修理してくれる修理場ありませんのん？ 』
『 残念でした～～。 オーフスには一つしか
修理場がないんだよん 』
こういう他に選択肢のないところが北欧ですね！！
そういう訳で、AUTOHJELPのおじさんは、ワタシたちの車を
修理場に運び、私たちをホテルに送ってから去って行った。
『 オーフスで立ち往生なんて絶対いやだ～～～～！！
新しい車のバッテリーさえあればな～～。 バッテリーの
調子が悪い事は薄々気付いてたけど、あああ～～～
ドイツで新しいバッテリーを買っとくんだった！！ 』
などと悔やむダンナ。
しかし、その日は日曜で、スーパー以外のお店は全部閉まってるわけで
かといって、このまま何もせず、修理場が開く火曜日まで悶々と
待つのもいやだったので、とりあえず、またノルウェーのNAFに
電話して、こういう場合はどうすればいいのか事の成り行きを
話して相談したら、車をデンマークに残して電車で！！
オスロに帰り、修理が終わったらデンマークに車を取りにくればいい。
それにかかる交通費 （ 電車に限る！ ）・ 宿泊費は全額NAFが
カバーするとの事。
しかしながら、車の修理が済んだとしても、仕事の都合ですぐには
デンマークに戻って来れない可能性もあるし、車の中には
ドイツで買い物した食料、義理ママに頼まれて買い物した品など
長期に車に放置しておけないものが色々あったので
車なしでノルウェーに帰るのだけは絶対いやだったわけなんですよ。
と、その時、ある考えが浮かんだ。
『 車のバッテリーやったらガソリンスタンドに行ったら
買えるやん！ 』
ホテルの周辺を見回すと、何軒かガソリンスタンドがあった、あった。
そしてカーナビを使って、ホテルから修理場への距離を
調べたら、わずか３ｋｍ。 歩いて行ける距離ですね。
バッテリーは重いけど・・・・。
で、さっそくガソリンスタンドに向かうと
デンマークのガソリンスタンドは
食いもんしか置いとらんやんけ。
一体どないなっとんねん、このガソリンスタンドは！！！
ノルウェーのガソリンスタンドなら、バッテリーとか車に必要な
小物とか色々置いてますけどね。
で、ガソリンスタンドのおねえさまに
『 車のバッテリーは置いてないんですかね？
車のバッテリーなんかはどこへ行ったら手に入る
んでしょう？ 』
と聞いたら
『 知らん 』 → これ専門ですね！
何軒かガソリンスタンドをハシゴしたんですけど、どこもかしこも
食いもんのオンパレード。
そんな訳で、必要なバッテリーも手に入らないし
車の様子を見に行ってみたところで何も出来ない事は
わかっていたんですが、何かできるかもしれない・・・・
と、なかなかしぶといワタシたち。
で、車の修理場に行ってみる事にしたんですよ。
修理場にたどり着いて、ダンナが車の下を覗きこんだとき
ああああああああああっ！！！！
と、ヤツは叫び声をあげた。
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